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八神撤退

23:00頃暁に電話があり… もう24:00近いけど… 暁の頭が、あちこちに揺れ始める 「暁、寝てもいいぞ?兄ちゃん、話しながらだから、時間かかってるんだ。帰って来たら起こしてやる」 「……八神さん…眠くないんですか?」 「俺はいつも、遅くまで起きてるからな」 「…すいません……寝ます」 「おう」 ちゃんと歯磨きして もっかい、水無瀬が帰って来たら起こして欲しいと言い すいませんと、部屋へ消えた だいぶ信用されたらしい ちゃんと話し合い出来たのか? 俺の家から、こんなかかんねぇだろ まだ、もめたりしてんのか? 店長がゲイなのは知ってたけど、彼氏の話とか聞いた事ないから 水無瀬とか、暁が、ほんとに彼氏と付き合ってるって考えると… ん~…思ってたより抵抗ないかも 妹のお陰で、免疫力ついてたせいか? 2人共、男臭くないからかも 暁なんか、見ようによっちゃ、短髪の女の子でいけそうだし 水無瀬は、バスケやってたって言うだけあって、背も高いし、筋肉もちゃんとあるが… 顔か?雰囲気か? なんか中性的なんだよなぁ… そんな2人がヤッちゃってるって… う~ん… 暁が抱いてもらってたって言ってた 抱いてもらう側って大変なんだよな その…虐待してた奴に教わったのか? 男の子が男にって… 中1で水無瀬んとこ来たんだから 小学生から? うっ…吐きそう 水無瀬は最初から嫌がってたって 最初からって事は何度もだよな? ずっとって言ってたし 今も? そんで、あんな泣く程 悪い事だって知りつつ、水無瀬に悪いって思いつつ 抱いてもらわなきゃならない暁 で、2人共彼氏が居る どういう状況?? つまり、お互いヤリたくないのに どうする事も出来なくてヤッてるって事だよな? ヤッてるうちに、好きになっちゃって… とかでもなさそう 無理無理 そんなん続けながら 普通に日常生活送ってんの? 頭ん中パンクするわ ヴ~ ヴ~ ん?水無瀬… と思ったら、楠… 彼氏か! え? なんか、水無瀬が酔ってるとか言ってる んで、俺が悪者にされてる こんだけ協力してやってんのに! とりあえず、ここの住所を送っておく ちょっとデカイ声出しちゃった 暁起きたかな? ま、どうせもう少しで帰って来るから起きてもいいか 部屋の前まで行き 「暁、もうちょっとで兄ちゃん帰って来るってよ」 酔っ払ってるみたいだけど 反応なし 寝てんのか だいぶデカイ声だったけどな あっ! デカイ声怖いって言ってたんだった 「暁…デカイ声出してごめん。大丈夫か?」 泣いてたりして 震えてたりして 「暁?ちょっと…入ってもいい?」 反応なし 「ごめん。ちょっと入るよ?」 そ~っと、ドアを開ける 「暁?」 ゆっくり近付くと す~… す~… 寝とる なんだよ 熟睡じゃねぇか 水無瀬の口ぶりからして 多分今日は暁にとって すげぇ頑張った日なんだろな あんなに心配してた兄ちゃん 待てない位疲れたんだ 「…よく、頑張ったな」 こうやって、少しずつ色んな事頑張って 乗り越えてきたんだろな 今の俺みたいに水無瀬は 色んな事に気を遣って心配して 守ってきたんだろな 「よしよし」 優しく頭を撫でてやると うっすら目を開いた あ…ヤバ 大丈夫か? 「…槇田(まきた)…さん?」 まきた? 誰だ? 八神さんだけど 「ん。いいから、寝てな」 「……槇田…さんも……」 寝た 槇田さんも… 寝てって事? 一緒に寝てた関係? え? 今の彼氏が初めてじゃねぇの? 中学の時の彼氏? 中学で…さん付けって、先輩? 意外と男でも、彼氏できるもんなんだな ま、暁可愛いし 歳上なら尚更か でも、なんか話が、初めて付き合いましたっぽかったけどなぁ… でも、一緒に寝る関係で、水無瀬じゃないなら… あ… え? 