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穢れた僕と9
机の上に乗ると、彼は目を細めて優雅に脚を組む。
そのまま黙っている彼を見て、僕はぱかりと脚を開き、中心を擦り始めた。
彼の目の前にちょうど僕の性器がある状態だ。
「んっ……あっ……」
我慢してはならない声が気持ち悪い。
それ以上に昂ぶって行く自分自身がいや。
最初の頃はこんなではなかったのに、薬を使われ、無理やり快楽を教え込まれた体は、今ではすぐに反応するようになってしまった。
醜くて、穢い、僕の体。
せめて早く終わればと擦る手を早める。僕もイッて、彼もイッたら終わりだから。
「アッ……んぁ……」
そうして完全に僕のものは勃ちあがった。
「待て」
そこにかかるひと声。
不思議に思って目の前の人物を見ると、机の引き出しを開け、中身を物色し始めた。
程なくして取り出された一本の紐。
「ぁ、やっ……」
嫌だ。
本能的にそう感じて僕は思わず脚を閉じる。
その様子を見て笑んだ彼は、瞳を動かしてどかせと命じる。そうなれば僕は従うしかないわけで。
そろそろと脚を開くと、彼の細い指先が僕の中心部に紐を結ぶ。綺麗に蝶々結びされたそれのせいで、僕はもう自由にイクことができない。
「続けろ」
ちらりと彼の中心部に目を向けると、まだそこまで大きくなっているように見えない。
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