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最後の1
僕の家に帰ると、颯太にエスコートされて布団まで連れていかれた。カーテンが開いて薄く月の光が差し込む中、僕らは向かい合って座っていた。
「……ん」
電気をつけないとお互いの顔はあまり見えない。そこで一つ、口付け。
そっと唇を開くと、颯太の舌が入ってくる。くちゅりと絡む舌は酷く甘美な感触を持っていた。
「んぅ……あっ、ンッ……」
颯太は僕に深く口付けながら、服の隙間に手を差し込む。その手は僕の乳首を柔らかくつまむ。ピリッと小さな快感が襲う。
すると颯太の膝が僕の脚を割り開き、ぐりぐりと下半身を刺激してきた。
「ひぅっ……アッ、だめ……」
「だめじゃないでしょ」
颯太はにこりと笑うと、僕の服を剥ぎ取ってしまった。露わになった胸に颯太は吸いつく。
熱い舌が乳首を覆い、じゅっと吸われる。開いた方は颯太の手がかりかりと先っぽを擦る。
「やっ、ヒッ……あんっ」
颯太の愛撫は気持ちよくて、優しくて、恥ずかしいけど、幸せだ。
僕の手はそっと颯太の体に添えられる。
「……亜樹、好きだよ」
「んっ、僕も……好き……」
颯太が愛撫の合間に伝える想いに僕も一生懸命答えた。
颯太はキスと胸への刺激を交互に繰り返し、その最中で服を脱いでいった。
「……アッアッ……そう、た……」
快感とキスで訳が分からなくなってきた頃に、颯太の手がズボンの中に入り込んできた。
「ひゃんっ……」
下着の上から思い切りこすられ、つい声をあげる。
気持ちいい。恥ずかしい。早く触って欲しい。
色々な感情が、入り乱れる。
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