虐待してた奴? でも… 一緒に寝ようって感じだったぞ? いや…… そんな奴でも 一緒に寝て欲しかったのか… そんな奴でも… そんな奴しか居なかったんだ そりゃ… 兄ちゃんとヤッてても しょうがいって…思っちゃうわ 「おやすみ。暁」 ピンポーン ようやく帰って来たか 玄関に出てドアを開ける ガチャ 「こんばんは。楠です。悠稀、連れて来ました」 ほぅ… こいつが水無瀬の彼氏 なかなかのイケメンじゃん って… 水無瀬が、片腕だけで彼氏にぶら下がってる 「俺は八神。水無瀬のバイトの先輩。水無瀬…ベロンベロンじゃねぇか」 「はい…なんとか電車に乗ろうと走ったのが、まずかったのかも」 彼氏の肩にもたれかかって、顔も上げない 「ったく、話し合いたいって言ってて、酒飲んでどうすんだよ?おい、水無瀬」 「……う?…りく…しゅき…」 「いっ…?!」 あらら~… 彼氏君、顔真っ赤… 「とりあえず、中入れろ」 「お邪魔します」 俺の家じゃねぇけどな 「そこのソファーにでも寝かせとけ」 「はい……悠稀、ちょっとソファー下ろすぞ?」 「……う?…りくも?」 「そ。俺も居るから」 「……なや…いいよ」 何?この…可愛いイケメン 水無瀬をソファーに座らせ 「悠稀、横になる?少しは水飲める?」 「…りくが…いいなや…いいよ?」 「え?何がだよ?座ってられんなら、ちょっと水持って来るから、待ってろ」 そう言って彼氏が傍を離れようとすると 「んやっ!」 「うわっ!…」 ドサッ 水無瀬に引っ張られた彼氏が、隣に強制的に座らされた 「あぶっ…危ないだろが!もうちょっとで、お前潰すとこだったぞ!」 「りくっ!ここにいゆの!」 「その(くだり)、さっきやった。水持って来るだけだから」 「だめ!ここにいゆの!」 がっちりと、彼氏の腕を掴んでいる 「…あの~…すいません…」 彼氏が、ダイニングテーブルに肘を付いて見てた俺に、声を掛けてきた 「ん?あ…はいはい水ね」 「すいません」 ちょっと… ドラマ見てる感覚で見ちゃってたわ 「はい、どうぞ」 「ありがとうございます。ほら、悠稀。水飲め」 「みじゅ…んっんっ……っはぁ~…おいしっ…」 はい、可愛い 「飲めるなら、全部飲め」 「ん~…のめゆ……んっんっんっ…」 彼氏の腕を掴んだまま、ゴクゴクと飲む 「…はぁっ…のんだ」 「よし」 「水無瀬、何で酒飲んだんだ?」 水無瀬達の前に、しゃがんで聞いてみる 「……ん~?…あえ?…やがみしゃんみたい…」 「みたいじゃなくて、八神さんなのよ」 「……やがみしゃんと…りく…一緒にいゆの?」 「そうだよ。お前達に、俺ん家貸したろが」 「……やがみしゃんの…おうち……きえ~やったよ?」 「俺の家の感想は求めてねぇよ。なんで酒飲んだんだ?」 「悠稀、ちゃんとミネラルウォーターって書いたラベルの物、飲んだら酒だったって…」 ん? ミネラルウォーターのラベルの… 「あっ…!ヤバッ…そうだったわ…この前余った酒、分けようって……うわぁ~…そりゃ俺が悪いわ。結構飲んじゃったのか?」 「…ん~っと…ゴクッゴクッゴクッやよ?…変な味して、ペッペッてした」 可愛い~~ じゃなくて… 「あれな、普通、水とか色んな物で薄めて飲むんだわ。そりゃ、酒飲んだ事ない奴が飲んだら、こうなるわ。ちょっと待ってろ。いいもん買って来てやるから。すぐに効く訳じゃないが、明日少しはマシになる」 「すいません。