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恋人は彼氏

頭…痛い なんで、こんなに痛いの? 何かしたっけ? 頭…ぶつけたり ぶつけたり…? あ… 俺、八神さんの家で…… ぱちっ 此処は? 俺の部屋? 俺…あの後どうしたんだっけ? え? 今、夜?夜中?何時?! ガバッと起き上がると うっ… クラクラして 気持ち悪い 吐きそう 何? 「悠稀…起きたのか?」 え? この声… ベッドの下から… 「大丈夫か?」 「り…凌久?」 「おお。まともに話出来そうか?」 凌久… 凌久が普通に話してる 「凌久っ…ごめんっ…俺っ…」 「あ~…八神さん家の事、何にも覚えてない感じ?」 「八神さん家って……え?凌久…八神さんの家…来てくれたの?」 「ああ…全く覚えてないかぁ…」 「ごめん…え?凌久が、俺、連れて来てくれたの?」 「そうだよ。お前…全然違う道教えるから、大変だったわ」 信じられない… 凌久…普通に話してる 「俺っ…凌久と話したの?」 「話したんだけど、酔っ払ってたから、覚えてないみたいだな?」 「酔っ払って……あっ…そっか…だから…頭痛いんだ」 「頭痛いのか」 痛いし 気持ち悪いけど それより 「俺っ…ちゃんと謝った?凌久にっ…ちゃんと謝った?」 「…謝られたよ。悠稀は何にも悪くなくて、俺が悪いのに謝られた。で…絶対許されない事だけど…俺の事許してもらった。けど…酔ってた時の事だし、やっぱり許されないって言うなら…」 「…っ…じゃっ…またっ……凌久とまたっ…一緒に居られるの?」 寝て…起きたら… なんか奇跡起きてた… 「悠稀が嫌じゃないならな?」 「~っ嫌じゃないっ!」 「じゃ、酔ってない時に、もっかい謝らせて。ほんとに…酷い事して、いっぱい泣かせてごめんなさい」 「…っ俺もっ…いっぱい我慢させてるのにっ…気付かなくて、ごめんなさいっ」 「ははっ…今度は忘れるなよ?」 「うんっ…」 八神さんの家でも 同じ事言ったんだ ごめん 全然覚えてない 「泣くな。あんまり泣くと、益々頭痛くなるぞ」 立ち上がった凌久が、頭を撫でてくれる 「凌久…そこで寝てたの?」 「寝てたってか、座ってた」 「なんでっ…一緒に寝なかったの?」 「…そういう気分になったら困るから」 「でもっ…俺起きるの、待っててくれたの?」 「ん。起きたら、訳分かんないかもしれないから」 訳…まだよく分かってない 八神さん家で話せたって事は、俺目覚めてたんだ あれ… 「八神さんは?」 「悠稀が帰って来たの見届けて、多分悠稀が探してた、薬みたいの買って来てくれて、帰ったよ」 「そっ……あっ!暁は?!」 暁…大丈夫だった? 凄く頑張ってくれたのに俺… 酔った状態で帰ったの?! 「暁、俺達が帰る前に寝てたんだよ。相当、八神さんの事、信用したんだろな」 「えっ?!八神さん居るのに…寝てたの?」 「うん。俺も、悠稀を部屋に連れて来る前に見て来たけど、すやすや寝てたよ」 「~っ!暁っ…凄いっ……凄いっ…いつの間にそんなっ…」 「ちゃんと成長してるんだな?絶対安心出来る存在が、居てくれるからだろ?悠稀のお陰だな?」 凌久からしたら 暁の存在は 絶対プラスじゃない なのに…なんで、そんな風に言ってくれるの? どこまで優しいの… 俺のお陰って事は 暁に絶対安心出来るって思わせるには 夏を後回しにしなきゃなんなかった訳で 「っ…夏がっ…夏のお陰っ……夏じゃなかったら…俺なんかと付き合わないっ……夏が知ってて…辛いだけなのにっ…一緒に考えてくれたからっ…頑張れた……俺1人だったらっ…途中でっ…放り出してたかもしれないっ……ごめんっ…ありがとうっ!」 頭痛い 状況よく分からない 信じられないくらい いい事ばかり耳に入ってくる これ全部夢じゃない? 