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第255話 15-80(R18)
「カツラ」
タイガはカツラの額を優しく撫でる。
「俺は今までカエデとカツラしか付き合ったことがない」
「うん」
「信じられないかもしれないけど、カエデのときはこんなんじゃなかった。もっと大人というか…」
カツラはタイガの言葉の意味を読みとろうと片眉を上げた。
「束縛しなかったってことだ。どうしてかカツラにだけはだめなんだ。信じていないわけじゃないのに。理性がきかなくて」
カツラは瞳を大きく見開く。
「カツラ。愛してる。これからもずっと。俺、ガキだから面倒くさいこともあると思うけど俺がカツラを嫌いになることはないから。それは覚えていてほしい。心配ないから」
気持ちを言葉にするのは難しい。しかしどうにかしてカツラに自分の思いを伝え安心させてやりたかった。タイガはカツラの額にチュッとキスをした。カツラと目が合うとそのまま唇を重ね舌を入れる。
「タイガ。愛してる」
深いキスの合間にも言葉を繋ぐ。
「俺もだ。カツラ」
タイガはカツラの首元にキスを落とし、手をスウェットの中にしのばせた。素手で背中を抱きしめる。極め細かい肌はなめらかで触れているだけで性欲が煽られた。タイガはスウェットをさっと脱がし、頭の横でカツラと両手を繋ぎ合わせキスを繰り返した。
瞼を開けるとカツラは長い睫毛を伏せキスに応えている。この表情はヤバイ。タイガはカツラを思い切り貪りたい衝動にかられ、細い顎を甘噛みする。そして下へ下へと愛撫を始めた。
視線を下にむけるとウエストは細く引き締まりへそのあたりで美しくくぼんでおりその下の部分の想像をかきたてる。とても卑猥でエロティックな想像だ。タイガは無防備な乳首を舌先を使って優しくペロペロと舐める。先程まで平らだったそこはタイガが与える刺激に反応し、カツラの吐息と共に赤く染まり硬くなった。吸い付けるほどに隆起した乳首は吸いごたえがあり、タイガは音をたて思い切り吸ったり甘噛みしたりした。
「はぁ...タイガ、気持ちいい」
タイガはカツラの声に応えるように胸の中心から下へ小さな円を描きながら舌を這わせる。へその周りを触れるか触れないかの感覚で舐め回し、最後にはへそを遠慮なく舐めた。
「あっ!!」
カツラが気持ちよさのあまり声をあげた。カツラの身体 はすべてが美しく、タイガは余す所なく味わっていた。
スウェットのズボンに手をかけ優しく脱がしていく。カツラが身につけている青いTバックを目にして、タイガはなおさら興奮した。腰を掴みゴロンとうつ伏せにし、下着が食い込んだ豊満な尻をじっと見つめる。ほどよくひきしまり上向きに上がった尻を両手で掴みとり、これが好物でたまらないというふうにキスを繰り返す。軽く口に含んで吸っては放し甘噛みしたりを繰り返す。
「あっ、タイガ…。くすぐったいな」
気持ちいいようでカツラが少し尻を持ち上げる。布を食い込ませた割れ目の際どい部分が目の前にむけられタイガは瞳の色を濃くした。
「今日はこんなの履いていなくてよかった。ベロニカとデージーに脱がされたんだって?」
「聞いたのか?」
「カツラはこういうのを履くべきだって言われた」
タイガはそう言って、カツラの尻の割れ目に食い込んだ布に手をかけ、上にひっぱった。すると割れ目に布が余計に食いこみ、2つのたわわな尻が上にひっぱられ蕾が顔を覗かせた。
「こらっ」
そんなに嫌ではないのだろう、カツラは甘えたあまい声を出しながら今さら片手で割れ目を隠す。
「もう履いてるんだよな」
タイガは全く気にせずさらりとカツラの手をどけチラリと見える蕾に細く硬くさせた舌でツンツンと刺激を与えた。
「あぁぁ...いい...んっ...」
「でもこんなエロい姿、俺以外には見せたくないんだ。絶対に」
タイガは蕾への攻撃をやめずに舌を使って中心に上へ下へと舐め回した。タイガにされるがまま、快感の吐息を吐きながらカツラは腰を上げ尻を突き出した。
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