色々付き合わせて…」 彼氏君、いい子じゃん 俺、お前達の為とは言え騙したのに あっ… 暁忘れてた もっかい部屋行ってみるが… 寝てる こんなに騒いでんのに あんな兄ちゃん見たくないだろうし 水無瀬も見せたくないだろ 寝てろ 「おい、暁寝てるから、出来るだけ静かにしてろ」 「分かりました」 俺のが演技だって知ったから怒ってないのか でも、電話の時 まだ言ってないのに、普通に話してたな 酒の話の時、ブチギレてたけど …それよりも 水無瀬を早く家に帰さないとって思ったのかな 多分…どこまでかは分かんないけど 水無瀬の話聞いてる限り、暁との事それなりに知ってんだろな それでも、付き合うって… どういう心境? ガチャ ゴンッ ん?ゴン? 「ほら、買って来…」 「りくっ…りくっ……うっ…りくっ…」 え? ソファーの向こう側に、泣いてる水無瀬… この数分で何が… 「何?どうしたの?」 ソファーの前に回ると 「…って~…」 水無瀬の下で、横たわり頭を押さえる彼氏君 「え?水無瀬押し倒したの?」 「うっ…りく…だいじょぶ?」 「…っ…大丈夫…だけど、危ないだろが…ったく」 「うっ……ごめっ…ごめっ…」 「あ、八神さん。ありがとうございます」 彼氏君が、俺に声を掛けると 「うっぅっ…りくっ……キス…してくえないっ…」 えっ… 「ちょっ…ちょっと!」 彼氏君が赤くなって、こっちを見る 可愛い奴らめ 「りくっ…嫌いにっ…なった?」 「違う違う。嫌いになってないから、泣くな」 「あっ…と~…俺の家の…鍵どこかな?」 「あっ…すいません……はい。ありがとうございました」 ポケットから、彼氏君が俺の家の鍵を出す 「これ、飲んどけば、明日マシだから。暁起きるかもしんないから、気を付けてな。じゃ」 「えっ?…え?八神さん…」 撤収! あんな顔してキス迫られたら、俺までしそうになるわ! よく彼氏君、平静を保ってたな? 暁に現場目撃されない事だけを祈るよ ま、普通の弟よりは免疫あるだろうけど とにかく、俺は疲れた こんな疲れる1日ない 家に帰る途中 水無瀬から連絡があった 彼氏君からだけど 水無瀬が、薬探そうとしたみたいで、引き出しとか開けっ放しだとか 顔洗ってる途中で倒れたみたいで、洗面所汚れてるとか 終電乗る為に、そのままにしてきたから、すいませんと わざわざ律儀な奴だなと思った が、家に帰った俺は あり得ない事になってる家の中を目撃する これ… 引き出し開けっ放しのレベルじゃねぇよ! 空き巣に入られた家だろ どんだけだよ! 洗面所に行くと ビッショビショになった洗面台と 開け放された鏡のドアと 中で倒れてる色んな物… ここで誰か襲われましたか? これ…… 彼氏君見たら、びっくりしたんじゃね? 寿命縮まなかった? ってか…すいませんで済むレベルじゃねぇな 今度、あいつらに何か奢らせよ 送っといたけど… きっと八神さん、びっくりするだろなぁ 時間見て、慌てて出て来ちゃったから 「りくっ…りくってば…」 「ああ…ごめん。もう部屋行って寝よ?」 「りくも?」 「んな訳ねぇだろ」 「じゃ…や…」 「やじゃねぇよ。寝るまで、傍に居てやるから、寝ろ」 「ふっ…うっ……りくっ…怒った?」 「怒ってない。だから、部屋行こ?」 「んっ…」 あ… 暁の様子を一応 「ちょっと待って。1回暁の様子見て来る」 「あっ…暁…?」 買い物行く前に、八神さん見てくれてたけど おお… 暁の名前出すと、離してくれる そっとドアを開くと寝息が聞こえる よく、初めて会った八神さんと留守番して ちゃんと眠れたな 悠稀がまともなら、泣いて喜んでたろうに 「暁、ぐっすり眠ってる。悠稀もベッド行って寝よ?」 「うん」 おお… 暁効果か? とりあえず悠稀をベッドに座らせ 「着替えれそう?そのまま寝る?」 「…も…寝ゆ…」 「分かった」 ベッドに寝かせて、布団を掛けると 「あっ…ちゅい!」 怒られた 「暑いのな。ごめん、ごめん」 悠稀が怒るのなんて見た事ないから なんか、ちょっと面白い 「おやすみ、悠稀」 そっと、部屋を出ようとして 「凌久っ……行っちゃう?」 