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夜の出会い4
「えと、あ、あの……ん!?」
目の前にあるコウさんの顔を見ていると、その距離がゼロになる。唇になんだか柔らかい感触。
…………キス……されている?
「んっ……んんっ……!」
間違いない、唇同士が触れ合っている。
何故、どうして。僕の初めてのキスが。それよかなんで僕に。
考えても答えは出るはずもない。そのうえ酸欠になってきて、さらに脳内が白濁していく。
「ぁっ……んむっ……んぅっ……」
耐えきれなくて口を少し開けると、すかさず舌が入り込んできた。舌の表面が触れ合い、初めての感触に驚く。つい逃げた舌をコウさんの舌が追いかけてきた。
そして熱い舌が、僕の舌を吸い上げる。
「んんっ!?」
ビクッと体が震える。
無意識のうちに閉じていた目を見開いた。
「感じちゃった?」
するとコウさんはやっとキスをやめて、僕を見つめてくる。
キスでぽわぽわした頭では、言葉の意味がよく理解できない。ぼーっと目の前の顔を見つめ返す。
「可愛い」
「ひゃっ……!」
コウさんはふっと笑って、僕のズボンと下着を一緒にひきおろした。
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