11 / 79
第11話 女神の試練と出逢い⑦
「やっ、あッッ、ああぁぁ…だ、ダメ……イク……イク、ぅぅぅ……」
雅成が身体を大きく跳ねさせた。
イった余韻を与えず攻め続けられ、蜜を出したいのに出せず、雅成は啜り泣く。
「泣かないでください。どこがどう気持ちよくて、何をして欲しいか言葉でねだることができれば、願いを叶えて差し上げますよ」
森本の提案を聞いてしまえば、きっと雅成の欲望は止まらず、痴態をさらすということはわかっていた。
しかしイケない苦しみから解放されたい。
欲望を言わずにはいかなかった。
「乳首も、太ももも、楔も……全部…きもち……いい……」
「それでどうされたいんですか?」
「リングを……外して……。蜜を弾けさせて……イカせて……」
涙ながらに訴えると、森本が雅成の耳元で悪魔の囁きをする。
「乳首と太ももと楔を痛ぶられ、拓海様の指で媚肉を広げられたら、楔で貫かれたら……どうなるのでしょうね」
瞬時にして雅成は森本の言葉を想像してしまい、胸が飛び跳ねる。
(そんなことされたら……そんなことされたら……)
期待で触られてもいない蕾が、パクパク収縮された。
「ほら、お願いされたらいかがですか?」
指で弱いところを押し上げられ、媚肉を広げられたら、どうなってしまうのだろう……。
楔で指では届かないところを広げられたら、どうなってしまうのだろう……。
一度想像してしまえば、拓海が欲しくて欲しくてたまらない。
今度は自らの指を蕾の中に差し込む。
「あ、ああ……ぁぁ…」
鼻から抜けるような甘い声。
さらに指を奥に押し込み、弱いところを押し上げる。
「ふあ、ぁぁああ……」
ーここに拓海の指が入ったら、どうなってしまうのだろう……ー
考えると期待で胸が高鳴る。
「拓海……早く……早く、来て……。ほら、こんなに柔らかい……」
雅成は蕾を開いて、媚肉を見せた。
二人はは自立するまで清い関係でいようと約束していた。
でも雅成は拓海と一緒にいればいるほど、肌を重ねたかった。抱いて欲しかった。一つになりたかった。
毎晩、拓海が自分の中に入ってきていることを想像しながら、自慰していた。
その夢がついに今、叶おうとしている。
「拓海。お腹の奥が寂しい……。触って……」
ガラス越しに、拓海が息を呑むのがわかった。
追い討ちをかけるように、雅成は自らの指を蕾の中に差し込む。
「あ、ああ……ぁぁ…」
鼻から抜けるような甘い声。
さらに指を奥に押し込み、弱いところを押し上げる。
「ふあ、ぁぁああ……」
ーここの奥に、拓海の楔が入っていったら、どうなってしまうのだろう……ー
考えると期待で胸が高鳴る。
「拓海……早く……早く、来て……。ほら、こんなに柔らかい……」
拓海がゴクリ生唾を飲むと、雅成がいる部屋の部屋のドアを開く。
まっすぐベッドに近づいていくと、周りにいた四人の男達と森本はサッと消えていき、部屋には雅成と拓海だけになった。
ともだちにシェアしよう!