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第287話 18-21(R18)

心地よい気だるさが押し寄せる。タイガはゆっくりと呼吸を整え、カツラのひくついている蕾から射精したにも関わらず全く萎えていない巨大な陰茎を抜き出した。 プチュッ…、チュルチュル…。 つい今しがたまでぱっくりと咥え込んでいた巨大なペニスが抜き出された瞬間、栓をとったかのように中に溢れていた精液が出口を求めてトロリとこぼれ落ちた。赤く熟れた穴からチュゥと溢れる様は視覚的にかなりいやらしい。左右にぱっくり開いた白く丸い臀部も性欲をそそる。こんなわけでカツラの中から出たタイガであったが、再び深く挿入したくてらたまらなくなった。 「あ…。タイガ…。朝からすごいな」 目覚めてすぐ快楽に浸り溺れたカツラは妖艶で美しい。中に射精されたばかりのカツラは尻を思いきり突き出したままで、好きにしていいと言わんばかりだ。いつでも彼の割れ目の中心の赤い蕾にモノを挿入可能にしている姿に男は抗うことができるのだろうか。 タイガはカツラにこちらを向かせダイニングテーブルに座らせ口付けをする。 「カツラ、まだしたい。いい?」 「タイガ」 タイガからの申し出にカツラは微笑み今度はカツラからタイガの額にキスをする。 「お前はほんとに元気だな。まだガチガチじゃないか」 そう言ってカツラはまだ固くいきりたったタイガの陰茎をちょんと指ではたいた。 カツラの下着は下着の意味をはたしておらず、射精を終えたカツラの陰茎は大人しく萎れていたが、下着からはみ出したままだ。タイガはカツラの腰の細い紐に手をかけスルリと下に下ろしていく。カツラに異存はなく、視線はタイガの手の動きをおっている。膝を過ぎるとほぼ紐だけの小さい下着はパサッと床に落ちた。 タイガの手は手のひらで味わうようにカツラの太ももを撫でまわし始めた。 「ふふふっ、くすぐったいな」 タイガはカツラの首元に顔を埋めながらTシャツの裾に手をかけた。そしてそのまま上にあげ、カツラからTシャツをガバッと剥ぎ取った。 Tシャツを着ているときには気づかなかったが、カツラの両二の腕には腰のウエストチェーンベルトとお揃いのビジューベルトがつけられていた。外がわに二連の飾りがついていて、カツラが動くたびにチャラチャラと揺れた。「タイガのやつ、いつの間に?」カツラは自分の腕にある装飾に驚いていた。 いまカツラが身につけているのは両腕の装飾と華奢なウエストチェーンベルトだけ。透き通るような白い肌にとても映えている。タイガは素っ裸と変わりないカツラの姿を改めて見てなおさら興奮した。再びカツラの奥深くに侵入し粘膜同士を強く擦り合いたい衝動にかられ、先程射精したにも関わらず、勃った陰茎の先には我慢汁が溢れ光っていた。 「カツラ!」 タイガはカツラを軽々と横抱きに抱えソファーにそっとおろした。 「すごく、すごく綺麗だ。こんな…男娼みたいな格好…。エロすぎるって」 タイガは血走った目でカツラを見つめ言い終わると深い口付けをおとす。 「お前が勝手に着せたんだろうが。こういうのが好きなのか?」 カツラはタイガの反応に満足しからかうように尋ねる。 「別に…。そういうわけじゃ。セットだったから…」 友人に勧められるまま深く考えず購入し、そのままカツラに着せただけ。着せてみたいという欲望はあった。でも最初はほんの軽い気持ちだった。自分がここまで我を失うほど欲情するとはさすがに思わなかった。 しかし今行為をし終えその姿を目にするとかなりやばいと感じた。快感を味わったカツラの肉体はよりつやめき、触れる肌は吸い付くようにタイガの肌にまとわりつく。皮膚からも淡い快感が駆け巡るのだ。性的な色がある唇、乳首、後陰はより紅く染まりカツラの白い肌とのコントラストで視覚的な性欲を煽る。そんな状態で一応身につけているとはいえ、今のカツラの姿は抱かれるためだけのような姿なのだ。押し倒し乱暴に挿入したい衝動にかられるのは仕方がないことなのだ。だれが我慢できるというのか。目の前にこのような美しい生き物を目にして。この衣装の真の持ち主と見紛うほどのカツラの容貌にタイガは性欲を掻き立てられた。

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