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第117話 シュロのできごと 裏② (R18)

「おかえり、カツラ」 「タイガ、ただいま。夕飯は?」 自宅に着いたカツラは例のコスプレ姿ではなかった。しかし手には大きな紙袋を持っていた。 「食べたよ。思ったより早かったんだな」 「高校生の女の子がいたから。今日のコスプレの発案者さ」 カツラはそう言って手にした紙袋を持ち上げてみせた。 「洗って返さないと」 タイガはカツラの腰を抱き寄せた。 「カツラ、すごく似合ってた。カツラのこと抱きたくなった」 「お前はほんとに元気だな」 そう言いながらもカツラは嬉しそうだ。タイガの前髪をツンツンと引っ張った。 「カツラ、あのウイッグ...あるのか?」 「え?」 「さっきしてた...ブロンドの。」 「ああ、あれも一緒に持って帰ってきている」 カツラが袋の中身を確認しながら答えた。 「あのさ...あれをつけたカツラを抱きたいんだけど...」 「え?」 タイガは瞳の色を濃くしてカツラに詰めよった。 「だめ?」 タイガにこんな風に言われ拒否できるカツラではなかった。 「タイガ...」 「わかった。汗流してくるからベッドで待ってろ。これつけていってやる」 カツラは気を悪くすることなくタイガの申し出を快く引き受け、急ぎそのままバスルームへとむかった。  ベッドで仰向けになりカツラを待つ。毎夜変わらず同じことをしているのに今夜はシチュエーションが違うせいか、タイガは少し緊張していた。 ガチャ。  ドアの方に目を向けるとそこにはカツラがいた。珍しくバスローブを羽織っている。彼の髪は...。タイガの希望通り金髪だ。ぱっと見別人に見える。カツラの美しい翠の瞳、陶器のようになめらかな白い肌、赤く染まった唇が金髪に合っていて全く違和感がない。 タイガはベッドから立ち上がりカツラのそばに歩みより彼の手を取る。 「カツラ」 「どうした?お前、目が血走ってるぞ?」 次の瞬間にはタイガはカツラに深く唇を重ねていた。舌を絡め、カツラの全てを吸い尽くすように激しいキスを繰り返した。 クチュッ、チュッ... 二人の唾液が絡み合う音がする。タイガはカツラを抱き寄せそのままベッドに座らせた。彼に吸い付きながら唇をようやく離す。 息が荒くなったままカツラのバスローブを胸元から左右にはだけさせた。透き通るような白い肌には薄い桃色の乳首が目立った。タイガはしゃがみ込みダイレクトにカツラの乳首を舌の先を使ってチロチロと舐め始めた。 「うっ、あっ...」 タイガからの刺激にカツラが応える。カツラの乳首はタイガに舐められ艶めきぷっくりと固く反応していた。タイガは固くなった乳首を甘噛みしたり指でつまみながらもてあそぶ。カツラを見ながら。そんなタイガの様子をカツラは恍惚の表情で見つめている。気持ちよくてたまらないのだ。 今夜のカツラは髪の色のせいでカツラであってカツラでないように見えた。美しい男には違いないのだが。そのことが一層タイガの性欲を煽った。 「ああっ、ああっ...んんっ」 我慢できなくなったのかカツラの声がひときわ大きくなる。彼の足はいつのまにか開脚されていた。タイガはバスローブの腰ひもを一気にほどき、カツラを素っ裸にし股間を露わにさせた。カツラの分身は固く反り立ち、その先は透明な液体で光っている。タイガはそれをちゅっと吸いぺろぺろと舐めまわす。 「うっ、ああ、はぁ..タイガ...気持ちいい」 カツラが体を逸らせながらたまらず呟いた。タイガは唾液を滴らせながらそのままカツラの蕾に舌を埋めた。 「はぁっ、あっ...」 舌から指へと変え蕾に侵入するとなんの抵抗もなく指は蕾の奥へと迎え入れられた。そしてそのままきゅうっと指を強く締め付ける。ゆっくりとしたリズムで指を抜き差しするとなおさら蕾の内側はほぐれ蜜をだしクチュクチュと音がしだした。 「ああっ、タイガッ」 タイガは顔をあげカツラを見た。金髪の美しい男が羞恥心もなく足を大きく開脚し、恥ずかしい場所をいじられ快感に顔をゆがませている。もっといじめてくれとせがむように腰をくねらせ息を荒くしている姿にタイガ自身も痛いくらいに反り立っていた。 手の動きはそのままでタイガは素早く下半身、裸になる。指を抜いたと同時にそのままこれ以上ないほどに固くなった自分をカツラの蕾に侵入させた。 クチュン、チュッッ... 「うっ!あっ...ん...」 「うぉ...」 あまりの快感にカツラとタイガ、二人で喘ぐ。 タイガは付け根まで、カツラの奥深くに埋める。カツラの内側はたまらなく気持ちいい。こうしてじっとしているだけでも自分をキュンキュンと締め付ける。カツラの粘膜から性器に直接与えられる刺激にタイガはたまらない快感を感じた。 「カツラッ」 大きく息を吐きカツラを見下ろしまさにつながった部分を見る。自分の一部はすっぽりと彼の中に入っている。視線を上にあげていくとカツラの乳首は固くたち濡れ艶めいている。息を切らしながらカツラは両腕を上にあげ、好きにしてくれという顔でタイガを見ていた。 「はぁ、はぁ、…タイガ、…気持ちいい」 「うん、気持ちいいな、カツラ」 タイガは腰を動かしながらカツラの乳首に舌を這わせた。 「ああっ、あん..ああぁ、すごくいい!タイガッ」 「カツラッ」 お互いに腰を激しく動かしながら深いキスをする。感じ合い自然に出るうめき声がキスのためくぐもる。タイガがより一層激しく腰を動かすため唇を離した。数回腰をうごかすと締め付けが強くなる。 「ああっ!!」 カツラの体がひときわ大きくビクンビクンと反応した。同時にカツラの白濁が飛び散った。タイガも深く挿入できる角度に少し体勢を変え再び腰を動かす。 「くっ!ああああ!」 分身に集まったもの全て吐き出すようにぴったりとカツラの体に密着する。隙間のないくらいひっついた股間からはタイガの白濁とカツラの蜜がまじりあった愛液が垂れ流れていた。 「はぁ、はぁ、はぁ...タイガ」 「カツラ」 タイガはカツラの髪に手をやり優しく髪をかき上げた。そしてゆっくりと根本のほうに手を差し入れ金髪のウイッグを取り外した。カツラの美しいサラ髪が現れた。艶のある黒髪。タイガは髪に手を入れカツラにキスをした。 「カツラ。俺のわがまま聞いてくれてありがとう」 「タイガ」 二人は優しく微笑み合いキスをした。

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