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第9話 僕がキミを守ると約束したこと
「お邪魔しまーす……え?」
寮なんてどの部屋も造りは一緒だ。と思っていた。東雲センパイの部屋に踏み込むまでは。
「何この部屋!?なんでこんなに広いの!?」
「知らないのか?学年主席の特典」
「お前…そんなに頭良かったの?」
「まぁな」
俺の部屋には、2人専用の小さなダイニングテーブルとイスしかない。しかしここには、4人用のダイニングテーブルとイス。さらにソファーと、背の低いガラスの机と、大きなテレビがある。
きっと、寝室も俺たちのものとは違う。
「寝室見てもいい?」
「どうぞ。だが制服きたままベッドに座るなよ」
「本当にお前は期待通りの性質だな。どっちがお前の部屋?」
「右」
俺は右側の扉を開けた。
目に飛び込んで来たのは、大きな本棚だった。参考書がギッチリ詰め込まれている。これが特典か。うん、これは羨ましくない。
「この部屋、いるだけで罪悪感に苛まれそうだな」
「どこが?」
「秀才眼鏡には分からないくだろうな」
とりあえず、俺は共有スペースのソファーに座った。部屋にソファーがあるって良いもんだな。東雲センパイは、自室で部屋着に着替えてから俺の隣に座った。
「ちなみに、同室者って誰?まさか日生 って奴じゃないよな?」
「ひなせ?日生って、3年B組の?」
「知ってんの?もしかして、トモダチだったり、する?」
「いや、うちのクラスによく来てたから知ってるだけで……そういえば最近は来なくなったな。日生がどうかした?」
「ふうー。東雲センパイ、今からお話することは、他言無用でお願いします」
俺は東雲センパイに、日生に襲われたことを話した。拉致られて縛られて、襲われそうになったっていうのが、正しいけど。それと、気持ち悪い手紙のことも。
東雲センパイは、俺が話している間は口を挟むこともなく、質問だってしてこなかった。時折、眉を顰め、奥歯を噛みしめるようにぎゅっと口を結んだ顔が、何かを我慢しているようで、なんだか、俺まで辛くなった。
「で、どうしたら良いと思います?」
「どうもこうもないだろ。日生のことは退学にしてもらう」
「え、退学…!?退学は、やり過ぎじゃ。俺、他人の人生狂わせたくない。つーか、そんな責任取れない……」
東雲センパイは急に立ち上がると、一度大きく息を吐き出して、また座った。
「君は馬鹿か?というか、馬鹿だ」
「喧嘩売られた?俺」
「また襲われてもいいのか?公にしたりはしないから安心しろ。秘密裏に交渉して自主退学してもらう。…でも」
「そんなことできるの?」
「早川くんが駆けつけてくれたなら、もしかしたら彼が……。とにかく、弁護士を立てるのが懸命だ。君から直接交渉はしない。会ってもならない」
「べ、べんごし?弁護士って、俺はそんな大事にはしたくないっていうか……。家族にも知られたくないし、お金だってかかるし」
「なら俺が代理人になる。それならお金もかからないし、君は直接日生と話すこともない。君のことは、俺が守る」
あまりにもさらりと言ったその言葉に、俺は思わず吹き出しそうになった。笑いをこらえていると、東雲センパイは頬を赤く染めた。照れるなら言わなきゃいいのに。俺はそんな東雲センパイのためにも、話を逸らすため、カバンを開けて例の手紙を取り出そうとした。
「そうそう、それでさ」
「塩谷。言っておかなきゃならないことがある」
東雲センパイは突然意を決したようにソファーから立ち上がって俺の目の前に立った。頬をあからめたまま、サラサラの黒髪を耳にかけるも、そんなに長くはないからハラリと落ちてくる。
「俺は、塩谷が好きだと思う」
「…………………はい?」
「俺は君を襲ったりはしないけど、そういう事だから。シャワー浴びてくる」
と言って、東雲センパイはバスルームへと消えていった。
ん!?俺、今、告白された!?
