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第186話 15-12 (R18)

「カツラ、カツラ?」 「ん…?」 カツラは肩をゆすられ目を覚ました。どうやらあれからダイニングテーブルにうつ伏せ眠ってしまったようだ。 「タイガ」 「カツラ、今日は運転で疲れているから。ソロさんはもう部屋に?」 「ああ。明日用事があるらしい。俺たちも部屋に行くか」 二人がカツラの部屋に入ると、先程はなかった簡易ベッドがカツラのベッドの隣に用意されていた。 「まぁ、必要ないかもしれないけど」 カツラが背伸びをしながら自分のベッドに腰かけた。 「いや。せっかく用意してくれたから」 タイガが簡易ベッドに腰を下ろすと、カツラは自分のベッドにゴロンと横になり上目使いでタイガを見、自分のベッドをポンポンと叩いた。 「ほら、来いよ?」 「下にはソロさんが…」 「ソロは眠りにつくのが早い。とっくに夢の中さ」 タイガが押し黙りどうしようかと思案しているとカツラがルームウェアのズボンを脱ぎ始めた。カツラの均整の取れた美しい足が露わになる。そして…。今夜のカツラの下着は際どいブリーフだった。 「カツラ…。全部?」 タイガは右手で頭を抱えて言った。タイガの言葉にカツラはニヤッと笑う。 それは例のTバッグと一緒にタイガがこっそり購入した下着で、かなりハイレグのブリーフだった。Tバッグと一緒に隠していたのだ。 履いているブリーフは素肌を隠す部分は少なく、色は濃紺だが生地自体はとても薄い。カツラは上になった左足を少し前にして横になっているため、下着からはみ出した尻の肉がチラリと見える。重力に逆らうように上向きにあがった白いはみ出した尻の形は見事で、タイガの性欲を煽るには充分なものだった。 「タイガ、ほら?」 まるでご褒美をあげるとでもいうようなカツラの言葉にタイガはすくっと立ち上がり、自分のTシャツを脱いだ。そしてそのままカツラのベッドに腰を下ろし、先程から強烈に視線を引き寄せる尻を思う存分見つめた。もちろん尻を両手で包み込むように揉みながら。 「カツラ…。マジでヤバイって。我慢できるはずがない」 「お前が用意したんだろ?」 そういうカツラは尻をタイガに思い切り揉まれ、表情は満足気だ。 「あ…、ん…」 カツラはシーツに顔を埋め、快感のためいきを漏らす。タイガはチュッチュとキスをしたり、舌を使ってペロペロと尻を愛撫し始めた。 「タイガ...。気持ちいい。最高に...、んっ」 カツラはそう言ってうつ伏せのまま片足の膝を折り上にあげた。そうすることでブリーフはなおさらカツラの尻に食い込む。惜しげもなく丸見えになった見事な体の曲線にタイガは息を呑んだ。ブリーフは薄手の生地のため尻の割れ目は下着の上からもくっきりと現れ、タイガは早くも奥に潜む蕾に挿入したくなった。 そっと薄い下着の生地を下へと下ろしていく。下半身を素っ裸にし、カツラには先程と同じ体勢をとらせる。タイガの予想通り足を開いた体勢なので、カツラの割れ目はパックリ開き、薄桃色の蕾が丸見えだ。タイガの愛撫で感じたのか、そこはカツラの蜜で光っている。 こんな姿を見せられタイガが我慢できすはずがなかった。タイガはカツラのたわわな白い左右の尻を両手で掴み外側に開く。そして秘密の果実の実が剥き出しになったように少し開いた蕾に遠慮なく舌をしのばせた。 「ああぁっ…!!」 気持ちいいのかカツラは歓喜の声をあげ尻をタイガに押しつけた。タイガは待ってましたというかんじでなおさら蕾にむしゃぶりつく。 チュパッ、チュパッ、チュッチュ、… 「あっ、あぁ…んっ、タイガッ...」 「カツラ、エロいな。俺にこうしてほしかったんだろ?」 タイガはそう言って蕾の外側だけてなく、舌の先をとがらせ蕾の中にも忍ばせた。 「はっ…!」 カツラのひと際大きな喘ぎ声と共に尻がビクンと反応し、なおさらタイガに強く押し付けられる。 「ああぁ…ん、あぁぁぁっ!」 繰り返されるタイガからの執拗な愛撫にカツラの声がより(なま)めかしいものに変わった。二人はもうソロの存在など忘れ、二人だけの世界でお互いを求め合っていた。 「俺を煽るなんて。カツラ、ここにもっといいことしてあげないとな?」 タイガは言いながら、舌を蕾から出し入れし、蕾の表面を舌先でチロチロと舐めた。そして中指をゆっくり付け根まで蕾の中に挿入する。 クチュッ… 「くっっ!」 舌先よりもはっきりとした刺激をもっと奥に感じ、カツラは息を呑む。体が内側からタイガによってほぐされ、頭がおかしくなりそうな程の狂おしい快感に支配された。 タイガは指を使い中でゆっくりと円を描ぐ。そして指ではしっかりこの仕事をこなしながら自分にむけて突きつけられた丸く白い尻に顔を埋め、ペロペロと舐めたり歯で甘噛みをした。 「ああぁっ、いいっ、タイガッ!」 ッツッ… 指を一旦蕾から抜く。 そして舌でペロリと蕾を後から前に舐め、カツラ自身の勃った後ろ側も舐めた。 「っはっ!」 カツラは思いがけない快感に体をビクンをそらした。 タイガはさっとベッドからおり、持参したローションを手にとる。それをたっぷりと手にとり、両手を擦り合わせた。突き上げられたカツラの左右の尻にチュッチュッとキスをしカツラの体勢を仰向けにする。そして両足を大きく開脚させ両足の付け根にある蕾にそのローションを塗りこんでいく。中指と薬指を使ってしっかりと蕾の中をほぐしながら。

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