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第285話 18-19(R18)
カツラが目を覚ますと隣にタイガの姿はない。ノロノロとベッドから体を起こすと知らないうちにタイガのでかいTシャツが着せられていた。下半身がスースーすると思い確認すると、きわどい白いTバックを身に着けている。しかもウエストの部分には二重のウエストチェーンのベルトがつけられていた。それはキラキラと光るシルバーチェーンとビジューであしらわれ、華奢な腰周りをならさら妖艶に見せていた。
カツラはそろりとベッドから下りる。視線を下に向けると足首にもウエストと同じ種類の光り輝くアンクレットがつけられていた。自分が眠っている間にタイガが起こさないように気を使いながらつけたのだと想像すると笑みがこぼれた。カツラは寝室をあとにする。
そっとドアをあけると、タイガがこちらに背を向けダイニングテーブルに座りパソコンを操作している。
「タイガ」
ぱっとタイガが振り向き満面の笑顔になる。まるで子供の様な表情だ。タイガのこの表情が愛おしくてまたらない。
「カツラ、おはよう。眠れた?」
「うん」
今日は祝日でタイガの仕事はない。カツラは今夜も出勤だが時間は十分にある。カツラは猫のように足音をたてずにゆっくりとタイガに近づきTシャツの裾をそっと上げる。股間のふくらみがはっきりとわかる小さめのTバックをタイガにこれ見よがしに見せつける。
「これ、お前が?」
均整の取れた美しい体を目にしてタイガはゴクリと唾と飲んだ。カツラはわかっていた。昨夜、カツラはフヨウの服を身に着け帰宅した。タイガはそれに対抗しているのだ。Tバックはタイガの趣味だろうが。カツラはタイガの反応に満足しニヤリと微笑む。
「なあ?これお前がはかせたのか?」
カツラはタイガの膝の上に片膝をのせTシャツを腰のあたりまで捲し上げた。今ではほぼ裸の下半身が丸見えである。タイガがカツラの煽りにかからないはずがなかった。タイガは細い紐を食い込ませたたわわな丸い尻を持ち上げるように両手でつかんだ。
「カツラが身に着けているところ見たくて。すごく似合っているよ」
今つけている下着は新しい。こんなに際どいTバックは初めてだ。股間の部分以外はほぼ紐である。その股間の部分さえ薄い僅かな布なのだ。腰紐の部分はウエストチェーンベルトとお揃いなのか、身につける人の体にフィットできるようサイズ調節できるビジューであしらったアジャスターがついていた。タイガがカツラに合わせたため際どい下着はカツラの身体にピッタリとフィットしている。かろうじて性器を隠しているかなり小さめの下着は何かのはずみでプルンとすべてはみ出てしまいそうな危ういいやらしさがある。
そのため下着を身に着けているとはいえ、カツラの感覚としては裸と同じだった。しかもへんな食い込みのせいで股間や後陰のあたりがムズムズしもどかしいのだ。しかしタイガがこれをとても気に入っているのならカツラとしては何の憂いもない。二人でまた濃密な愛の時間をすごせるのだから。
「カツラ、こんなの...。裸と一緒だ」
自分で履かせたにも関わらず、タイガも同じことを思ったらしい。ただ割れ目に細い紐を食い込ませるためだけにはいているようなものだ。タイガの両手が両方の尻を左右に開くと細い紐の向こうに薄桃色の蕾のような後陰がはっきりと見える。この下着を着たままでも行為に及ぶことは簡単にできるだろう。
「カツラ...」
タイガはカツラにチュゥッと濃厚なキスをする。昨夜の詳細を聞かなければいけないのにこんな姿を目にしては我慢できるはずがない。カツラの出勤時間までは時間はたっぷりある。タイガはカツラをダイニングテーブルに座らせた。足を開かせるとカツラの白い陰嚢が小さな下着から少しはみ出している。ゴクリと唾を飲み込んだタイガはマシュマロのような柔らかさを想像させるには十分な形をしたそこに顔を埋める。
「あっ!」
タイガのいきなりの行為にカツラの体はビクンと反応する。手を付き両ひざをたて足を広げたカツラはタイガから逃れられない。タイガがカツラの陰嚢を下着の上からハムハムと唇で弄び始めた。カツラはタイガの動きに合わせてよがりながら腰をくねらせる。
「こらっ、タイガッ!あ...んっ、あっ」
タイガはカツラの言葉など無視しそのまま勃起したカツラの陰茎もハムハムと味わう。下着の上からはみ出した部分はペロぺロと愛撫する。
「あっ、あっ、あ...んっ、ああぁっ!」
カツラの陰茎の先から透明の汁が滴るとタイガはその隙間にとがらせた舌先でチロチロと刺激する。
「っっああっ!」
カツラは胸を逸らしタイガに体を委ねる。気持ち良くてたまらないのだ。こうなってはタイガが止まるはずもなく、タイガはカツラをそっとダイニングテーブルから下ろし今度はカツラにテーブルに向かって肘をつかせ尻を自分に向けさせた。
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