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第187話 15-13 (R18)
タイガの仕事の成果でカツラの内 はほぐれ指は簡単に入った。今は指二本を使い、カツラが好きな場所に刺激を与え続ける。タイガの指の動きに合わせてカツラが体をくねらせ快感にみもだえながら苦悶の表情でタイガを見つめた。
「はっ、はっ、はっぁっ…!」
なめらかに出し入れされる自分の指を見ていると、タイガはたまらなくなってきた。
タイガはカツラの細い顎を掴み舌を絡めて濃厚なキスをする。その間に挿入されていないもう片方の手を使い、自分のズボンと下着を器用に脱ぐ。そして指を一気に抜き、硬くなった分身をなんの躊躇もなく蕾の奥深くまで挿入させた。
「あっ!ああぁぁぁ…!」
カツラが上体を反らせビクンと痙攣させる。すると同時にきゅぅっと中でタイガの肉棒は強く締め付けられた。
「ぐぁっ!」
今だに小刻みな締め付けを続けるカツラの粘膜に、タイガはカツラが挿入で中イキしたのだとわかった。
「あ…ん、あ…ん、んん、…あっ」
カツラは性欲をなおさら煽るような喘ぎ声をあげる。動きを止め絶頂に向かう快感をやりすごそうとしているタイガであったが、快感でたまらなくなったカツラが腰をクネクネと動かし始めたので、思わず分身を蕾から抜いてしまった。分身の先はローションと愛液で細い糸を引いている。
「ぁん…タイガ、抜くなよ?イイのに」
「わかってるって。ほしいのは。どの体位がいい?」
タイガは体面を保とうと早くもイキそうになったことには触れずにカツラに尋ねた。カツラは小悪魔のように微笑み、四つ這いになって尻をタイガにむけた。そして先程の挿入でパックリと開いた蕾をタイガに見せつけた。
視覚的に与えられた官能的な刺激にタイガはごくりと唾を飲み込む。
タイガは目の前の蕾の中が最高に気持ちいいことを知っている。後ろを振り向き強請るような眼差しのカツラに目が釘付けになる。美しい男が自分にだけは尻を突き出した淫らな姿を曝け出しているのだ。
タイガはカツラの左右の尻をしっかりと掴み再び分身を付け根まで蕾の中へと挿入した。
チュッ、クチュッ…
二人が深く交わる音が響く。
「あっ、タイガッ、はぁっ、はぁっ、あぁぁん…」
「ぅぐっ!」
体位が違うせいかタイガの肉棒に絡みつき締め付ける箇所が異なりかなり気持ちがいい。タイガは快感の声をあげながらリズミカルに挿入を始めた。
「あああっ!あああっ!カツラッ!最高だっ!!」
「ああっ!あっ!んっ、あっ…ん、タイガッ!」
お互いの名前を呼び、声をあげながら二人が求める絶頂を目指す。
パチンッ、パチンッ、パチンッ、パチンッ…!
肌と肌が激しく触れ合う音。次第に速さをましていく。
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ!
「タイガッ、イクっっ!!」
その言葉通りカツラの分身から白濁が飛び出た。タイガはなおも深く挿入し、腰をグリグリと回し始める。カツラが果てたせいで中で小刻み締め付けられ、我慢も限界だ。
「ああっ!!タイガッ!あっ!すごいっ。ああぁぁぁっ!!」
イッタ直後にも関わらず攻められ続けるカツラは中でより一層タイガをしめつけた。蕾の中は与えられ続けた刺激により、どんな攻めもすぐに快感に変わっていく。カツラの蕾のヒダはタイガを放すまいと執拗にまとまりつく。
「ぐぁっ!あっ!は…」
タイガは一番奥をついたところで思い切り射精した。タイガの体もビクンビクンと小さな痙攣を繰りかえす。
「ふっっ!!」
タイガの精液を体の中に感じ、カツラがふっと息を吐いた。生暖かいものがカツラの中を満たしていく。今、カツラとタイガは深いところで繋がっていた。
「はぁ、はぁ、…カツラ…大丈夫?」
「んん…気持ち良すぎて。おかしくなりそうだ」
カツラが振り向き微笑みながら答えた。
「愛してる」
タイガは背後からカツラにキスをした。
「タイガ。俺も愛してる」
長いキスの後二人は向き合い、タイガはカツラの服を脱がせる。生まれたままの姿になった二人はまた濃密な夜の時間をすごした。
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