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第241話 15-66(R18)

「気持ちいいなぁ、カツラ」 タイガは裸でソファに座りカツラの手を握り、もう片方の手ではカツラの髪を撫でていた。 タイガの言葉にカツラからの返事がない。一連の行為はかなり激しいものになってしまった。眠ってしまったのかと思いそっと体を起こしカツラの顔を確認する。 「カツラ?」 カツラは起きていた。タイガに見つめられていることに気づくと甘えるようにタイガの胸に寄り添っていた体を起こし、タイガにキスをした。普段とは違うカツラの様子と不意のキスにタイガは目を丸くしてカツラを見つめた。 「タイガ…。お前が好きだ。好きで好きで。こんな気持ち初めてで」 そう言うと再び濃厚なキスをする。 「愛してる、俺はお前のものだ。タイガ…、ずっと離すなよ、俺のこと」 「カツラっ!」 顔の向きを激しく動かしながら、二人は深いキスを交わす。タイガの両手はカツラのくびれのあるウエストをつかんだ。 「好きだ、タイガ…」 カツラがタイガの首元に愛撫をする。そしてタイガの顔を愛しそうな眼差しで見つめちゅっ、ちゅとキスを繰り返した。 タイガの分身は数分前に果てたにも関わらず、また硬さを取り戻していた。タイガはカツラのウエストから豊満な尻に手を下ろして柔らかさを確認するように揉み始める。 「あっ、タイガっ」 カツラはタイガの復活を感じとったのか膝を立て、手は後ろに回しタイガの膝に置き、腰を浮かせた。この体勢は二人の繋がっているところが丸見えになった。先程中出しをした蕾から白い精液がカツラの愛液と混ざり滴っている。タイガが血走った目で凝視していると、カツラはなおさら興奮し腰を上下に動かし始めた。カツラが動く度に精液が蕾からドロッと溢れでる。 「タイガ…なに見てんだ?スケベなやつだな。あっ…んっ…」 腰をくねらせ頬を紅潮させながらタイガを真っ直ぐ見てカツラが言った。カツラの言葉にタイガがカツラを見る。 「カツラ…わざとやってるのか?」 タイガはカツラが与える刺激に耐えながら両手をカツラの足の付け根にそわせた。人差し指と中指でそっとそこを滑らせるように撫ででやる。するとカツラの顔に快感の影がやどった。 「気持ちいい?こんなところ、俺に見せて。カツラもかなりスケベじゃないか」 カツラはタイガの濃い瞳に見つめられ、たまらない気持ちになっていた。今自分の中にはタイガがいる。それだけでも気持ちいいのに言葉でもなじられ中できゅっとタイガをしめつけた。 「ここも欲しそうだ」 タイガはそう言ってカツラに体を寄せ、カツラの色を濃くし勃った乳首を固くした舌先でチロチロと弄んだ。 「あああっ!んんっ!」 カツラは気持ちよくてたまらなくなり、身を逸らせ腰を激しく上下に動かし始めた。カツラの動きに合わせて太いタイガが見え隠れする。どれほどの部分がカツラの中に入っているのかというぐらい、タイガの分身は長い。 「あっ!気持ちいいっ...!イキそうっ!」 「あっ、いいっ!はっ、はっ、はっ、...あっ!」 よほどいいのかカツラの喘ぎ声がどんどん過激になる。艶っぽい声はいやらしく、なりふり構わず腰を動かすその姿は男の性欲の火を煽るものだった。カツラの表情はただ快楽を求め続ける淫乱なものに変わっていく。しかし荒れ狂うカツラは美しく、まるで魔性だ。カツラが発するフェロモンのようなものにあてられタイガは目が離せない。視覚、聴覚、嗅覚、触覚から与えられるあらゆる刺激にタイガは身もだえた。 「ぐっ!ふっ…」 カツラの執拗な動きによって引き起こされる快感の渦に飲み込まタイガも喘ぎ声をだす。 「あっ!!!ああああーっ、あぁぁぁーっ!!」 一際大きなな声を発し、なんの前触れもなくカツラの薄い精液が飛び散った。体をそらし、快楽に身を任せ声をあげる。しかし、タイガはカツラの腰を片手でしっかりとつかみ、まだ挿入を繰り返す。しかももう片方の手ではカツラの分身を掴み、先を器用に擦りつづけた。 カツラは今夜はもう三度も果てている。しかもいまイッたばっかりにも関わらず、タイガが執拗に攻め続ける。カツラは今まで感じたことのない快感が体をかけめぐるのを感じた。尿意を催すようなおかしな感じだ。ヤバいっ!と直感で感じとったカツラは慌ててタイガに声をかける。 「タイガッ、待っ!」 そう思ったのも束の間、この快感には抗えない。愛しいタイガには全て曝け出してしまう。 「あああ...んっ!!あぁぁぁっ、あぁっ…!!あぁっ!」 中での締め付けがたまらないものになったと同時にカツラの分身から勢いよく鉄砲水のように液体が飛び出した。タイガの腹に生暖かい透明の液体がかかる。その瞬間には何が起こったかわからなかったタイガであったが、カツラの背徳感を含んだ果てた顔を見てすぐに理解した。カツラが潮吹きをしたのだと。タイガはたまらなくなり、腰を数回動かしまたカツラの中で射精した。 「うううっ…!カツラッ...。気持ちいい」 タイガの射精を中で感じ、体中が性感帯となっているカツラも声をあげる。 「あぁぁんっ…!はぁ、はぁ、はぁ、…」 タイガがカツラを見ると後ろ手に手をついたままのカツラは胸を上下させ、トロンとした目でタイガを見、恥ずかしそうに目をそらした。心のままに快楽に飲み込まれたとろける眼差しだ。 「カツラ…さっきの…潮吹きしたんだよな?」 その瞬間タイガは意識が飛ぶ。息が詰まりそうな程のすごい締め付けが何度も何度も起きる。タイガの肉棒は千切れそうな痛いような気持ちいいような快感に飲み込まれていた。潮吹きした余韻のせいか、カツラの内奥はタイガが今まで感じたことのない強さでまとわりつき締め付けたのだ。タイガは気持ち良すぎて我を失いそうになるのを必死に堪える。 呼吸が落ち着いたところでカツラを見ると、今まで見たことのない表情をしている。かなり恥ずかしいのか泣きそうな表情だ。 タイガはカツラを自分のほうに引き寄せ抱きしめた。今やカツラの体中が快感を感じとり花開いているようだ。カツラの乳首は色を濃くし、はっきりとわかるくらいに硬くたっていた。タイガはもちろん遠慮なくそこに唇を這わせた。 「あっ!!」 ビクッとカツラの体は素直に反応した。 「カツラッ。かわいいっ!その顔、たまらないっ!!好きだ」 タイガは両方の乳首に何度も吸い付いた。不思議と甘い味がした。タイガは満足するとカツラの顔をしっかりと見、次には唇にキスをしながら何度も好きだ好きだとささやいた。 「タイガ…。恥ずかしい。こんなこと、初めてで」 顔を逸らしながら言うカツラにタイガは自分のほうをむかせた。 「嬉しいよ!それだけ気持ちよかったってことだろ?」 「タイガ…」 「愛してる、カツラ」 二人はキスを交わす。ひとしきり愛し合った二人はようやく冷静に今の状況を確認できた。 「さすがにまずいよな。掃除しないと…」 「確かに…」 二人が愛し合ったリビングは愛の匂いが充満していた。まるで獣のように求め合い奪い合った自分たちの行為を思い出しクスッと微笑み合う。二人はようやく汗を流しにシャワールームに向かった。

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