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※※ 第25話

抵抗する肉襞が押し返そうと力を込める。するとますます中が締まった。 「……っ、」 じっとしているのが限界で、少しだけ前後に突く。 スートの腰が苦しげに逃げようとする。 その腰をつかんで小刻みに突き上げた。 いやらしい水音が耳に響いた。懇願するスートの大きな瞳に、薄笑う自分の顔が映る。 「……ごめんな、こんな男で」 繋がったまま、傍に隠していたコニャックの小瓶を開け、中身を口に含んだ。そのまま傷口にキスを落とし、コニャックを塗りつける。 初めの反応は薄かった。が、やがてじわりじわりと、熱と痛みが広がっていった。 「いッ……! ……ぅ、ああっ……」 塗ったところを指で触れると、スートは身を捩って吐息を漏らした。 ……苦痛ばかりではないようだ。 僕はまたコニャックの瓶を手にして、果物のようなスートのそれにも、ぽたりと垂らした。 「ひ、……ィッ、あっ!」 するとスートのそれも、スートの体も、酔いに痺れるようにぶるぶると震えた。 白や桃色に近かったスートのそれが、赤みを帯びて充血していく。 「……気持ちいいんだな?」 返事はない。聞くまでもないことだったが。 上半身に視線を移す。触れて欲しそうにつんと張った乳首を爪と指の腹でつまんだ。 びくびくっとスートの腰が震え、 「ィッあっ、……ああああッ!」 唇が気持ち良さそうに喘ぎ声をあげた。同時にキュッと中が締まり、その快感に、思わず僕もうめいた。 「っ、……好きなんだな、こうされるのが」 僕は僕自身を落ち着けるために数度腰を打ち付けてから、物欲しそうな乳首を何度もつねっては弾いた。 その度に濡れたような声が漏れ、内襞はさらにねっとりと絡みつく。もっと奥へと誘うように。 「ふ、か……さ、……もうっ、」 「どうした?」 もう、イカせて……。 涙声の懇願に、こっちの理性も弾け飛ぶ。 しなやかな腰を抱えて乱暴に打ち付ける。 突きながら乳首をピンピンと弾き、歯で噛んで、舌で転がす。 今にも弾けそうなスートのものを握り込み、先端を親指の腹で潰した。 「あああーッ!」 柔らかな腰がひときわ大きくうねった。 本当にこうされるのが好きなんだな。 先端から溝をぐりぐりと指で擦りつけ、押し潰してはまたぐりぐりと擦り付ける。 打ちつける水音は破裂音に変わっていた。

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