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第240話 15-65(R18)
「あっ、あぁぁぁっ!はぁぁ、はぁぁ…」
生暖かく脈うつ固いものに敏感な場所を押し広げられる。それは当然のようにどんどんとカツラの内 を侵入していく。しかし自分の体を押し広げる物体が愛しいタイガの性器だと思うと深く繋がっていることがたまらなく嬉しく、もっと自分の内側をかき乱してほしくなる。そうして身も心もタイガと混ざり合い一体になりたかった。自分の奥深くにタイガの存在を感じ、カツラは体の内側からムズムズとした淡い快感に侵された。
「うぁぁぁぁぁっ…!」
タイガもカツラに包まれた分身に与えられる刺激に思わず声がもれた。気をぬいたらすぐにでもすべて出し切ってしまいそうで、目を閉じ呼吸を整える。いつもながらカツラの粘膜は気持ちがいい。細かいひだすべてが離すまいとタイガの肉棒に吸い付いているようだ。手に触れるカツラの肌はスベスベとしていて滑らかで心地いい。二つの感触が相まって脳内に靄 がはったような快感をもたらす。まるでクスリに酔っているような酩酊状態に似ている刺激だ。だめだと思っていてもこの快感を突き進みたい、もうどうでもいいと無意識に腰が動いてしまう。数回動かしただけで二人の愛液が溢れピチャピチャと音をたてた。
「カツラ…メチャクチャいいよ。すごい…」
タイガは気を引き締めカツラの腰をしっかり掴み身動きせずに言った。
「タイガ…おかしくなりそうだ。お前の…奥まで…あっ…」
カツラは一度果てた上にすぐにタイガに挿入され、まだ余韻が残っているのか小刻みな痙攣をしながらなんとか言葉を発する。
「カツラ…」
タイガはカツラの細い顎をつかみ振り向かせ濃厚なキスをする。舌を絡め合わせると動いていないのに深く繋がった部分に淡い快感がかけめぐった。
どうする?一度イクか?すぐにイケる。でももっと楽しみたい。タイガは自問自答し、最終的にはカツラの中から一度ぬいた。
チャチュッ…。
「ぁんっ!」
カツラは短い声を漏らし、物欲しそうな目でタイガを見た。先程までタイガがいた蕾はパックリと開き、まだ足りないと緩い収縮を繰り返していた。タイガも我慢しすぎて分身の先から液が流れていた。カツラの愛液と混ざり、細い糸をひいている。ソファの背に体重を預け尻を思い切り突き出すカツラのあられもない姿にタイガの分身はさらにガチゴチになる。目は血走り息も早い。
「タイガ?」
「カツラ、ソファーに座って。その方が体勢楽だろ?」
平静を装いカツラに優しく声をかける。タイガはカツラと長く繋がっていたかった。それに普段ではできない場所で、カツラが体を曝け出す姿も見たかった。
カツラはタイガの言う通りにソファーに腰をかけた。膝をおり、足を開脚したまま。両腕はソファーの背もたれに伸ばし、早くしろと言わんばかりにタイガを見つめた。赤く熟れた蕾が蜜を垂らしヒクヒクと痙攣している。普段目にすることがない恥ずかしい場所を惜しげもなくさらすカツラに、タイガは過去に関係を持った男達にも同じことをしていないかと一瞬嫉妬が頭をもたげた。しかしカツラは間違いなく今は自分のものである。
改めて目の前にいる美しい男を見る。ブロンドのロングヘアのウィッグをつけたままのカツラは妖艶でいつもと雰囲気がちがう。タイガはまたモクモクと湧き上がった独占欲に身を任せ、自分もソファーの背もたれに両腕をのせカツラに覆いかぶさった。
「んっ」
タイガはすぐには挿入せずにカツラに唇を重ね深いキスをする。クチュクチュと音を立てカツラの唇を貪った。
「カツラ、愛してる」
唇を離すが今にもまた触れ合いそうな距離で呟く。
「タイガ。俺だって」
カツラが再びタイガの唇を一回吸ったところでタイガは分身をカツラの蕾に沿わせた。素っ裸で均整のとれた長い足を思い切り広げた姿はタイガの独占欲をおおいに満足させた。タイガはカツラの顔にかかるブロンドの髪を優しく耳にかけ、耳元で囁いた。
「入れるよ?」
そのまま味わうようにゆっくりと付け根までカツラの中に挿入した。
「ぅあっ!!」
カツラはタイガの両肩をしっかりと握りしめ首を逸らした。
「くっ!…あぁぁっ!」
タイガも声をあげながらソファの背もたれに両手をついたまま、カツラに再びキスをした。それだけで、カツラの中に入った分身は強く締め付けられ、それにより分身はより固さを増し身を大きくした。
「あっ…、タイガッ。んっ!!」
カツラはいいのか舌を出しいやらしくタイガの口に忍ばせながら、早く動くよう目で訴えた。
カツラは長い髪が似合う。細面の顔のためかとても色っぽい。化粧をしているが違和感なく美しさを増したカツラにタイガは独占欲と興奮が合い混ざり、腰でカツラをかき回しながらゆっくりと挿入を始めた。
「くっっ!タイガッ、それやめろっ!!あっ!」
「なにがだめなんだ?」
よほどいいのかカツラは両手をタイガの胸に当て爪をたて、首をいやいやと左右にふった。
「イクっ!イクからっ…、あっ、あぁぁっ、あぁぁっ!んっ!!」
カツラの分身から白濁がとびちる。イッたにも関わらず、タイガが同じリズムで挿入を繰り返すので、カツラはまだ声を上げ続けた。
「ああぁぁぁぁっ、ああぁぁぁぁっ!!」
カツラの目が快感に支配された虚ろな目になる。ブロンドの髪が頬にかかる。その表情はよがる女性にしか見えない。普段は凛としたカツラのこんな姿を見、タイガは愛しくてたまらなくなり、深いキスをした。口腔内でも執拗にカツラを犯す。そうして何度か挿入をしたところで、我慢ができなくなり一気に解放する。
ドピュッッ!ジュルルっ…
「くっっ!!」
大きく吐いた声と共にカツラの中で射精した。まだお互いドクドクと血管が脈打っている。深く繋がったところで直に感じ気持ちがいい。息が上がったタイガはカツラのこめかみにキスをし、カツラの様子を伺う。
「カツラ?」
「タイガ…。」
タイガに激しく抱かれ、カツラは放心状態だ。タイガはそんなカツラの体を抱きしめ自分がソファに座り、カツラを膝のうえに載せ背中を優しく撫でてやる。もちろん、まだつながったままで。
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