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第79話 9-16 (R18)
シャワーを浴び、湯につかると先程タイガに痛ぶられた尻がヒリヒリと痛む。全体的な赤みは薄くなってきたが、タイガがつけた歯形はくっきりと残っており、そこは特に痛んだ。「タイガのやつ、サービスするって言ってたけど、いったいなにをするつもりなんだ?」カツラはタイガに先に汗を流すように促された。その間に自分は準備をするからと。時間をかけバスルームから出、部屋に向かうと明かりは消され、キャンドルが何本かたてられていた。そのキャンドルからは良い香がする。「アロマキャンドルか。タイガのバカみたいに多い荷物にこんなものまで入ってたのか。」
確かに癒される香ではある。そのキャンドルについてもう少し思考を巡らせようとしたところで、タイガに呼びかけられた。
「カツラ。」
寝室はとくに念入りにキャンドルが配置されている。カツラはタイガに言われるままにベッドにうつ伏せで横になった。
「今からマッサージするから。カツラは楽にしてて。」
次にタイガはカツラのズボンと下着をゆっくりと脱がしはじめた。
「タイガ?」
「アロマオイルでマッサージするから。寝そうになったらそのまま寝てしまっていいから。」
その言葉通り、タイガはカツラの足裏からマッサージをし始めた。ちょうどよい圧が心地よく、疲れがほぐれてゆく。カツラは早くもまどろみ始めた。
どれくらい経ったのか意識が戻ると、カツラは素っ裸にされていた。寒くならないよう下半身にはタオルケットがかけられていた。尻にはとても柔らかいクッション(これもタイガ持参のものだ)があてがわれ、仰向け状態だった。目を開けると優しい眼差しでカツラのウエスト部分をマッサージしているタイガと目があった。
「どれくらい寝てた?」
「40分くらい?気持ちいい?」
「うん。」
カツラの反応を見てかタイガの手が胸元まで滑りながらあがってきた。さりげなく胸元の敏感な二箇所に触れながらオイルマッサージを続ける。
「んっ。」
あまりにもさりげなく触れられたが、それが余計に気持ちよく、カツラの左右の乳首はぷっくりとなり薄桃色の濃さがまし、反応を示していた。タイガは同じ行為を繰り返した。
「あぁっ…。」
タイガの手が何気なくそこに触れるたびにカツラは反応し声をあげた。固くなりその存在を見せつけている二箇所のそれは、早く口に含んでもっと刺激してほしいと主張している。カツラは自然に背中をそらせ、胸をはる姿勢をとっていた。
カツラが欲しいという目でタイガをじっと見つめていると、タイガは舌をだし、まさにカツラが望んでいるようにそれを舌先で転がした。
「ああぁっ、んんっ。」
待ちに待った刺激を受けカツラが歓喜の声をあげた。タイガは両方のそれを舌で優しく時間をかけ転がし、最後にはちゅっと吸って唇を放した。
あまりの気持ちよさにカツラの瞳はうるんでいた。そして足の付け根のものは固くそりたち、尻の割れ目の中心の蕾はタイガに侵入されたいとひくつき始めた。
しかしタイガはまだマッサージを続けるつもりのようで、カツラをまたうつ伏せにした。
「タイガ…。」
甘えた声でタイガに言葉をかけようとしたが、タイガに全て言い終わる前に「しーっ」と言葉をかぶせられてしまう。
「もっとよくしてあげるから。」
タイガはカツラの肩、肩甲骨、背中をゆっくりとマッサージし始めた。オイルを使っているせいかなめらかにカツラの体の上をタイガの手の平が滑り動く。体中をタイガに撫で回され、カツラはとてつもなく恍惚な気持ちになっていた。とても大切なものを労るようにタイガに触れられ、気持ちは静謐 な状態で満たされていた。
タイガは先程痛ぶった尻には触れず、尻と太ももの境目を親指を使いマッサージし始めた。それが際どい場所でカツラの蕾がまた反応し始める。タイガはそのことに気づいているのか、カツラの腰を持ち上げ下半身だけ膝をつかせた。カツラの割れ目の秘部は丸見えとなった。タイガはその周りをオイルをつけた指で優しくマッサージしていく。
