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お悩み相談3

なんで僕と凛くんだけ離されたのだろう。 「亜樹くん一緒だと、あの人たち煩いでしょ? でも一人にするのも悪い。だからおれとってこと〜」 「あ、そうなんだ……」 「向こうは向こうで事情聞いているみたいだから、おれにも教えて〜」 耐震工事の影響で窓前にできた棚のようなスペース。そこに凛くんは腰かける。僕も真似した。 そして仁くんに関することを話していった。 話し終えると凛くんは楽しそうに笑った。 「そうなんだ。清水くん、亜樹くんが好きだったんだぁ」 「そうみたい……まだ、信じられないけど」 「まあでも人を好きになる理由なんて、あっ、たかちゃんまだ怒ってる〜」 ふわふわした様子で凛くんは視線を巡らせ、轟くんを見る。そして何やら説教をしているみたいな轟くんを見て、嬉しそうに笑った。 たぶん清水くんという重要なツッコミ役がボケる方に回っちゃったからかな。轟くんくらいしかツッコむ人いなくなっちゃったわけだし。 収拾つかなくなるから、なんか注意事でも告げているのだろう。 「そうだ亜樹くん」 「ん?」 「せっかく二人きりだし、相談があるんだけど」 「何? 何でも言って」 凛くんは珍しく周りを気にするそぶりを見せる。それから僕との距離を少し詰めた。元からそんな離れていなかったけど。 「間宮くんとエッチしてる?」 「……!?」 次に飛び出した言葉に、僕は目を白黒させた。 普通人にそういうことを聞くか。そもそも凛くんの頭にそのようなことがあったのか。そしてそれを昼間から口に出すか。 頭が混乱して、全く状況がつかめない。

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