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第300話 19-9(R18)
「んんっ、あっ、はぁ…」
「カツラ、カツラ…。好きだ!」
バスルームで生まれたままの姿になった二人は激しくからみあっていた。
タイガは背後からカツラの陰茎を捻るように扱き先を人差し指でくりくりと弄んだ。この刺激はたまらなく、カツラは壁に手をつき尻を突き出し激しくよがった。
「タイガ、ダメ…いきそう…あっ」
「イッていいよ。たまってるだろ?」
タイガは性器を握った手の動きはとめずにもう片方の手では固く勃った乳首をつまんでクリクリと刺激を与えた。首筋には舌を這わせ挿入はしていないがカツラを思う存分味わっていた。
「くっ!!あっ…あぁぁぁ」
ピュシッと音をたて勢いよくカツラが射精した。タイガはカツラを振り向かせ舌を絡めとる。
「ん、んっ、あ…」
タイガの愛撫はまだ終わらず、キスで舐め尽くした唇から顎先へと移り首筋、鎖骨へと移動させる。
「はぁ、はぁ…、タイガ…」
タイガの愛撫は止まらない。カツラは息を切らしながら目線を下に向ける。
タイガの巨大な陰茎は目で見てわかるほどに固くそりたっていた。血管が浮かび勃起しすぎているせいか黒光っていた。
「タイガ、今度は俺が」
カツラは執拗に絡むタイガの腕からすりぬけタイガの股間の前にしゃがみこんだ。手でそっとイチモツを握るとそれは熱を帯び、思った通り石のようにガチガチに固くなっていた。
クパァッ…。
カツラは充血し勃起したタイガの巨大な肉棒を口に咥えた。付け根まで吸い上げると喉の奥に突き当たるほどの大きさだ。
しかし、カツラはこれが好きでたまらない。時々甘噛みしその度ににタイガがうっと唸る。舌先も使い裏の太い血管に沿わせるように舌を動かす。
「カツラ…。めちゃくちゃ気持ちいい…あぁ…」
カツラはタイガの反応に満足し、自分がされたら気持ちいいであろうことをする。どこがいいか、同性であるがゆえにそのツボをおさえている。痒いところに手が届くようにタイガが望むフェラチオを繰り返す。数分しないうちにタイガの陰茎がふくらみ、先に透明の汁をたらした。カツラはもちろんそれを吸い上げ飲み込んだ。陰嚢もタイガが望むようにもみしだいてゆく。
「ぐぁっ!!くっ!!」
カツラの口腔内を生暖かい液体がみたしていく。タイガが射精したのだ。カツラはそれを吸い上げるようになおさら口をすぼめた。
「はぅっ!カツラっ」
ちゅっとタイガの陰茎の先を吸い付くようにして口から離す。見上げるとタイガは激しく息を切らし血走った目でカツラを見ていた。カツラの口元には白い精液が一筋垂れている。満足した笑みを浮かべたカツラはゴクリと喉を鳴らし、タイガの精液を飲み込んだ。
「カツラ!」
「気持ちよかった?タイガ?」
カツラは立ち上がりタイガの両肩に腕をまわした。
「全部飲んだの?」
カツラはあーと口を開けてみせる。舌には白い液体のあとがあった。
「初めてのことじゃないだろ?」
「そうだけど」
久々なので量も多くかなり濃かったのではないかとタイガは気になった。
「なぁ、タイガ」
「ん?」
「これは俺のものなんだ。俺だけの。誰にも渡さない」
カツラはそう言って口をわすがに開き、手を口元に当てた。今回もめた精子のことを言っているのだ。
タイガは魔法にかかったようにまだ僅かにタイガの精液がのこるカツラの唇にキスをした。口腔内に舌を入れると自分の味がした。
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