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第197話 15-23(R18)
「カツラ、俺のものだ。俺だけの」
タイガは指を動かしながら、カツラのシャツをまくり上げ、丸見えになった背中に唇を這わせた。首元へキスをし、振り向いたカツラに口づけをする。そろそろ自分も我慢できなくなり、ズボンと下着を膝まで下ろしいきり立った分身をカツラの蕾にこすりつける。
「ぁんっ、ぁんっ、..!」
蕾に押し付けられているのが何であるのかわかっているのか、カツラは尻を押し付けタイガ自身の先っちょを飲み込んだ。
「ぐっ!!」
予想外のカツラの動きにタイガは快感のあまりくぐもった声をあげた。
「あっ!」
しかし先っちょだけを飲み込んだのは一瞬で、そのままあっという間にカツラの柔らかくほぐれた蕾はタイガの太く長い棒を付け根まで飲み込んでしまった。
グプッ!
「あああっ!!んんっ!」
「うぉぉ....カツラッ!」
その後はあまりの気持ちよさに粘膜同士をすり合わせるようにお互い腰を動かし始めた。タイガは快感に夢中になりカツラの腰をしっかりと掴み、一定のリズムを刻み始める。
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、...
「あぁぁぁぁっ、あっ、あっ、んんっ、」
ベッドに手をつき尻を高くつきあげバックからタイガに攻め立てられているカツラは激しく喘ぎ、快感のあまり意識朦朧としていた。勃起したカツラの分身からは既に精液が滴っていたが、与え続けられる快感のためまだ萎えてはいなかった。
「カツラッ、愛してる。好きだ、好きだっ!」
タイガが奥まで深く確認するように数回挿入した。
「くっ!!」
内側のイイトコロをしっかりと刺激されカツラは中で激しくイッた。再び薄くなった精液の汁を垂らす。同時に中にいるタイガ自身をキュウっと強く締め付けた。
「ぐっっ!!うぁぁ...」
タイガはカツラの締め付けに我慢できなくなり、カツラの中に全てだした。一気に全身の力が抜ける。
二人重なったままベッドに体重を預ける。両手をしっかりとつなぎぴったりとくっついたまま。激しい息入れと心地よい気だるさでまどろみそうになる。
「カツラ。好きで好きでしょうがない。どうしたらいいんだ?」
「タイガ、お互い様だと言っただろ?もうお互いがい互いのものなんだから」
カツラが振り返り、優しく微笑みながら言った。
「そろそろ用意しないと」
「そうだな」
タイガはそっと体を起こし、カツラの中から自分を抜いた。同時に白い精液がカツラの薄桃色の蕾から流れ出た。いつ見てもやばいなと思いながらタイガはカツラの蕾にしばらく見とれていた。そして一瞬秘部から目を逸らしカツラの顔に目を向けた。
「どうした?」
同時にカツラがタイガの方を振り向き微笑んでいた。タイガは今目の間の光景に金縛りにあったように動けなくなる。
精液を垂らした蕾を見せつけるように尻を突き上げこちらを振り返るカツラの姿はかなりエロティックだ。しかも絶世の美男子である。下半身は素っ裸でシャツは着たままというのが余計にいやらしく見えた。タイガが中出しした精液は今やカツラの透けるように白い太ももを 蔦 っている。その姿はまるでそれ用の雑誌での過激なポーズのようだ。
カツラは嫌がるだろうけど写真に撮りたい...。いつでも見られるように...。タイガは自分の頭に受かんだおかしな欲求を封じ込めるようにカツラの蕾を愛撫しだした。
「ああっ!タイガッ!どうしたんだ??...っっ!!いいっ!!」
先ほどまで太いモノを飲み込んでいた蕾は甘い刺激に敏感に反応し、カツラは身もだえた。
「ああぁん...タイガッ!」
タイガは執拗に蕾を舐めつくし、結果、再びカツラを舌でイカせることになった。
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「車が見える。もう着くな」
出窓からこちらに向かう車に気付き、カツラがタイガに声をかけた。タイガはまカツラを激しく求めてしまったと反省し、ベッドに行儀よく座っていた。
「タイガ、そろそろ下にいくか?」
カツラがタイガの正面に立ち、立ち上がるように手を差し伸べた。
「うん」
タイガはカツラの手をとり、階下へと降りていった。
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