「悠稀、泣くなって」 凌久が、よしよしと頭撫でて 背中ポンポンしてくれて 信じられない 朝になったら 目覚めちゃうんじゃないのかな 「凌久っ…一緒に居て…」 「うん。居るから、もう泣くな」 「目…覚めても一緒に居て…」 「っごめん…俺が置いてきぼりにしたせいだな」 「~っ夢じゃ…ない?」 「夢じゃない」 「良かった…良かった…」 「泣くなって。頭痛薬どっかにあるか?」 「……んっ…でもっ…ちょっと待って……」 「ほい、水」 「ありがと」 「八神さん。余った酒を、ミネラルウォーターのペットボトルに入れてたんだって。悪かったって言ってたよ」 「そうだったんだ。俺も喉渇いてて、一気に飲んじゃったから…」 「悠稀さ、薬探すのに引き出しとか、色んな扉開けっ放しにして、顔洗ってる途中で倒れたんだろ?」 あ... 後で片付けようと思ってて… 「片付けないまま倒れたんだ…ごめん。凌久片付けてくれたの?」 「なんだかんだで、終電に間に合うように家出たから、片付けれなかった。から八神さんに伝えといたけど……家入った時、びっくりしたわ」 「あ、そっか。ごめん」 「家ん中荒らされてるわ、悠稀も八神さんも居ないし、携帯落ちてたから洗面所向かったら、悠稀倒れてるし、顔ビショビショだし……っはぁ~…悠稀死んでんのかと思った…」 え?死んで…… 「えっ?……あっ…ごめん…!ごめん凌久…びっくりさせた…」 「うん。すっげぇ…びっくりした」 「ごめん…」 「そしたら、目覚めた酔っ払い悠稀が、全部白状した」 「お酒だって気付いて、凌久はもうすぐ来るしと思ったら、焦っちゃって……」 「うん…俺がちゃんと話もしないで逃げてたから…頑張って話そうとしてくれてありがと。今日はゆっくり休んでろ。暁が起きる前に俺帰るわ」 「…えっ?」 あ…そうだよね 凌久、俺のせいでちゃんと寝てないんだ 「いっぱい迷惑かけて、ごめんね?凌久もゆっくり休んで」 「おう。月曜な」 「うん...凌久」 「ん?」 「帰る前に…キスして?」 「んっ…暁起きるかもしんないから、少しだけな?」 「うん…」 そう言って凌久は 優しくて、控えめなキスをした 全然足りないんだけど 凌久の優しさが、詰め込まれてるみたいで 「おしまい。やめられなくなったら困る」 そう言って困った顔で笑ってて 「うん…」 ほんとに…また凌久と居れるんだって 幸せを噛みしめた 凌久が帰り シャワーを浴び終わる頃には、頭痛も少し良くなり リビングに出ると… ガチャ 暁が部屋から出て来た 「暁!起こしちゃった?」 「ううん。悠兄、今帰って来たの?」 「夜中に帰って来た。ごめんね?暁。突然知らない人と居ろなんて、怖かったよね?沢山頑張ってくれたのに、寝る前に帰って来なくてごめんね?」 「ううん。八神さん優しいから大丈夫だったよ。悠兄…もう泣かなくてもいい?」 暁… 俺泣いてたの知ってた? そりゃ...そうか 目腫れて… 全然何も言ってこなかったから… 「ごめん。暁にも心配かけてたね?もう大丈夫だよ」 「……っ良かった」 「暁…そんなに心配かけてたんだ。ごめんね」 「ううん……俺のっ…せいなのっ…あるでしょ?」 ……え? 「暁のせいって?」 「彼女と…喧嘩したんでしょ?俺と…セックスしてるの…怒られた?休みの日とか…遊べないって…怒られた?俺のせいで悠兄っ……いっぱい泣いたっ…ごめんなさいっ…」 なっ… そんな風に思って待ってたの? 「ごめん暁!」 泣いてる暁を抱き締める 「ちゃんと言わないで…っそんな風に思わせてごめん!違うんだ。全然違うんだ。暁のせいなんかじゃない」 「ふっ…ううっ……はるにっ…優しいっ…からっ…」 「違う。ほんとに違う。俺が考えなしでとった行動で、凄く不安にさせて、悲しませて、怒らせちゃっただけ。