「ただいまー」
「おかえりー」
しまった。反射的に返してしまった。
玄関に立っていたのは、見知らぬ奴だった。相手にとっても同じだろう。お互い、呆然と見つめ合う。つか、俺、めっちゃ怪しくないか?何勝手にソファーでくつろいでんだってなるよな。
俺は、ソファーから立ち上がると、玄関にいる学生に頭を下げた。
「2年の塩谷まといです!今晩、お世話になりにきました!東雲センパイに」
俺が印象を良くしようと元気よく挨拶をすると、風呂場からガタガタと音が聞こえた。音がした方を見る。
「変な言い方をするな塩谷!!成田 、そいつは俺の友達だ。訳あって、俺の部屋に泊める」
東雲センパイが風呂場のドアから顔を突き出して、補足した。ぼたぼたと、水が垂れ落ちる。
「東雲さん、わかったから。水めっちゃ垂れてる」
成田という名前なのだろう、彼が指摘すると、東雲センパイは素早く頭を引っ込めドアを閉めた。
「1年の成田めぐみです。どうぞ、くつろいでください」
ニコッと笑った。
成田くんは1年生らしい子どもっぽい顔をしていて、また主席とは思えないような、派手な容姿をしていた。頭の色、カスタードクリームみたいだな。背は俺よりちょっと高いぐらいか。顔も良く、頭も良く、愛想も良い。
「あ、塩谷さんたち、もう夕飯食べました?俺、これからご飯作るんですけど、もしまだなら、一緒に食べませんか?」
そしてめっちゃ良いやつ。俺にはわかる。こいつの作る飯は美味い。こういう、完璧な人間は何をやっても完璧だからだ。俺は笑顔で頷いた。
「何これ」
「夕飯のチョコレートケーキです」
机の上にはどでかいチョコレートケーキ(ホール)が置かれていた。
「え、東雲センパイ、この子本気?本気でこれが夕飯って言ってる?冗談?初対面だから俺わかんない……突っ込んでも大丈夫?」
「残念ながら成田は本気だ」
「塩谷さん、いっぱい、食べてくださいね。東雲さんは、甘いの苦手だから、こっちね」
と、東雲センパイの前に出されたのは白ご飯と生卵だ。どちらかというと、俺もそっちが良いけど……。
まあ、良い。こんなに、腹一杯ケーキが食べられる機会なんてそうそう無い。
「いただきます」
俺は、ホールケーキの半分をたいらげた。
「お風呂入れたんで、入りませんか?」
「え、一緒に!?」
「ブッ、ゴボッゴボッ」
東雲センパイは紅茶を吹き出した。
成田くんは、困ったようにはにかんだ笑顔を見せた。
「俺は後で入ります」
「いやいや、俺が後にはいるよ」
「お客様なんだから、先に入ってください。誰かさんはとっととシャワーだけ浴びたみたいですけど。遠慮せず……あれ、鞄の中、すごい手紙ですね」
成田くんが適当に転がしておいた鞄を拾い上げて、言った。そうだ。鞄あけたままだった。
「成田、おもてなしも程々にしろよ。鞄も、片付けなくて良いから」
東雲センパイが口の周りに飛び散った紅茶も拭かず、成田くんから俺の鞄を奪い取る。
そしてそれを、自分の部屋の中へ持って行った。
「……もしかして、ラブレターですか」
「ははは、俺がそんなモテモテ人間に見える?」
「見えませんね。でもこの学校、おかしい奴らばっかですから」
成田くんは、素直なのか、時々、辛辣だ。東雲センパイへのあたりも、ちょっと雑だし。見ていて面白いけど。
「お風呂、冷めないうちに入ってくださいね。俺、宿題しなきゃ」
成田くんが自室に戻ったの同時に、俺は立ち上がりバスルームへと向かった。
「なんか、やけにくつろいでるな」
東雲センパイがソファーに寝転ぶ俺を見下ろして言った。俺も自分が信じられないほど、くつろいでいる。風呂も借りて、ジャージに着替えて(成田くんに借りた)、良い感じに眠くなってきた。おまけに大量の糖分が俺の血糖値を引き上げ、身体をだるくさせている。それに。今日は、ハードだった。
「俺、ソファーで寝る」
「……ベッドで寝ろよ。俺がそこで寝る」
「いーよ、お前じゃ足はみ出るだろ。泊めてもらってるんだしうわあ」
身体が浮いて驚いた。
まてまてまて、これはもしかして!
「軽々しく俺を運ぶな!」
「動こうとしないからだろ。ベッドで寝ろ。ちゃんと休め」
あっという間に失恋眼鏡の寝室へと運ばれてベッドに放り投げられた。
失恋眼鏡は勝手に電気を消して、出て行こうとしたが、扉の前で立ち止まった。
「無防備過ぎだろ。もっと警戒してくれ」
「なんで?いいだろ、部屋にいる時ぐらいは」
「お、俺がいるんだぞ!少しはっ………。いや、すまない。それで良い。信頼されてるって、コトだから」
バタンと、扉が閉められた。
警戒しろと言ったり、しなくて良いと言ったり、どうしたんだ、失恋眼鏡は……。また情緒不安定か?
あ……そっか、そういえば、俺のこと、好きだって………………。あいつも………愛してるとか、言ってた……………な…………………………。
「おはようございます。塩谷さん」
なんだその寝起きドッキリみたいな、吐息交じりの声は。
寝起き頭で突っ込もうとしたけど、声が出なかった。あれ?夢?起きてる?どっちだ。
目を開けると、そこはまだ夜のまま暗闇だった。
でも、人の姿が見える。寝起きドッキリを仕掛けてきた人が、そこにいる。
やっぱり俺、起きてるよな。
「んーーーーー」
「し。静かに。声は出さないで。出しても無駄ですけど。大変です、絶体絶命、どうします?」
彼が、何を言ってるのかわからない。
何が絶体絶命なんだ?どうするって?
