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最後の4
「あっ……」
ズッと颯太の切っ先が入り込む。
大きくて熱い。それは明らかに異物だ。でも中にあることが当たり前かのように、ぴったりと馴染む。
「……亜樹の中、あっつ……」
「そうた、のもあつ……きもち……」
「煽るなってば」
「ひんっ」
言葉と同時に颯太のが奥にまで届く。不意打ちだったから目の前が白んだ。
性器を駆け上る快感。なんとかイクのは堪えた。
「いじわる……」
「亜樹が可愛いのが悪い」
「知らないもん……」
「そういうとこ」
颯太は僕の後頭部に手を添え、そっとキスをする。ちゅっちゅっと戯れのようにキスを繰り返し、ゆるゆると腰の律動が始まる。
いつも通りの愛の確かめ合い。幸せで確かな時間。
「んっ、んぅ、あっ……あぁっ……」
「亜樹、好き……大好き……」
引き抜かれては打ち付けられて。快感は次から次へとやってきて。
僕は快感に目を閉じる。きっと颯太も快感を追っている。
こうやってお互い夢中になって、熱に溺れる。そんな感覚が、少し好き。
「……あっ、あっん、もう……」
「うん……一緒にね……」
「ひっ、あっ、イクッ、イッ……」
パンパンという音が神聖な夜に響く。
すっかり後ろでイクことに慣れた体は快感を拾う。性器に熱がのぼる。
「あぁあっ」
「……ん」
色っぽい颯太の声を聞きながら、性器から白濁液を吐き出す。颯太は腰を打ちつけながら全て出し切ると、脱力して僕にのしかかる。
すりすりと僕の体に頭を擦り付けてくる。
可愛い。
でもそれとは裏腹に性器の熱は猛々しい。
「……まだまだ終わらないけど……」
「……うん、きて……」
申し訳なさげな言葉に、僕は笑顔で答えた。
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