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第132話 11-15(R18)

 タイガはウィローに言われた通りに『desvío』の裏口から店に入った。そのまま事務所の方へ向かう。ノックするとカツラの返事がした。 ドアを開けるとソファにカツラが座っている。心なしかカツラの顔色が良くない感じがした。 「カツラっ、大丈夫なのか?具合が悪いってウィローから連絡をもらって」 「うん。悪いな、迎えにきてもらって」 「そんなこと気にするな」 タイガはカツラのそばに行き、彼の頬に触れた。カツラは頬に触れたタイガの手に自分の手を合わせ目を閉じた。するとカツラの袖がずれ、白い肌にくっきりと赤い跡が見えた。 「え?」タイガは嫌な予感がしてカツラの手を取り、袖をめくり上げる。カツラの手首から腕には強くつかまれたような内出血の赤い跡がはっきりと残っていた。 「カツラ、いったいなにがあったんだ?なにかされたのか?」 タイガはカツラの両腕を掴み彼の目をしっかりと捕らえて尋ねた。タイガは今にも爆発しそうな怒りがこみあげていた。 「タイガ、帰ったら話すから。早く帰りたい。お前と二人になりたい」 よっぽどつらいのかカツラはか細い声で答えた。 「わかった。ウィローに声をかけてくるから、ちょっと待ってて」 タイガはカツラの要求に応えるべくさっさと自宅に帰ろうとここで詮索するのはやめ、ウィローの元へと急いだ。  厨房を覗き込むとウィローがいた。今日初めて顔をあわせた男もいる。あとはバイトらしき人物が。タイガは「ウィロー」と彼を呼んだ。 「タイガさんっ」 ウィローは振り返り、話すためにタイガに駆け寄った。 「カツラ、連れて帰るから。連絡ありがとう」 「いえ。あの...無理しないように伝えてください」 「うん、じゃぁ」 タイガが事務所に戻るとカツラは座ったまま頭をソファに預けていた。 「カツラ、立てるか?車まで歩けそう?」 「うん...。タイガ」 「ん?」 次の瞬間、カツラがタイガにキスをしてきた。甘えるようなキス。暫くお互いの唇、舌を味わいようやく離れる。カツラはそのままタイガの肩に顔を預けた。 「大丈夫?」 「ああ」 二人は立ち上がり店をあとにした。  カツラは帰宅するとすぐにシャワーを浴びた。タイガはいてもたってもいられなくなり、自分も服を脱ぎシャワーを浴びているカツラの背後に近づいた。 「タイガ?」 タイガは無言でカツラを後ろから抱きしめた。そしてカツラの赤く染まった腕に手を当て彼の肩越しにそれをしばらく眺めていた。 数十秒後、カツラの顔を振り向かせキスをする。カツラの舌を絡め取り吸い、その存在を確認するように唇を激しく貪った。 タイガはそのまましゃがみこみカツラの分身を吸い上げ舐めまわし始める。 「ふっ、タイガ...」 チュッ、ペロぺロッ、チュッ、チュッ、... カツラのモノを口に含んでいると思うとタイガは愛おしさがこみ上げ、より口腔内に圧力をくわえ刺激を与える。タイガが与える刺激に応えるように重力に逆らいこれ以上ないほど固さを増したカツラのモノがタイガの口の中で脈うつ。 ピュッッ! 喉の奥に甘くにがい味がする。カツラが果てたのだ。 「はぁ、はぁ、はぁ、...タイガ」 「カツラ、愛してる」 タイガは立ち上がりキスをした。そしてカツラに壁に手をつかせ白い形の良い尻を自分の目の前に向かせた。肌触りの良い豊満な尻を両手で左右に広げる。するとカツラの蕾がくっきりと見えた。蕾はピンク色で綺麗だ。そこをチロチロと舌で優しく舐めてやる。 「うっ、あっ」 カツラは腰を突き出しもっとと足を開きタイガに蕾を押し付けていた。 「ああカツラ、こんなところまで綺麗だ...」 タイガはそう呟いて今度は激しく舌で舐めまわした。舌の先を蕾に入れレロレロと動かす。 「あっ、あっ、それっ、いいっ!ああっ!」 これだけでカツラの蕾はしっかりとほぐれ、もっと大きな刺激を求め目に見えてわかるほどに赤く充血し収縮を繰り返している。タイガはたまらず指をそっと埋め優しく出し入れをくりかえす。 「うっ、くっ、あああぁぁぁ...」 カツラの喘ぎ声とともに腰が早く動きだす。すっかりほぐれた蕾はタイガの指を執拗に締め続けた。タイガは蕾からの圧に今朝も分身が味わった快感を思い出し、固くそりたった立派なモノをすぐに指の代わりに深く一気に挿入した。 