「泊まる訳に行かないからね」 「っ…っ……起きたらっ…~っ!凌久っ…また居ない?」 あっ! 昨日…俺がそうしたから… 悠稀の元に戻る 「不安にさせてごめん。でも、起きて居なくても、またちゃんと月曜日会えるから」 「っ…うっ……凌久っ…ちゃんとっ……おはなしっ…してっ……ごめんって…言いたかったのにっ…」 「うん?」 「俺っ…寝ちゃったからっ…起きたらっ……凌久っ…居なくてっ……おはなしっ…出来ないままっ……ごめんって…言えないっ…ままっ……」 寝ちゃったからって… だって… それはっ… 俺があんな酷い事したから! そのせいなのにっ… 「悠稀…ねえ、もしも…ほんとに俺を許してくれるなら……俺は絶対俺の事許せないんだけど……それでも、悠稀が許してくれるなら、もう悠稀の事も責めないで?お願いっ…」 「許すっ……責めないっ…からっ……凌久っ…ずっと一緒にっ…居てくれる?」 ほんとに…いいの? 「~っ!居て…いいの?」 「凌久っ…してくれる事っ……俺もっ…幸せっ……ずっとずっと…ずっとずっと…一緒に居たいっ…」 「~っ!ありがとっ…俺も…ずっと悠稀と一緒に居たいよっ…いつか…色んな事落ち着いて…それでも、そう思えてたら…っ…一緒に暮らそ?」 「っ暮らすっ!……凌久とっ…一緒に暮らすっ…」 「うんっ…悠稀…好きだよ」 「凌久っ…大好きっ…愛してる」 いいのかな また…悠稀と幸せ感じちゃって 悠稀との幸せな未来想像しちゃって いいのかな 「んむっ?んっ?ん、ん~」 ちょっと! 悠稀! チュッ 「いい?」 「うっ…だめじゃないんだけど、暁起きちゃったら、びっくりするから」 「だいじょぶ。暁、熟睡…出来る様になった」 「いや、でも今日は、いつもと違うし、起きちゃったりするかもしんないだろ?」 只でさえ、初めての人と初めてのお留守番したのに 大好きな兄ちゃんに彼氏が居て 彼氏とのキス現場とか目撃したら 容量オーバーだろ 「ドア…閉めよ?」 「いっ…?」 ドア閉めてまでしたいの? 酔ってるから? 「月曜日じゃダメなの?」 「今っ…したいっ…」 ぐっ… 可愛い顔でしたいとか言われたら… ドア閉めるしかないだろ 「凌久、こっちこっち」 ペシペシとベッドを叩いて上がれのサイン やっぱまだ酔ってる 八神さん買ってきてくれたの すぐ効く訳じゃないって言ってたもんな 大人しくベッドに上がる 「悠稀、暁寝てるからさ。静かにな?」 「分かった…シーッ」 小声で話す悠稀 可愛い過ぎる 「凌久、横になって?」 「え?横になるの?」 「凌久、シーッ…ちっちゃい声」 「分かった」 そこまで小さくなくていいと思うけど 可愛いからいいや 自分からキスしたいのかな 言われた通り横になると 「凌久…いい?」 「いいよ」 「ありがと」 嬉しそう ま、キスでもすれば、疲れ果てて寝るかも… 「…なっ?!」 「凌久、シーッ!おっきいよ!」 「いや、だって…!どこ触ってんの?!」 何やってんの? キスはどうした? なんで、ズボンのファスナー開いてんの? 「ここに、キスしていい?」 「…は?!」 キスって、そっちかい! 分かるか! 「ダメ!ダメダメ!絶対ダメ!」 「……~っなんでっ……そんなにっ…やなの?」 「あ…違うっ…やじゃない……けど、今はダメ。もしも、万が一暁に見られたらどうする?」 「暁起きない」 「分かんないだろ?普段と違う物音とか、気配とか、起きちゃうかもだろ?」 「……じゃあ…布団の中で…」 「そういう問題じゃない!」 どんだけだよ 悠稀からとか…ないのに 酒のせいなんだろな? 大体…そっちにキスとかさせた事ないぞ? 「凌久のねっ?ずっとずっと、俺も……凌久がしてくれるみたいに…気持ち良く…してみたかった」 「………えっ?」 