でもそのうち自分も我慢できなくなって、空いた手を自分の下着に伸ばす。口の中に性器を咥えながら、自分のをしごく。 「わ、えっちだね。亜樹」 「……颯太、気持ちい？」 「……っ、もちろん」 颯太の言葉に恥ずかしくなるけどそれすら快感になる。そして気持ちよさげにひそめられた表情に嬉しくなった。 止まっていた口を再開する。 どんどん颯太のは大きくなっていく。僕のも先走りの量が増えていく。すごく気持ちいいし、颯太をよくできているのは嬉しい。 ……でも、やっぱり足りない。後ろがきゅんきゅんして待ち構えている。 「んっ……亜樹、離して」 「いやっ、んぅ」 「こらっ、やめっ……くっ」 ドクンっと脈打って苦いのが口に放り込まれた。それと同時に僕も熱を吐き出す。 癖で、というより颯太のだから、自ら進んで飲み込む。不快感は全くない。 「もー亜樹、だめだよ……って飲んだの？」 体を起こして僕の顔を覗き込んだ颯太に頷く。 すると颯太は、はぁーっと長く溜め息を吐いた。それから僕を押し倒す。 「じゃあ今度は俺の番ね？」 妖艶な笑みを向けられた。 颯太が中途半端に脱げていた下着を、自分のも僕のも剥がす。 「ここ、寂しかったでしょ？」 「ひぁっ」 そしてするりと後ろの孔を撫でた。 それだけでひくひくと収縮して、期待していたのがバレバレだ。といっても颯太に隠し事なんて無理な話だけど。 颯太は枕元のローションを取って自分の手にかける。 「シてほしくてたまらなかったんだ」 「あっあっ……」 まず指が一本、つぷぷっと入り込んでくる。慣れたもんですぐにそれは前立腺にたどりつく。 「ひっ……やっ、ああっ」 「亜樹〜、大好きだよ」 「僕もっ……あぁんっ、ンンッ……同時、だめっ……」 颯太が乳首を口に含む。じゅるっと吸われると、ビリビリ快感が湧きだす。前立腺と胸を一緒にされたら、気持ちよすぎてどうにかなってしまう。 案の定、出したばっかりのはずの僕のが勃ち上がり始めている。