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最後の2

「もう下着がびしょびしょ」 「……うんぅ、いわな、で……あっ」 「可愛いのに」 颯太は僕の耳元で囁いて、また唇を奪う。ちゅっちゅくっ……と音を鳴らしながら、キスをする。耳も口も颯太に犯される。颯太でいっぱいだ。 やがて下半身をいじっていた方の手がズボンから出る。そしてスボンにかかった手は僕の足からそれを取り去っていく。 「あっ、待って……」 「いいから」 「そうじゃなくて……」 颯太はあろうことかズボンだけでなく下着まで一緒に取り去ってしまった。快感にぼんやりしていた僕が気づいた時には遅かった。 颯太は下着一枚、僕は全裸という状態。いくら暗いからといって恥ずかしくないわけではない。 「今からほぐすんだからいいんだよ」 「ひゃっ、だ、だめっ……あぅんっ」 嫌な予感。 それは見事的中してしまった。颯太の顔が僕の下半身に埋まる。 僕の後孔に熱い舌が入り込んできた。ぬめるそれが孔の中を滑ると、羞恥以上の快感がやってくる。 「だめっ、やんっ……ひゃぁ……」 「亜樹、可愛い……」 「やっ、だめ……ああっ」 後孔を舐められるのはあまり好きではない。気持ちいいけれど、恥ずかしいから。やられている最中は気持ちよくて訳が分からなくなる。でも思い出したら恥ずかしくて死にたくなる。 それでも快感で僕の腕には力が入らない。 枕の横のシーツをくしゃっと掴むだけ。

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