「俺っ…きっと上手くないけど……でもっ…俺でっ……気持ち良くなって欲しいっ…」 いや... ダメだよ…ダメ この子今、酒でまともな考え出来てないんだから それに乗っちゃダメだよ 「凌久?だめ?」 「~っ!ダメ…俺…今日すげぇ汗かいたし…」 「いいよ?」 「っ…いや…良くない…」 「あっ…凌久凌久っ…」 「え?何?」 「ドア…鍵かけれるよ」 可愛い天使が… 悪魔の囁きをして… 俺はドアの鍵をかけた 「ほんとに…気持ち悪くなったら、すぐやめてね?」 「分かった」 「電気…消してもいい?」 「んっと…少し見えないと困る」 「分かった」 全然見えなくしたいとこだけど 「凌久っ…下脱がしてい?」 「う…うん」 なんか…される側だと…恥ずかしい~ 「下着も…脱がしていい?」 「~っうん」 う~っ! すげぇ恥ずかしい! 「触るね?」 !! 「大丈夫?」 「っ大丈夫」 触られてはいるだろ 何過敏に反応してんの?俺 「凌久っ…舐めてもい?」 「っ…悠稀が…嫌じゃなかったら…」 「うん…」 「…ぁっ!!」 ヤバッ! これ…声… まだ、ちょっと舌が触れただけなのに... 「…っ…はぁっ…っ…んくっ…」 丁寧に色んな方向に舐め上げてくる 「凌久っ…少しは…気持ちい?」 「気持ち…いいからっ…この辺で……終わりにしよ?」 「良かった…」 先端と…少し下の境目の辺りを ゆっくりじっくり舐めていく 「んっ!…はっ……~~っ…はっ…」 良かったじゃなくて… 終わりにしてっ… これ以上は…声…抑えらんない…から… 「…~んぁっ!」 ヤバッ 声… 枕…枕… 枕を顔に当てる 先端の…割れ目に沿って… 舌…這わせて… 「はっ…はっ…ぁっ…」 チュッ ぢゅっ ぢゅっ チュッ ぢゅっ 「ん…~~~っ!!」 その部分を吸ってきた 無理無理! もっ…充分気持ちいいから! チュッ 「凌久っ…苦しくないの?」 「…っく…苦しくっ…ないっ…けどっ…」 「気持ちい?」 「気持ちっ…いいっ…けどっ…」 「良かった…入れるね?」 「えっ?…やっ…~~~っ~~~っ!」 待って待って! 会話途中だから! 気持ちいいけど、もう終わりだって! 悠稀、終わり終わり! 「~っ…はぅ…ぅ…~~~っ…!」 ダメだ 喋ったら、めちゃくちゃ声出しそう! なんで悠稀の口の中、こんなぬるぬるしてんの? 全然…ゆっくり動かしてるだけなのに… イッちゃいそう… 「ゃっ……~~っ…っっ!!…くっ…!」 舌…絡めてきた! 俺に…してもらったの思い出してる? 気持ちいい! 「んっ…はっはっ…ぁっ…~~っ!」 声出したい! 苦しっ… 「んっ…は…んっ……は…んっんっ…」 「ぐっ…ぁっ…くっ…ぅ、ぅ…~~~っ…んっ…」 思いっきり… 勢い良く動かし始めた 無理… もう無理… 「はっ…ぅっ…ぅ~~~っ…ぁっ…ぁ…ぃっ…」 イッちゃう 悠稀に…伝えないと… 「ぃっ…ぃぁっ…ぅ~~~っ…ぁっ…ぃっ…くっ…」 悠稀! 離れて! 「んくっ!…ぃっ…くっ……ぁっ…ぁ、ぁ、ぅぅ~~ぃっ…ぃっくっ…ぃっくっ…~~~っ!!」 ごめん!悠稀! 「…くっ……っ…はっ…ぁっ?…んっ…~~っ!!」 何っ…やってるの? 「…~っ!…はるっ…もっ…イッた...!」 何で...吸ってるの? 体…ビリビリする… 頭まで…ビリビリして… 「~~~っ!ゃっ…おかしっ…ゃっ…~~っ!」 チュッ 「凌久っ…気持ち良かった?」 「んっ…ん、ん、ん…んっ…」 体…おかしい… びくびく…止まらない 「凌久?大丈夫??息…して?」 息…息…あ…そっか 「…はっ…はぁっ…はっ…はぁ~っ…はぁっ…」 「気持ち良かった?」 コクコクと頷く 「良かった…これで…安心して……」 え? ドサッ  え? 寝た…の? これ…どういう状況?

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