「あっ、ああぁっ…。」
あまりの快感にカツラは声をあげた。秘部には触れないように周りだけに触れ、マッサージを繰り返す。カツラはたまらなくなり腰を余計につきあげた。するとタイガはようやく秘部に優しく触れ円を描くようにマッサージした。
「あぁ、あぁ、あぁ、…ん。」
タイガは秘部を撫でていた指をまた周りに移し、次は舌を使って秘部をペロペロと舐めまわしはじめた。
「タイガッ、もういいからっ、早くっ!」
カツラが我慢できずにタイガに行為に及ぶように声をかけた。しかしタイガはカツラの中には入ってこず、代わりに自分の指を一本付け根まで中にゆっくりとしのばせた。タイガの指が入った瞬間ヌプンッと音がした。しっかりとローションを塗りこめているようだ。
「はぁっ、んっ…!」
オイルとローション、タイガの唾液と溢れでる蜜でタイガの太い指はなんの抵抗も受けずにカツラの内に深く入っていった。そのまま内側で指の背を動かしカツラの粘膜に刺激を与え続ける。
「はぁ、ああぁ…。」
カツラはたまらなくなり自ら腰を動かし始めた。自分の動きでタイガの指が出たり入ったりしながら、タイガの指はかき混ぜる行為を続けているので、あらゆる内側のひだに刺激が与えられ、カツラは後頭部にいいようのない快感を感じた。
しかもまさに指が入っているまわりをぴちゃぴちゃとタイガが舐めまわし始めた。カツラは快感の波に襲われた。
「うっ、ああっ、ああぁっ!」
これはかなりよかったらしく、カツラの白濁が勢いよく放出された。タイガの指は何度もキツく締め付けられた。
「はぁ、はぁ、はぁ、…。」
カツラは目を閉じ、息をきらしながら今受けた快感の余韻に浸っていた。
そこにタイガは自分の固くそりたったものをゆっくりと再びカツラの中に埋めていった。ほぐされつくし快感の中にまだある蕾はなんの抵抗もなくタイガ自身を受け入れた。
くちゃっ…。
「あっ!タイガっ...。」
いやらしい音をさせ、タイガがカツラの内奥に入っていく。カツラの内側はタイガが入っただけで彼を何度もきつく締め付けた。タイガはすぐに果てないよう、目を閉じ意識を集中する。
「ダメ、タイガ、待って...。」
タイガ自身が再びカツラの内部の性感帯に触れた。しかも今度は指とは違い太く強い刺激で。カツラは意識が飛びそうになった。カツラの言葉を聞かずにタイガは手の平で優しくカツラの尻を包み込み腰を動かし始めた。
「タイガッ、ああっ、タイガッ。」
タイガは早くもなく遅くもなく常に一定のリズムで動き続ける。
くちゅっ…、くちゅっ…、くちゅっ…。
緩慢な動きでタイガの太さ、長さが余計に強調されて自分の内側に感じる。カツラはたまらなくなり泣き叫びそうになった。
「あああぁっ…!!」
体の芯がムズムズする。カツラの全ての感覚はタイガと繋がった部分に集中していた。尻を思い切り突き上げカツラは声にならない思いを叫んでいた。「タイガッ、もう無理っ、早くしてくれっ、早くっ!」
「くぅっ、あぁっ!」
声にならない思いを何度も繰り返してカツラはまた果てた。タイガはまだかわらぬリズムで動き続けている。カツラは押し寄せる快感になにも考えられなくなっていた。そのまま意識朦朧としていると内側に生暖かさを感じた。タイガも果てたのだ。それをしぼりとるようにカツラの内側はきつくタイガをしめつける。やがて太ももに液体が流れ出る感覚がした。
タイガはゆっくりとカツラの中から出る。くちゅっと音がし、先程までタイガがいた場所からは白濁が溢れでる。
タイガはそんなカツラの体を綺麗に拭いてゆく。とても丁寧に。そしてそっとカツラにシーツをかけ、「おやすみ」と言って優しく頬にキスをした。カツラは重くなった瞼に耐え切れずにそのまま眠りに就いた。
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