暁は全然関係ない」 ちゃんと… 恋人を、怒らせる様な事だって分かってるんだ 「でもっ…でもっ……これから先っ…~っバレちゃったら…」 「………暁、もうバレてる」 「……えっ?」 「ちょっと…座ろうか。俺の…恋人の話聞いてくれる?」 「うん」 暁とソファーに座る 暁が、じっと見てくる 「俺の恋人はね、楠 凌久。彼女じゃなくて彼氏」 「うん」 全くの抵抗なし まあ…そうか 「凌久は、高3で同じクラスになって、友達になった。大学も同じ志望校で、凄く仲良くなった。ある時、凌久に、いい兄ちゃんだって言われて…黙ってられなくて暁との事話した。勝手に話してごめん」 「ううん」 「それでも凌久は、俺の事、それまでと同じく友達として付き合ってくれて…ある日、凌久が俺の事好きなんだって事が分かって……そしたら、凌久の気持ちが凄く嬉しい自分に気付いて、それで付き合った」 今の暁なら 少しは言ってる意味、分かるかな… 「悠兄の周りには…優しい人が来てくれるんだね?」 あ... 分かってる 「うん。そうなんだ」 それが、優しさだって、ちゃんと分かってる 「だからね、暁は関係ないんだよ?」 「……間宮にも…言った方がいい?」 「……どう…かな…難しいね?俺が言ったのも、友達だった凌久だし…恋人の状態で聞いて……大丈夫か…」 「…分かった。もっと考えてみる」 「うん...一緒に考えようね?暁だけじゃないからね?俺もするって決めて、してきたんだからね?優しい間宮君の為に、考えようね?」 「うん」 結局その日は頭痛が治りきらず 翌日、暁と宿泊研修の買い物に行き 「悠兄、もうほんとに大丈夫だから」 「……そうだね?俺も、弟離れしなきゃ、間宮君にうざがられるね?」 「行って来ます」 「行ってらっしゃい」 1講目の講義もないのに、俺が居るのに、暁は1人で学校へと行った 見えなくなるまで見送って家に入る さっさと晩ごはんの支度をする 今日はお昼からの講義、その後真っ直ぐバイトだから チンして食べれる様に冷蔵庫に入れる 掃除、洗濯をして 凌久! ピンポ~ン 「は~い。早かったな?」 「うん。暁がね、もう、ほんとに送んなくて大丈夫だって言って…」 話しながら中へ入る また来れた… 凌久の匂いの部屋 「俺もこの前学校で、何人か暁に声掛けてくれてる子に会ったり、先生と話して、大丈夫かなって思ったから」 「そっか。良かったな」 「…………」 「悠稀?」 くるっと振り返って、凌久に抱き付く 「悠稀?どうした?弟が自立して寂しいのか?」 「…っ…凌久にとって……暁は…暁が居る事は……嫌な事ばかりでしょ?なのに…何でそんな嬉しそうにしてくれるの?」 「そんなの決まってるだろ?悠稀が嬉しいだろうなって思うから。暁の為に頑張ってきた悠稀を知ってるから。暁も…頑張ってるの知ってるから」 胸が…いっぱい過ぎて 気持ちが…いっぱい過ぎて 「~っ…凌久っ……優し過ぎて疲れない?生きていける?」 「ふっ…何だそれ?生きてんじゃん?こんな嬉しそうに生きてんじゃん?見えてない?」 「凌久っ…今……だめ?」 「あ...…だめ…な訳じゃないけど……ちょっと…この前の自分のトラウマが……悠稀の事抱いて…泣かせないか心配…」 ぎゅ~っと凌久を抱き締める 「この前泣いてたのは、優しい凌久を怒らせてしまったのが怖かったから。どんなに悪い事、気付きもしないでしてたんだろう?って…凌久に嫌われたくない…離れたくないって…怖かっただけ。恥ずかしかったけど…凌久がする事、嫌だなんて思わないよ?」 「~~~っ!そんな事、簡単に言うな!俺は…俺がした事で泣いてなくても、最低な事したと思ってんだから…あんな事出来てしまった自分…んっ!」 凌久にキスをする 「お願い…凌久……お願い…凌久と今したい」 「~っ!嫌な事したら、蹴飛ばして!」 「もう…いいから...