「おとなしくしたがう、もしくは抗って乱暴にされる。残念ですが助けはきません。どっちがいいですか?俺は、どっちでも」
よくわからないまま、涙が出てきた。
これってたぶん、そういうことだよな?
暗闇に目が慣れてきて、成田くんがにっこり笑うのが見えた。
「東雲さんって、ホント役立たず。そう思いませんか?勉強はできるけど、ツメが甘い」
「んー、んん、んー!!」
俺はそんな事ないと首を振った。俺の口に入ってるのはなんだ、ハンカチか?靴下か?よくわからない、布が入っている。
両手は自由だが、両足が不自由。ロープでひとまとめにされていた。
俺は覆いかぶさってきた男を押し返すのに必死になる。1年だ。身長だって変わらない。負けてたまるか。
「んんん!んー!!!」
「俺と話したいですか?それ、とってあげてもいいですけど、叫びません?」
叫ぶに決まってんだろ。俺はコクコクとうなづいた。
「叫ぶって顔してますよ、塩谷さん」
テレパシーつかえるのかよ、こいつ。なんで?こいつ何が目的なんだ。頭が良いんだろ。こんな事して、何になる。俺だぞ?モテモテ人間に見えないっつったろ?でも、そうだ、この学校にはおかしい奴らがいるとも言っていた。筆頭じゃん。
「諦めてください、塩谷さん。まといさん。ね?」
俺は首を振る。諦められるか。ここで諦めたら試合終了どころか人生終了だ。俺は成田くんを睨みつけた。絶対に屈するかよ。そんな俺を見て、成田くんが目を細めて笑う。
「じゃあ、諦めさせてあげます。ドアの向こう、東雲さん。どうなってると思います?縛って浴槽に入れています。浴槽にはシャワーヘッドを入れて、蛇口をほんの少しだけ開けときました。もちろん、浴槽の栓はしています。だいたい、30分です。東雲さんが溺れるまで。30分しかありません。協力してくれたら、20分ぐらいで終えてあげます。4分経ちました。諦めつきましたか?」
成田くんが、俺の口に詰められた布を取る。
声は出るけど、出さなかった。
「正解です!それでは早速」
着ているものを全て剥ぎ取られた。これでだいたい、3分は使った。
ベッドの上に素っ裸で寝転んでいる。
「早くしろよ」
「言われなくても」
成田くんは、俺をベッドの上に座らせると、服を着せ始めた。は?
「え?え?」
「静かにしてください。集中してるんで。あれ、ここは、こうで……。よし、綺麗にできた。下は…、あ、そっかパンツ。足あげてください」
俺は黙って足を上げた。そうやって、履かされたのは、小さなパンツ。ケツに食い込む。そして、上半身はセーラー服。こいつが何をしようとしているのか、理解できた。
「あーダメだ。タイツって履かせるの難しい!」
「くそ、貸せ!」
俺は成田くんの手からタイツを奪い取ると、自ら履いた。ついでにスカートも。最後にウィッグを被って完成だ。
パチパチパチパチ。
成田くんが手を叩く。
「素晴らしい!!これぞ、俺の理想!!写真撮ってもいいですか??あ、ケータイですけど」
「さっさと撮れよ!!」
フラッシュをたかれ、パシャパシャと写真を撮られる。そろそろ20分。俺は、成田くんの胸ぐらを掴んだ。
「な、なに?まとい姉さん!」
「姉さんじゃねえ。ふざけんなよ、時間だ。東雲センパイを助けろ」
「ははは、まとい姉さん馬鹿だなぁ。自分で助けにいけばいいのに!」
「た!!!たしかに!!!!」
一生の不覚!馬鹿だ!俺は!!
