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第48話 7-5 (R18)
「お疲れ、カツラ。手伝いどうだった?」
「うん、勉強になった。ところで部屋片付いているじゃないか。」
カツラが家をあとにしたときとそんなに変わっていない。不思議に思いタイガに聞いてみた。
「実は自分の家の方に帰ってたんだ。掃除機はかけにここには来てたけど。散らかしてしまいそうだったから。」
「そうか。掃除してくれたんだ。ありがとう。」
そう言ってタイガに引っ付きキスをする。とても久しぶりだ。タイガとのキスは本当に気持ちいい。しばらく離れることなく深いキスを続ける。
「カツラ、一緒に風呂に入ろ?体、洗ってあげる。」
もちろんこの申し出を断る理由はない。早速二人で浴室へと向かう。タイガが先に服を脱ぎカツラがそれに続く。二人で抱き合いながらシャワーを浴びる。タイガのものはいきり立っていた。あれだけ毎日の様に行為に及んでいたのだから二週間はきつかったのではないか。カツラはタイガの前にしゃがみ込み、それを口に含む。
「ううっ、カツラ...。」
タイガがうめき声を上げる。一度抜いたほうがいいのかもしれないと思い、含んだ口を激しく動かす。数分としない内にタイガは果ててしまった。タイガは激しく息遣いをしている。
タイガはカツラを引っ張り起こし白濁が微かに残ったカツラの唇にキスをする。次はカツラの番というふうにタイガは体にキスをし始めた。カツラは片足でつま先立ちをし、もう片方の足をタイガの肩にかける。タイガは少し前かがみになりカツラの秘部を労り始める。最初は優しくゆっくりと。
「あぁっ、タイガ...、はぁ。」
カツラは体をくねらせながらタイガの愛撫を味わう。もっとほしいと思った瞬間に秘部から蜜が溢れ出す。それに合わせタイガの指の動きが激しく強くなり、カツラのいい部分を刺激し続けた。
「あっ、ああぁっ、ああぁっ、イクっ!」
カツラはタイガの指で早くも内側の快感に達した。体がビクンビクンと反応している。カツラの瞳は早くとタイガを急き立てており、しっかりと復活したタイガは一気にカツラの奥まで差し込んだ。
「ああっ、あーっ!いいっ!、タイガっ、ああぁっ。」
「くっ、うっ!カツラ、会いたかった!」
激しく肌が触れ合い、粘膜同士を混ざり合うようにこすり合わせる。与えられ続けた刺激の結果、そこから血液が全身に駆け巡る。
「イクっ!ああぁっ、ああぁっ...。」
先にカツラが達し、白濁が飛び散った。カツラは内側の粘膜の方でもまた達したらしく、包み込んだタイガをきつく何度も締め付け蜜が新たに溢れ出した。これはタイガにはたまらなく、それから数回腰を動かしただけで、タイガも達した。
「ああっ、気持ちいいっ、カツラっ、はぁ、はぁ...。」
まだつながったままキスをし、お互い微笑み合う。二人の呼吸と激しい動悸が収まった所でようやく離れ、体を洗い湯に浸かった。
「カツラ、トベラとは大丈夫だったか?」
カツラは予想通りのタイガの問いかけにどう説明するかと考えを巡らせた。
「とくになにもなかった。」
「そうか。二人で出かけたりしていないんだな。」
「えっと...。ジムには行った。手伝いの礼で護身術を教わったんだ。」
「え?護身術?」
タイガがあまり良くない反応を示した。カツラは言葉を選んで慎重に説明する。
「トベラは格闘技を昔からしていたみたいで。技をいくつか教わったんだ。」
タイガはまたしても無言である。まだ他にもあるのだろうと目で言い先を促す。
「それで...汗をかいたから一緒に風呂に入った。トベラの甥っ子も一緒に。」
「風呂に入ったって?それどういうこと?」
「そのままの意味だ。風呂に入った。それだけ。」
「あいつに裸見せたのか!」
「服脱がないと風呂には入れないだろ。タイガ、考えすぎだ。甥っ子だっているんだから。」
「じゃ、全部は見せてないよな?」
「...。」
タイガの様子を見て隠すよりは今全て話したほうがいいとカツラは思い事実を伝えることにした。聞かれなければ答えなくてもいいことだってあるのだから。
「甥っ子と追いかけっこして。滑って転んだんだ。だから腰巻が取れてしまって。ははは。」
笑ってごまかすがタイガの表情はみるみる恐ろしいものになっていく。「やばい、失言した。」とカツラが思った時には手遅れで、タイガがカツラの言葉に突っ込む。
「滑ってこけて腰巻が取れたって、まさか足広げてこけてないだろうな?」
こういうとにに限ってタイガは鋭い。まさにその通りだった。答えに窮しているとタイガが畳みかける。
「まさか全部見られたのか?!」
「タイガ、何もなかった。本当だ。トベラは滑った俺を引っ張って立ち上がらせてくれた。普通だった。」
バシャっ。
「先あがる。」
タイガは一人カツラを湯に残し、さっさと浴室から出て行ってしまった。
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