凌久!」 「んっ…ん、んっ…はっ…はぁっ…」 「はぁっ…んっ…はっ…んんっ…」 夢中でキスをして… キスの合間に服を脱ぐ 立ったまま、裸で抱き合って、キスをして 「はぁっ…悠稀…立ったまま…咥えていい?」 「凌久の…好きにしてっ…」 「うん…触るね?」 「んっ!…はっ…凌久っ…」 「んっ………はっ…ごめんっ…もう咥えさせて?」 「んっ…いいよっ……はっあっ!あっ!はっ…」 少しだけ全体を舐めた後 咥えてすぐに、激しく動き出した 「うぐっ…はっ…あっ…」 立ってるの…大変… 気持ち良過ぎて… 「はっ…うっ…ぅっ…~~~っあっ!あっ!凌久っ…あっ…」 下を見ると… 凌久が立ち膝で、一生懸命俺のを咥えてる姿が見えた 「うっ…あっ!…くっ…はっ…ぁあっ!」 ヤバい 凌久を見ちゃったら… 一気に気持ち良さが… 「ぅっぅっぅっぅっ…ぁあ…ぁあぁ…はあっ!」 足…ガクガクする 勝手に…腰動いちゃう 凌久…苦しいのに… 凌久の頭抑えて…深く挿れたくなる… だめだ…だめだってば 凌久…苦しそうな声…出てる 「ぐっ…うっうっ…~~~っんはっ…うっ...んっんっ…~~~っ!~~っんはっんはっ…ぅぐっ…」 どうしよう… 凌久が…苦しそうなのが… 凄くやらしくて… 体…止まらない! 「あっ...あぁあぁ…はっはっはっ…ぅっ…はっ…ぅ~ぅ~ぅっ…はっあっ!あっ!あっ!」 イク! 離さなきゃなんないのに... 凌久の頭離せない! イク!イッちゃう! 「はっ…ぅっ…うっ...ぁぁああ~~っ!…イクっ!イク!あっ!イクっ!…イクイクイク…ぃ…~~~~~っ!!!」 ガッチリと凌久の頭を抑えたまま 凌久の口の中へと全部出す 「んっぐっ…ぐっ…んっ…ぐっ…」 ごめんごめんごめん凌久 それなのに…イッたのに… 「…ぁっ……ぁっ…ぁっ……ぁっ…ぅっ…ぁ…」 何度か、そのまま凌久の口の奧を突く様に… 勝手に体が動く そうして、少しして、ようやく自分の意思で体が動く様になって パッと凌久を離すと 「ゲホッ…ゲホッゲホッ…ひゅーっ…っ…ゲホッゲホッ…っ…ゲホッゲホッゲホッ…」 「凌久っ!ごめん!ごめん凌久!水持って来る?ごめん!ごめんね?」 凌久の背中を擦ると 「ゲホッ…はっ…はぁっ……気持ちっ…良かった?ゲホッゲホッ…」 涙目になりながら、凌久が笑って聞いてくる 「~っ気持ち…良過ぎて……体…止めれなかったっ…ごめん」 「はっ…はぁっ…嬉しっ…」 「俺は嬉しくない。凌久が苦しいの嫌なのに…気持ち良くて……離さなきゃなんないのに…離せなくて…」 「…はっ…そんなに気持ち良かったんなら…嬉しっ」 「凌久が苦しくないのがいい」 「じゃ…俺が気持ちいい事して?」 「はぁっ…ぅっ…~っ!そこっ!気持ちいっ!」 「うんっ…ここね?」 「~~っ!気持ちいっ!あっ!……はっ…うっ……」 壁に手を付いている凌久の後ろから 気持ちいい部分が沢山当たる様に動かす 「うっ!…ぅ~ぁあっ!…はっあっ...ぁああっ!」 凌久…立ってるの大変そう しっかりと腰を支える 「ぁっ...悠稀っ…」 「ん。辛い?」 「奥っ…突いてっ……奥っ…お願いっ…」 必死に壁に手をついて 目に涙を浮かべて、顔だけ振り返って 縋る様に言ってくる ぞくっ… 「……分かった。奥ね?」 「んっ…んっ…お願いっ…」 入ってるものをギリギリまで引き抜いて 一気に奥へと挿し込む 「あああぁ~~っ!!」 凌久が、顔を上げて 雄叫びの様に叫ぶ 「はっ…凌久っ……気持ちいい?」 「あっ…気持ちいっ…奥っ…気持ちいっ…ぃああっ!」 「うんっ…いっぱい…奥っ…突いてあげるね?」 「いっ…あっ!気持ちいっ…気持ちいっ……~~っぅっぅっ…ぅぅあっ!ああっ!気持ちいっ!」 凌久の足が、ガクガクしている そのせいか、どんどん上半身が起きてきている 「奥っ…もっともっと…欲しい?」 