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素直な気持ちを9
「あっ……んぅう……」
「亜樹、腰浮かしてみて」
「腰……?」
「そう。腰浮かして、それから落とす」
一旦動きを止めて、言われた通り腰を浮かす。うまく力が入らなくて、自分でやろうとせずとも、勝手に腰が落ちた。
「ひゃんっ……!」
「……っ」
ずんっと自分の体重の分、深くまで颯太のが刺さる。腰から電流のようなものが走り抜けて、頭を殴る。
その拍子にきゅうきゅうと中が締まった。颯太の顔が気持ちよさそうに歪む。
その顔を見て、なんだかとても嬉しくなった。
大きい快感は少し怖かったけど、颯太のその表情が見たくてまた僕は腰を上げる。
「あぁんっ……ひゃ、う……そうた、気持ちい?」
「……うん、とても」
一回やるだけでもすごく刺激が強くて、じんじんと余波のように快感が続く。
だけど颯太はまたあの表情をするから、僕は再び腰を上げた。そして今度は一回でやめずに、何度も上げ下げする。
「あぁっ……ンッ……ひゃぁ! あぅっ……」
「亜樹……」
「んっんぅっ、そうた……ひぁっ、あっ」
「可愛いね」
「やっ……!? そうた、だめっ……あぁっ」
何回も何回も腰を動かすと、颯太が胸に手を伸ばす。僕が腰を落とすのに合わせて、颯太が強く乳首を摘んだ。
そうされると下から上から同時に気持ちいいのがやってきてたまらない。
「あっ、イク……そうた、あンッ……」
あっという間に快感が膨れて、全部中心に注がれる。ただでさえ微弱な快感が溜まっていたからもう限界だ。
「いいよ、イッて」
「んぅっ……ひゃあぁっ……!」
最後に腰を落として、同時に乳首を抓られて。
ずっと我慢していた性液が勢いよく飛び出る。長く続く射精は颯太のお腹を汚していった。
「あ……あ……」
「さて」
「そ……た……?」
余韻で喘ぎを漏らしていると、颯太は僕の腰を掴む。まるでここからが本番と言わんばかり……。
まさか、まさかと嫌な予感が頭を占めていく。
その予感は的中して、颯太は僕の腰を持ち上げて、落とす。
同時に、下から突き上げた。
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