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第39話 伴侶 ⑦
「雅成の中で、蕩けてしまいそうだ」
雅成の中をみっちりと絡みついた媚肉を拓海の楔が、じっくりと味わう。
楔が中で脈打つ刺激でさえ愛おしい。愉悦が雅成の神経をより敏感にした。
「拓海……僕の中……気持ち、いい?」
拓海に雅成がもたれかかる。
「ああ。気持ちいい……」
銀色の雅成の髪を掬い上げ、拓海がキスをする。
「じゃあ、もっと気持ちよく……させて、あげる……」
媚肉で拓海の楔を咥え込んだまま、腰を前後に振る。
「あっ……あっぁぁ……ああ……」
拓海を気持ちよくさせたいのに、無意識に自分から弱いところにカリを押し当ててしまう。
でもいつも拓海があたえてくれる、頭を焼き尽くすような淫楽はない。
「拓海……拓、海……」
もどかしい刺激に悶えていると、
「ひやぁぁ……ああ……ぁぁっ」
ルイが雅成の睾丸をもみながら鈴口に唇を当て、滲み出ていた蜜を吸い上げる。
鈴口から腰の奥まで痛みにも似た快楽が走り、媚肉が締まり拓海が「くっ」と小さく唸った。
「姫……俺も、見て……。俺も、姫を気持ちよくさせたい……」
寂しげな瞳でルイが雅成を見上げる。
「ごめんねルイ……」
そっとルイの頬に雅成の手が触れると、ルイが手に頬を擦り寄せる。
「ルイ、僕の楔を可愛がって……できる?」
問いかけにルイは雅成の目をじっと見つめながら頷き、口淫し始める。
それを合図に、拓海がずんっと雅成を貫く。
「んっ、んぅんん……」
前と後を同時に攻められて、喉を反らせた。
二人の男の嫉妬を含んだ熱い視線が注がれる。
「ルイ……上手だよ……」
そういうと、拓海に顎を摘まれ後に振り向かされ、息が止まるかと思うほど、深い口付けをされる。
「拓……海……もっと、突い……て……」
ねだると、きつく吸い上げられながら裏筋を舌先でくすぐられる。
「ん、ん……ふぅぅ……ンン……」
二人に見せつけるように、雅成が両手で自分の乳首を弄ると、目をぎらつかせた拓海とルイが雅成を凝視しながら責め立てる。
拓海の先走りと雅成の愛液がグチュグチュという音をたてて混ざり合うほど中を揺さぶられ、ルイには先端だけを舐められながら、鈴口を爪で引っ掻かれた。
雅成の楔を咥えながら、ルイはパンツをずらし自分の楔を扱き始める。
滲み出したルイの先走りの香が、雅成をさらに煽情的にさせた。
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