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第11話 女神の試練と出逢い⑦

「やっ、あッッ、ああぁぁ…だ、ダメ……イク……イク、ぅぅぅ……」  雅成が身体を大きく跳ねさせた。  イった余韻を与えず攻め続けられ、蜜を出したいのに出せず、雅成は啜り泣く。 「泣かないでください。どこがどう気持ちよくて、何をして欲しいか言葉でねだることができれば、願いを叶えて差し上げますよ」  森本の提案を聞いてしまえば、きっと雅成の欲望は止まらず、痴態をさらすということはわかっていた。  しかしイケない苦しみから解放されたい。  欲望を言わずにはいかなかった。   「乳首も、太ももも、楔も……全部…きもち……いい……」 「それでどうされたいんですか?」 「リングを……外して……。蜜を弾けさせて……イカせて……」  涙ながらに訴えると、森本が雅成の耳元で悪魔の囁きをする。 「乳首と太ももと楔を痛ぶられ、拓海様の指で媚肉を広げられたら、楔で貫かれたら……どうなるのでしょうね」  瞬時にして雅成は森本の言葉を想像してしまい、胸が飛び跳ねる。 (そんなことされたら……そんなことされたら……)  期待で触られてもいない蕾が、パクパク収縮された。 「ほら、お願いされたらいかがですか?」  指で弱いところを押し上げられ、媚肉を広げられたら、どうなってしまうのだろう……。  楔で指では届かないところを広げられたら、どうなってしまうのだろう……。  一度想像してしまえば、拓海が欲しくて欲しくてたまらない。  今度は自らの指を蕾の中に差し込む。 「あ、ああ……ぁぁ…」  鼻から抜けるような甘い声。  さらに指を奥に押し込み、弱いところを押し上げる。 「ふあ、ぁぁああ……」 ーここに拓海の指が入ったら、どうなってしまうのだろう……ー  考えると期待で胸が高鳴る。 「拓海……早く……早く、来て……。ほら、こんなに柔らかい……」  雅成は蕾を開いて、媚肉を見せた。  二人はは自立するまで清い関係でいようと約束していた。  でも雅成は拓海と一緒にいればいるほど、肌を重ねたかった。抱いて欲しかった。一つになりたかった。  毎晩、拓海が自分の中に入ってきていることを想像しながら、自慰していた。  その夢がついに今、叶おうとしている。 「拓海。お腹の奥が寂しい……。触って……」  ガラス越しに、拓海が息を呑むのがわかった。  追い討ちをかけるように、雅成は自らの指を蕾の中に差し込む。 「あ、ああ……ぁぁ…」  鼻から抜けるような甘い声。  さらに指を奥に押し込み、弱いところを押し上げる。 「ふあ、ぁぁああ……」 ーここの奥に、拓海の楔が入っていったら、どうなってしまうのだろう……ー  考えると期待で胸が高鳴る。 「拓海……早く……早く、来て……。ほら、こんなに柔らかい……」  拓海がゴクリ生唾を飲むと、雅成がいる部屋の部屋のドアを開く。  まっすぐベッドに近づいていくと、周りにいた四人の男達と森本はサッと消えていき、部屋には雅成と拓海だけになった。

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