65 / 961

崩壊と萌芽13

「そ、颯太……」 「うん、やっぱり。亜樹は感度がいいと思ったんだ」 「か、感度……?」 「そう。気持ちよくなる才能」 「えっ、え……ひぁっ」 気持ちよくなるっえ、どういう。 僕が理解に苦しんでいる間に、颯太はまた胸を触り始める。そうされると考えるどころではなくなってしまう。 連続で送られるピリピリした感覚。この感覚は気持ちいいってことらしい。そう認識すると、どんどん気持ちよくなっていく気がした。 「ふふっ、亜樹、気持ちいいね」 「やっ、あっ、き、きもちよくない……」 「意地張らなくてもいいのに」 颯太は僕の寝間着を捲りあげ、胸を露わにする。そういう意味で見られている、ってわかるから、すごく恥ずかしい。 颯太は僕と目を合わせて、妖艶に笑むと唇を突起に近づけていく。 「ま、そうっ……ひゃん!」 「きもひいい?」 「ンンッ、やぁっ……」 颯太の熱い舌が僕の胸を覆う。そのまま突起を噛まれたり、吸われたりしたら、気持ちよくて仕方ない。 胸で感じてしまうなんてはしたない、けど、気持ちいいのは否めない。 逃げようと身をよじる。でも腰に手を回され固定されてしまう。 右は口、左は手で愛撫され、息つく暇もない。 「あぁっ、だめ……ひゃ、アッ」 「亜樹、腰揺れてる」 颯太が僕の腰に手を当てる。そこで初めて自分の腰が揺れていると気づく。カァッと頬が熱くなった。 あさましい。女の子でもないのに胸で感じて、腰を揺らす。腰を揺らすことだけでも、恥ずかしいことなのに。

ともだちにシェアしよう!