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第202話 15-28 (R18)

色を濃くした瞳に絡みとられ、カツラは身動きできない。タイガがカツラにと購入した黒いTバッグを身につけたカツラは、タイガに上から下まで舐めるような視線を向けられ心臓がドキドキした。 タイガがカツラの鎖骨を右手の人差し指でなぞり、そのまま胸の中心を線を描くようにそっと触れながら下へ下へと下ろしていく。カツラは呼吸が速くなり、胸が上下する。 「綺麗だな、本当に」 カツラの体に見惚れながらタイガは呟く。おろしたタイガの指はTバッグにいきあたり、指をすべらせ腰の所で指をかける。細い紐をひっぱりパチンと音をたて指から離す。そして両手の平全てをくびれのある腰に密着させ、カツラの瞳を覗き込みながらタイガが聞いた。 「どうしてほしい?」 雰囲気がガラリとかわったタイガにカツラは逆らえない。タイガの瞳から目を逸らさず呟いた。 「キス…して」 カツラの返事に満足したのかタイガの口角がわずかにあがる。しかしタイガはキスをせずに再びカツラの体に視線を落とした。 「カツラ、どうしたんだ?まだなにもしていないのに。ここ、勃ってるじゃないか?」 そういって腰をかがめ、確かに僅かに固くなり上向きに勃ったカツラの桃色の乳首に唇を近づけた。カツラはそこを舐められると思ったが、タイガは乳首ではなくその周りを舌先でチロチロと舐め始めた。 「はぁっ…、んっ!」 タイガの舌の刺激にカツラは淡い吐息(といき)を漏らす。カツラの乳首自体はせめられていないが、どんどん色を濃くし膨らみ固くなっていく。タイガもそのことに気づいているはずだが、相変わらず周りだけを舐め続ける。そしてタイガの両手は剥き出しの両尻を惜しみなくもんでいた。タイガの愛撫にカツラの体の芯は早くもはとろけはじめた。 呼吸を荒くし、自分を舐めまわすタイガを見ていると、タイガが顔を上げ視線を向けてきた。 舌を器用に動かし自分を貪るタイガと目が合い、カツラは恍惚な気分になる。 「タイガ…」 カツラが甘い声でタイガの名を呼ぶ。タイガはカツラから視線を離さず、舌を一度唇にひっこめる。そしてまた舌を出し乳首をペロリと舐めた。 「あああぁっ!!」 舐められたところからゾクリと快感の波が体中を駆け巡る。待ち望んでいた刺激にカツラは艶めかしい声をあげ、背中をそらした。タイガはそのまま乳首に激しい愛撫を続ける。激しく舌を動かし突起を転がす。歯で甘噛みしたり、唇を使って強く吸い付いた。 「ああっ!ああぁっ、ああぁ…んっ!」 カツラは体をくねらせ、歓喜の声をあげ続けた。手はしっかりタイガの背中にまわされ、その行動を煽るように背中を撫で回す。無意識に股間はタイガの胸に押し付けていた。 両方の乳首を舌や歯を使いせめられ、カツラの胸は乳輪からぷっくりと膨らんだ。もっともっと刺激がほしいというように。カツラの下半身はすっかり反応し、小さめのTバッグははち切れそうだ。タイガはそんなTバッグをあっけなくさらりと足元までずりおろし、現れたカツラ自身を口に含んだ。 「はっ!!タイガッ!」 ちゅうっと先を咥えられ、そのままペロリと口の中に全て含まれ口腔内で舌で転がされ弄ばれる。 「くっ…!」 カツラは気持ちよさのあまり頭がクラクラし、膝もガクガクし立っていられなくなった。ちょうどそのとき、タイガが上目遣いでカツラを見、口にふくみながら尋ねた。 「カツラ、俺のこと好き?」 「はぁ、はぁ…、好きだ。大好きだ」 タイガはカツラの言葉を聞いて、カツラの分身を口から解放した。

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