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第15話 女神の試練と出逢い 11
「もっと……きて……ぎゅって……して……」
雅成さ両腕を広げて、拓海を待つ。
目に涙を溜めて、拓海が雅成と繋がったまま抱きしめる。
幸せの涙は雅成に伝いシーツを濡らした。
「愛してる雅成」
ゆっくりと慈しむように、拓海は律動を始める。
「あっ……ふ、んん……はぁ、あぁぁぁ……」
律動に合わせて雅成の身体も揺れる。
その時、ある部分をカリが押し上げると、ドクンッと心臓が跳ね全身が粟立つほどの快楽が身体を駆け巡る。
「ひぃゃぁ……、ダメっ……そこ……ダメ……」
ダメだと言いながらも雅成の楔からの蜜は止まることを知らない。
「怖い……拓海……そこ、怖い……」
雅成はより拓海に抱きつく。
「大丈夫だよ。何も怖がらなくていい。ここが雅成の弱くて気持ちいいところだよ」
楔を一度蕾に付近まで抜き、そしてまたじわじわ媚肉を割って入っていき、弱いところをにカリがひっかける。
それを何度も繰り返す。
はじめは怖がっていた雅成も、次第に蕩けた顔になり、艶かしい喘ぎ声を発した。
最奥の壁を先端でおしあげられると、声なく達してしまう。
絶え間なく与えられる快楽で、媚肉がずっとずっと引くついている。
雅成の身体に入っていた力が抜けていったことを感じた拓海は、次第に律動を力強くした。
ぱんぱんと雅成の双丘と拓海の楔の根本がぶつかる音。
ぐぽぐぽと愛液を中で掻き回される音、雅成をより興奮させた。
「いい……きもち……いい……」
うわごとのように雅成が言うと、
「俺もだよ」
拓海が答える。
そして拓海の律動が早くなり、媚肉や弱いところ、最奥の壁を押し上げる。
「だめ……イク……イッちゃ……うぅぅぅ……———っつ!」
堪えることができなかった雅成は、媚肉で拓海の楔を引きちぎらんばかりに締め上げ絶頂に達する。
それに釣られるように、拓海も雅成の中で達する。
熱すぎる拓海の精が、最奥にぶち当てられると、雅成は誘われるように、甘い蜜を解き放った。
もう二度と離したくないと、汗ばんだ身体で抱き合い、雅成は拓海の腰に足を回し絡める。
「雅成、そんなことされたら動けないよ」
困ったように拓海が言うと、
「僕の中が拓海の形になるまで、ずっと繋がっていて……」
雅成が拓海の胸に顔を埋める。
拓海はゆっくりと焦らすように律動し、雅成は甘イキを繰り返す。
口付けを交わしながら、互いの愛を確かめ合いながら……。
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