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第174 14-14(R18)

濃さを増したブルーの瞳と美しい緑の瞳の視線が交錯する。 「はぁ...あ...っ」 タイガの反り立った部分がカツラの内側の敏感な部分に触れた。 カツラのひだに強く締め付けられタイガも感じているのか、硬さを増したタイガ自身が強く脈打っているのが(なか)で直に感じられた。それがより一層気持ちよく、カツラは快感のあまり荒くなった呼吸のまま潤んだ瞳でタイガを見た。 タイガはカツラに(なか)でなんども強く締め付けられ、いつでも果てれそうだった。しかしまだまだ味わいたいし楽しみたい。快感の渦からなんとか意識をそらそうと、目の前で(あえ)いでいる美しく愛しい男を見つめる。 「カツラ...すごくいい眺めだ。絶景だよ」 タイガはカツラの大きく開いた両足の内太ももを手で押え、視線は二人が繋がったところに注目した。「すごい、エロい。俺のをすっぽり飲み込んで喜んでる」視覚的にも刺激を受け肉棒はカツラの中でより硬くいきり立つ。 「カツラ、動ける?」 カツラはタイガに言われるままに素直に腰を上下に動かし始めた。カツラが腰を浮かせると長く太いタイガ自身がぬっと姿を現す。そしてもう少しで先まで見えそうなところでまたカツラの中に深く侵入し姿を隠した。その行為をテンポよくカツラが繰り返す。 「ああっ、んんっ、ふっ...」 快感の声をあげながらカツラは腰をくねらせながら上下に動く。数回したところでタイガ自身が見え隠れしているところはびちょびちょになった。心地よいリズムで摩擦を繰り返したためそこに与えられる刺激はたまらないものになっていた。貪欲に快感を求め乱れながら腰を動かすカツラの動きは艶かしく、見ているだけでも興奮を誘った。 カツラのTバック姿に夢中になったため、上半身への愛撫はさらっとしたものだったが、カツラの両胸の乳首は色を濃くしふくらみ固くなっている。陶器のようになめらかな白い肌に濃い桃色が映える。タイガがそれを見逃すはずもなく、腰を動かし激しい挿入を繰り返すカツラに体を寄せ片胸の乳首に舌を這わせた。カツラの乳首は甘く、タイガはペロペロと数回舐めまわしちゅっと吸い付いた。 「んっ…ああっ!」 そしてタイガはもう片方の乳首を指できゅっと掴んだ。 「あああっ!!」 三か所の刺激によりカツラは耐えられなくなり、身をそらした。同時に白濁が勢いよく放出された。より一層タイガ自身を中で強く締め付ける。タイガも果てそうになったがぐっとこらえ、カツラの乳首を両手の指で掴んだまま、深いキスをする。舌を絡め取りカツラのイッた顔を確認した。もうカツラの全て自分のものだとタイガは満足する。 カツラは瞼を閉じ夢中でキスにこたえている。カツラの美しい顔を改めて見つめ一息つく。 「はぁ、はぁ、はぁ...」 カツラの呼吸はまだ粗い。 「カツラ、平気か?」 「ん...ああ。お前は耐えたのか?」 「もっとカツラの中にいたくて」 カツラは微笑みタイガにキスをした。タイガの言葉通り、カツラの中のタイガはまだ固い。 お互い微笑みながらキスを交わす。そのままタイガはカツラを後ろへ押し倒した。 「カツラ、愛してる」 「タイガ、俺もだ。愛してる。ずっと離れないからな」 タイガはカツラからの珍しい独占欲が現れた言葉に気持ちが高まる。再びしばらく貪るようにキスをし、タイガはカツラの首元から愛撫をしながら腰を動かし始めた。 「カツラ、好きだ、好きだ...」 カツラを見つめ腰の動きは続けたままタイガはカツラに囁き続けた。 「タイガ...」 カツラもそれに応えるようにタイガに深いキスをする。足はタイガの腰に回ししっかりと絡めていた。さっき果てたばかりだが、また快感の波が押し寄せてくる。「ああっ!こいつのは反ってて...。イイトコロにあたるっ、そこをされたら...」カツラの中で暴れ回るタイガの分身はカツラに官能的な刺激しか与えない。 「くっ!」 カツラがタイガの動きによって引き起こされる快感に酔っていると、タイガが体勢を変えた。より深く挿入できるようにカツラの片足を持ち上げた。 「あっ」 一層深く挿入されたところでぐりぐりと腰を回される。これはかなり良く、カツラの内側の敏感な部分を直接繰り返し刺激した。カツラがまたイクと思った瞬間タイガが激しく挿入をし始めた。 「くっっ!ああぁぁっ…」 カツラは再び射精した。シーツに薄い精液が飛び散った。タイガはその後数回腰を動かしたところでカツラの中に全て放出した。 「ぐっ!!はぁっ、はぁ...」 「あぁっ、んっ!!」 タイガからの激しい動きと射精でカツラは内側で今日三度目の絶頂を迎えた。タイガの生暖かい精液を中で感じ体はびくびくと小刻みな痙攣を繰り返していた。 「カツラ、めちゃくちゃよかった」 明るさを取り戻した薄いブルーの瞳が優しくカツラを見つめている。カツラはタイガを見つめ優しく微笑む。愛おしくてたまらないこの気持ちをどうしたらタイガに伝えられるのか。身も心も満たされたカツラは心地よい気だるさに捕らわれていた。 「うん…、俺もだ。タイガ」 そしてそのままタイガの顔を引き寄せ、熱いキスを交わす。 新しい門出の愛の営みに満足し、二人はしばらく抱き合い他愛のない話をしながらお互いを愛撫する。そしていつの間にかそのまま静かに眠りについていた。

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