俺は急いで部屋を出て、風呂場まで駆け抜けた。
ドアを乱暴にあけて、浴槽の蓋をあける。
「東雲センパイ!!!だいじょう………………え?」
中は空だった。
「え…………?」
「ふわあぁ。しおや………?どうしたんだ、夜中にうるさ………え!?ええ!?どうしんだ、その格好!」
眼鏡のない、東雲センパイと目が合う。
「し、しののめせん……ぱい。成田あああああああ」
「ああ、ごめんなさい!怒らないでまとい姉さん!!俺はただ、姉さんに逢いたかったんだ!!」
「うわあ、抱きつくな!離れろ!!つか誰が姉さんだ!!!」
「成田!?辞めろ!!塩谷から離れろ!なんだ、何が起こってるんだ!?」
「しらねぇよ!なんなんだよ、こいつ!!新手の変態か!?おまえ、こんなのと同室でよく無事だったな!?」
成田くんは東雲センパイに羽交い締めにされて、俺から引き剥がされた。
「どういうことか、説明してもらおうか。成田くん」
それから、ダイニングテーブルにて、成田くんの告白……自供が始まった。
「一目惚れだったんです。顔はみえなかったけど、なんかもう、タイプで。こんな人が、俺の姉さんだったら良いなって」
俺と東雲は顔を見合わせた。
「どこから突っ込んでいいかわからん」
「とりあえず全部聞いてからだ」
「ファンレターを送りました。とにかく印象にのこるよう、頑張った。謎めいたファンレターを送れば、向こうからこちらを探しに来てくれるって」
「例の手紙だな」
「そうだろう」
「頭が良い変態は恐ろしいな」
「今日。彼女を見つけた。びっくりした。でも、あまりにも、普通で……。確信が持てなかったけど、でも、あの手紙の山を見て、確信した……。お風呂はおいしくいただきました」
「おい!!!ちょっとまて!!!それで俺を先に風呂に入れたのか、信じらんねえ!!!」
「でも、そのおかげで姉さんの処女は守られたと言っても過言じゃないですよ。風呂でしっかりぬ」
「成田、もう良い、黙れ」
東雲センパイは、眼鏡をとると、頭を抱えた。
俺よりも何故かダメージをうけているようだった。
「同室者が、とんだ変態で、落ち込むのはわかるけどさ……。元気だせよ」
なんで俺、励ましてんだ。
「ちがう。俺は、君のことを守るって言っておきながら、みすみす塩谷をこんな格好に………くっ」
「……おい、そんなにひどいか?これは」
「そんなことありませんよ!!!姉さん!!!可愛いですよ」
「お前は少し黙れ!!てか、へやに戻ってろ!俺は、少し、東雲センパイと話をする」
「そんな、襲われてしまいますよ!!そんな格好でふたりきりなんて」
「襲われねーよ!!……こいつは、襲わねーよ」
「……塩谷」
「ちっ」
成田くんはスタッとちあがると、自室へと戻って行った。俺たちはその姿を見届けて、二人で顔を見合わせた。
「あいつ、舌打ちしがった」
「ああ。…………塩谷、もしかして、俺の事助けようとしてくれたのか?」
「そうだよ。お前が浴槽で溺れそうだって聞いて。でも、良かった、何事もなくて」
「そうか。ありがとう、塩谷。でも、俺のために、捨て身になるなよ。俺は、そっちの方が辛い。見殺しにしてくれ」
東雲センパイは、両手で顔を覆った。失恋眼鏡は涙腺が弱いからな。俺は、隣にすわる男の頭に手を置いた。
「見殺しにしない」
「塩谷、襲わないって言ったけど、キスしてもいいか?」
「駄目」
「分かった、分かったけど、これだけは言わせてくれ」
東雲センパイは、顔を覆うのをやめて、その手を俺に伸ばした。偽物の髪の毛に触れる。
「今のお前、俺の初恋の人にそっくりだ」
「本人だろ」
東雲センパイが目を赤くして笑ったので、俺も笑った。
「ちょっと!姉さんを口説くのはやめてください!!」
「お前はひっこんでろ!!」
人生で一番ハードな1日を終えた翌日。
その日は何事も無かった。
登校して、山本くんに例の手紙の真相を伝えると、笑わないように必死に唇を噛んでいた。
早川は相変わらずセクハラしてくるけど、何故か早川の部屋の鍵と共に家の鍵を返してもらうことができた。
昼には江藤に引き摺られ、お手製の弁当を食べされられた。今日はお返しに、チョコレートケーキを渡した。東雲家の冷蔵庫から頂戴して来たやつだけど。
午後は授業をまともにうけて。
放課後、東雲センパイから日生は自主退学したと聞いた。東雲センパイが交渉する前に、退学届けを出していたんだそう。
なんだかな、よく分かんないけど、一件落着だ。
昨日、馬鹿みたいにチョコレートケーキを食ったから、今日の夕飯は、栄養がたっぷり入ったものにしようと、寮の学食へ行った。
「あ、先輩!」
「中島くん!今からご飯?一緒に食べる」
良き後輩、中島くんとばったり出くわした。持っているのはカツ丼だ。ちなみに俺は、ミネストローネ。
「いいですか?あの、もう一人いるんですけど」
「いいよー。友達?どこ?」
「いえ、バレー部の先輩です。あそこ」
一際背の高い男が、焼き鯖定食を持ってこちらにやって来た。
俺はこの男を知っている。
「ご紹介します。3年の佐伯 さんです。佐伯さん。こちらは」
「知ってるよ、塩谷くん。久しぶり」
180センチはゆうに超えているだろう長身の彼は、俺の反応を見て眉を下げて笑った。
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