クチュッ...! 「あああっ!いいっ!タイガッ、すごいっ、あっ、固っ...」 「うっ!くっ...」 やはり今夜もカツラの中は最高だった。まとわりつくように締め付けられ集中していないとすぐに果てそうになる。しかしタイガは一層の刺激を求めカツラの腰をしっかりとつかみ自分の腰を動かし始めた。 クチュッ、クチュッ、クチュッ、クチュッ、クチュッ、クチュッ、... 「あっ、あっ、あっ、んんっ、タイガ、気持ちいいっ」 「ふっ、ふっ、...うぉぉぉ...」 二人の喘ぎ声がバスルームに響く。タイガは次第に自分の思うがままに速く腰を動かし始めた。パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ...!肌が激しくぶつかる音が声に混ざる。 ドピュッッッ! 「くぅぅぅっ!ああぁぁっ、あぁぁん」 カツラは生温かいタイガの精液を体の中に感じ、体の奥がムズムズすると同時に内側が激しく痙攣する。同性とのセックスでしか感じられない内奥からの快感にカツラはなおさら性欲を煽る声をあげた。カツラの分身からは白い精液がこぼれている。 今自分の体の中をタイガの精子が自由に彷徨い駆け巡っている。カツラは体の奥まで大好きなタイガに犯されたようで、精神的にも満たされ息を切らしながら潤んだ瞳で自分の放った精液を眺めていた。 するとそっと背後からタイガが手を伸ばしカツラの乳首をつかむ。無防備だった場所を攻められ、カツラはまたビクンと体が反応し、まだ自分の中にいるタイガを強く締め付けた。 「くっ!カツラ...」 「はぁ、はぁ、はぁ...タイガ...、好きだ。愛してる。早くお前のものにして…」 自分の正直な気持ちのままにタイガを離すまいとタイガの分身を蕾が締め付ける。 「カツラ!」 タイガはカツラを振り向かせ、キスをする。そしてつながったまま体ごとカツラを自分の方へ向かせる。 タイガはバスルームの床に腰を下ろし、自分の太ももの上にカツラを座らせた。タイガ自身はまだカツラの奥深くに入ったまま。そこからは先ほど出したタイガの白い愛液が滴っていた。 タイガはカツラの尻を揉みながら彼の赤く染まった乳首に舌を這わせはじめた。 ペロッ。 「あっ、タイガ...」 「カツラ、ごめん。まだ抱き足りない」 タイガはもう片方の乳首にも舌を這わせる。カツラは首を反らせ、恍惚な表情をした。時々カツラの艶めかしい吐息が聞こえる。タイガは長く伸びた首筋にも愛撫をし、尻を揉んでいた両手でカツラの引き締まったウエストを掴み取る。そして唇と舌を使ってゆっくりと上半身を味わい始めた。下半身はつながった部分でしっかりと固定されている。カツラが身をくねらす度にクチュクチュと音がした。 「あっ、んんっ...タイガ、くすぐったい」 「本当に?気持ちいいじゃなくて?ここ、すごくかたくなってる」 タイガはそう言って固くなったカツラの乳首を甘噛みした。 コリッ... 「ああっ!」 そのまま優しくペロペロと舐めまわした。 「あっ!いいっ!あっ、...」 「カツラ...中、すごい締めつけだ。俺のがまたカツラの中で暴れたくなってきた」 タイガの分身は再び固さを増しすっかり準備はできていた。 カツラの腰をしっかりと持ちまた腰を動かし始める。少し動いただけでカツラの内側はなんどもタイガをキュンキュンと締め付ける。カツラもかなり感じているのだ。確認しようとカツラの顔を見ると、快感のあまり意識朦朧とした顔でタイガの動きに合わせカツラも動いていた。本当に魅力的な顔だ。カツラの顔を見ていると性欲が煽られ、腰の動きは激しさを増すばかりだった。 「あっ、ああっ!ああっ!!」 「ふっっ!ううっ...」 二人はまた一緒に果てた。 「はぁ、はぁ...もう出ない...」 カツラの言葉通りカツラの精液は(しずく)程しか出ていなかった。しかし内側では激しく果てたようで、今だにタイガをキュンキュンと締め付け続けている。カツラの体もまだ小刻みにビクビクと痙攣を繰り返していた。果てたにも関わらず敏感な部分をカツラにずっと締め付けられ続けているタイガは頭が真っ白になっていた。粘膜同士の感触もたまらなく気持ちがよかった。こんな快感は経験したことがない。まだしばらくはカツラの中から抜け出ることはむずかしそうだった。

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