「うっ…うっ…ぅ~~~…あっ!ぅあっ…」 「凌久っ……奥っ…もういいの?」 少し浅い部分で動かすと 「ん~~っ…欲しっ…欲しっ…からっ……奥っ…奥っ…欲しっ!…お願いっ!」 「うん...じゃっ…もう少し体倒さないと…」 1度動きを止める 「あっ…体っ……倒すっ…ぁっ…こっ…こう?」 「うん。そのままだよ?体起こしたら、奥、ちゃんと当たらないからね?」 「ぅっ…ぁっ…早くっ…早くっ……」 凌久が、腰を動かして欲しがってる 「うん。そうだね?凌久の、少し触っておこうね?」 そう言って凌久のを触る もう…だいぶ気持ち良さそう 「うあっ!…はっ…はっあっ…」 「凌久…このまま動くから、さっきみたいに体倒して?」 「はっ…ぅっ…~~っ…あっ!あっぅっ…」 「うん。じゃ、後ろも気持ち良くするね?」 そう言って、奥の奥の奥にまで届く様に 深く深く当たる様に 「あっ……~~~っぅ…ぅぁ~ぁ~ぁ~あああっ!気持ちいっ…あっ!…奥っ…気持ちいっ…あっぁあ~!」 「気持ちいい?…はっ…こっちは?」 「ああっ!!だめっ…イッちゃう..イッちゃう…」 「前と後ろっ…どっちが気持ちいいっ?」 「ぁああっ!…うっ…ぁあっ!…どっちもっ…どっちも気持ちいっ…!」 凌久が、頭を上げたり下げたり どうしたらいいか分からないといった様に動かす 何度も、ずり落ちていきそうになる手で、壁に掴まり直す そこまで感じさせてるのかと思うと 一気に気持ち良くなってくる もう…俺も…イクっ! 「あっ!ぁああっ!はっ…うっ…ぅあっ!うっ…~~~っ…ぅっ…~~~~っ…ぁああっ!イクッ…イッちゃう!」 「くっ…!うんっ…俺もっ…はっ…イキそっ…」 「うっ…うぅうぅぅ…~~~っぅっ…んぁあ~っ!…~っ!…ぃあぅぅぁぃ~~っ!…ぃぁ~~っ!…~~~~~っ!!!」 「くっ!…うっ!!…~~~っ!!!」 しばらく……ビクビク勝手に動くものを、どうする事も出来ず その度に凌久も 「はっ!…ぅっ…はっ!……」 反応させてしまい ようやく収まって抜くと 凌久は、ずるずると床に座り込み 「凌久?大丈夫?大丈夫?凌久?」 「ぁっ…ぁぁっ…ぁっ…」 ビクビクして… ちゃんと…息出来てない 「凌久、しっかり息して?おっきく…おっきく息して?」 「ぁっ…はっ…はっ…はぁっ…」 「うん。おっきく吸って…吐いて…吸って…吐いて…」 「っっ…はっ…はぁ……んっ…んっ…はっ…はぁっ…」 「そう。もう少しゆっくり吸って…吐いて」 「んっ…はっ…はぁ~っ…っっ……っはぁ~っ…ケホッケホッ…はっ…す~っ…はぁ~っ…ケホッケホッ…」 あ…戻った 「凌久…大丈夫?」 「ケホッケホッ…大丈夫。ごめん、ちょっとイッてた。気持ち良過ぎた」 「はぁ~っ…ごめん。なんか俺、今日変だ。凌久に…優しく出来ない…ごめん」 「ふっ…だったら、作戦成功」 「……え?」 「俺が散々やった…仕返しって言うか……こんなんじゃ全然足りないけど……なるべく悠稀に苦しくしてもらえる様に…して欲しかったから」 そんな… 凌久わざと… 「そんなの……凌久が、それで気持ちいいならいけど……そんな理由で…凌久が苦しくなる事しないでっ…」 「…ごめんっ…結局また悠稀泣かせた」 「凌久のしたいっ…事もっ……気持ちいい事もしたいっ……けどっ…仕返しとかっ…でっ……凌久を苦しくしたくないっ!」 「うん…ごめん。もう、やらない。けど……めちゃめちゃ気持ち良かったから、そういう理由でなら、また頼んでいい?」 「っうん…」 凌久が言ってたの分かる 凌久が許しても...自分は許したくない気持ち… あんなに苦しそうな凌久見て ぞくぞくした自分が…怖い気持ち

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