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第2話 1-2 (R18)

 夜になり、カツラの自宅に帰り彼の帰宅を待つ。結ばれた後、タイガはまたカツラからスペアキーを預かった。先に風呂に入り、夕飯も済ませた。タイガは付き合い始めてからは『desvío』に行くのは控えていた。カツラの仕事の邪魔をしたくなかったし、こうしてカツラの匂いのする空間にいることが幸せでたまらないのだ。 そして時間になるとカツラが帰ってくる。カツラはさっと汗を流しそのまま共にベッドになだれ込むのが日常となっていた。 明日はタイガは仕事が休みなのでカツラと長い時間を一緒に過ごせる。これからの2人の時間を考えるとわくわくした。 「タイガ。」  軽く肩をゆすられ目を覚ます。はっとし顔を上げるとカツラが帰宅していた。もうシャワーも浴びたようだ。カツラからは甘い石鹸の香りがしており、髪は半乾きで所々に雫がある。そのことが彼をより一層色っぽくみせていた。今日は外回りが多くいつもより疲れていたからか、タイガはカツラを待っている間に寝落ちしてしまったようだ。時計を見ると午前1時を過ぎていた。 「おかえり、カツラ。今日は早かったんだな。もう風呂も入ったのか?」 「ああ。今日は人が多かったから先に帰らせてもらった。タイガ、疲れているだろう?ベッドに行くか?」 「あ、うん。」  そう言い2人でベッドにむかう。向かい合い横になるが、もちろんこのまま静かに眠るはずもなく、タイガはカツラに腕を伸ばし彼の髪を優しくなで、そのまま口づけをする。それが合図とでも言うようにお互い抱き合い服を脱がし始めた。 カツラの滑らかな白い肌が露わになり、タイガは唇と舌を使い彼の素肌に這わせていく。タイガの舌の動きに合わせカツラが反応する。彼はなんともなまめかしい声を上げ体を(くね)らせる。 「タイガ、気持ちいい。もっと続けて。」 カツラはゆっくりとペースを上げていきたかったかもしれないが、タイガは無理だった。タイガの目は血走り、早くも我慢ができなくなりカツラの言葉を無視し、早速カツラを深く貫いた。カツラがひときわ声を張り上げタイガの背中に指を食い込ませる。 「あっ、タイガっ!」 結ばれてから2人は飽きることなくこの行為を繰り返していた上にカツラは経験が多いため、彼のそこは既にタイガの形状を記憶していた。そのためタイガがすぐに挿入してもそこはほぐす必要がないほど潤っていた。 あまりの気持ちよさにタイガは意識が飛びそうになる。激しくリズムを刻み始めるとすぐ肌と肌が触れ合う音と水を含んだ卑猥な音がし出した。やがてそのままどちらともなく限界を迎える。頭から足の先まで一気に血液が駆け巡り、体中の力が抜け、たとえようのない充実感に包まれた。タイガは自分の下で余韻に浸っているカツラに意識を向け、彼から抜け出した。 先ほどまでタイガがいた場所はパックリと開きその形を僅かにとどめ、カツラの呼吸に合わせながら収縮を繰り返している。もとのあるべき形にゆっくりと戻ろうとしながら。そこは秘部にも関わらず美しい薄い桃色に染まっており、タイガが発したものと混ざり合い白みがかって見える。タイガはたまらずその場に顔をうずめ舌で舐めまわした。 「んんっ!」 カツラが体をしならせた。つい今しがたの行為で敏感になっている場所を急に刺激され、たまらず左右に頭を嫌々という感じで振っている。タイガはまた復活したものをカツラの中になんの躊躇もなくうずめた。自分が発したもののおかげでなんの抵抗もなくカツラの中に全てが埋もれる。そしてより激しく動きを速める。カツラは快楽のあまり声を上げるが口は深い口づけでタイガに深くふさがれくぐもった声が部屋に消えていった。  狂おしい快感の連続でカツラの限界がまたこようとした時、タイガがいきなりその場から抜き去った。タイガがいた場所はもっと欲しいと激しい収縮を繰り返し赤く充血し、カツラの目も「もっとほしいのに。」とタイガを見つめている。タイガはそんなカツラを四つん這いにし、後ろから思い切り元居た場所を貫いた。 「タイガっ、ああっ!」 これはあまりにも良すぎた。深く突き刺さったタイガは先ほどまでとは異なるカツラの敏感な部分を一層強く刺激し、カツラは声を荒げ自らもタイガの動きに合わせ貪欲に快楽を求めた。 タイガは目の前にある白いむき出しの臀部を左右に広げながら欲望のままに思い切り揉みしだいた。タイガに侵入された丸見えとなった割れ目の蕾からはいやらしい汁が滴っている。 「カツラっ!カツラっ!」 そして激しく数回強く突かれたところでカツラは今夜2度目の限界を迎えた。体中から力は抜けるが、タイガとつながった部分だけは今だに強く激しい力みを繰り返していた。カツラの瞳は潤み、タイガにしっかりと掴まれた腰は突き上げたまま肩をベッドにつけ恍惚状態のまま浅い呼吸を繰り返している。  タイガから見て付け根まで深く繋がっているカツラの入口はカツラが果てたことにより、より瑞々しさを増し、小刻みにひくついているのが目に見えてわかる。視覚的に強烈な刺激を受けた上にカツラに埋もれ見えない自分の一部は中で今だに絡みとられきつく締めつけられている。タイガはたまらず声をあげた。そしてタイガは自分もゴールを迎えるために再び動きだした。 パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ...! 「あぁっ、タイガっ、待っ」 先に果てた後でタイガにまた責められ、たまらずカツラはタイガに声をあげたが、タイガは聞き入れる余裕はなかった。 「うあっ、あっ、くっ!!イクッ!」 数回の激しい動きを経て、カツラの中にタイガの全てが吐き出された。 体の中に勢いよく放出されたものの存在を感じ、カツラの内奥(ないおう)はまた言いようのない快感に支配された。カツラは瞼を閉じそのまま意識を失った。 タイガも一滴残らずカツラに絞り取られ、自分の前に倒れたカツラを優しく抱きこみ深い眠りに落ちていった。

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