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今度は俺が

「晩ごはん食べなきゃな。デリバリーにする?」 「そうだね。なんか…もう家に居たいかも」 「うし!でも、ちょっと先にザッとシャワー浴びさせて?」 「うん」 凌久がシャワーを浴びに行き 俺も軽くシャワーを浴び 「よし!注文完了っと。なんか腹減ったな」 「あんなに食べたのにね?」 凌久が、上半身だけ裸のまま、冷蔵庫へと向かう 「凌久…中学の時は、部活やってたの?」 「俺は、中学まで野球少年だ」 「凌久が…野球少年!…可愛い…」 「えっ?!そこは、格好いいじゃないの?」 「あ…ごめん。なんか…可愛いの想像しちゃった」 「ん~…ガッツリした物食う訳にいかないし…お菓子だな」 そう言って、冷蔵庫からチョコ、棚からスナック菓子を持って来てくれた 「凌久、結構おやつ食べるのに、太らないよね?筋トレしてるの?」 「そりゃね。高校から、なんも部活やってなかったし。イケメンを彼氏に持つと、ちょっとしたプレッシャーあるよな…ほい、これ食べよう?」 凌久が、スナック菓子の袋を開けて、食べ始める 「ありがと。今でも運動部みたいな体してるよ?凄いね」 「恋人だとは思われなくても、悠稀の傍に居るなら、少しでも釣り合いの取れる男で居ないとな?」 「俺なんて、部活引退してから、何もしてない。俺も筋トレしないと…そのうちブヨブヨになって、凌久に嫌われるかも…」 「ぶっ…ブヨブヨ悠稀可愛いじゃん。嫌わないよ」 「~っ馬鹿にして…ほんとに…なっちゃうかもしれないもん」 少しずつでも… 始めよう…筋トレ 「馬鹿にしてない。ブヨブヨになっても、頭ピカピカになっても、そんなんで悠稀の事…嫌いになんかならないよ」 「凌久…頭…ピカピカになるまで一緒に居てくれるの?」 「え?…あっ!やっ…それは…」 「それは?」 「俺の…勝手な妄想だから。悠稀は…ちゃんと女の人好きになれるんだし、将来の事考えた方がいいと思うから。結婚とか…子供…とか……俺には無理だし…」 それは…分かるけど 多分… 両親もそうして欲しいんだろうけど… 『愛する人に出会えて、愛し合えるなんて、素晴らしい事なのにね…』 あ…… なんだっけこれ… 「ん、このチョコも旨いよ?中にさくらんぼのリキュール入ってんだけど…あ、悠稀は念の為やめとくか」 「あっ…それさっき、貰って食べちゃった」 「え?そうなの?さすがに、こん位なら大丈夫なのか」 「うん。全然お酒の味しなくて、美味しかったよ」 「まあ、割らなきゃなんない酒、そのまま飲んだ悠稀からしたら……あれ?」 「ん?」 凌久が、じっと俺を見てくる 「え?何?」 「もしかして悠稀がおかしかったのは、これのせいか!」 「え?…あっ!」 そう言われてみれば… 凌久がシャワー浴びてるタイミングで食べて 「…そうかもしれない」 「お前…チョコって…お子様か」 「うっ…ごめん」 「悠稀とは、酒飲みに行けないなぁ…」 「…ごめん」 「だから、酒飲む時は、俺の家でだな?」 「あ...うん!」 優しい凌久 始まる前から これから先の事まで 全部俺の事考えて 「凌久、あのね…」 「ん?」 「俺が、中学入ってすぐ位の時に、もう…どんな番組だったか覚えてないけど…なんかね、男の人同士が結婚したいって言っててね…俺、その時全然知識がなくて、結構…びっくりしたんだけど…」 「まあ…そうだろうな」 「うん…なんかね、凄く失礼だけど、異質に見えたんだ」 「うん…分かる」 「そしたらね、母さんが、愛する人に出会えて、愛し合えるなんて、素晴らしい事なのにね…って言ったんだ」 「流石…悠稀の母さん」 「それを聞いて…ああ、そういうものなんだって思った」 「すげぇな…」 「テレビに出てた人達、ほんとに普通のおじさん達でね…やっぱり、おじさん同士が見つめ合うって、あんまり見た事なかったけど…なんか、凄く愛おしそうに見つめ合ってて…友達よりずっとずっと大切に思ってるのが、テレビ見てるだけで伝わってきた」 「普通は…嫌悪感ってか……あんまり見たくないものだと思うけどな」 「父さんもね…パートナーシップ制度?じゃなくて、さっさと同性婚認めればいいのにって言ってる…だから、多分…普通の親よりは理解力ある方だと思う」 凌久が、こっちを見て固まってる 「……え?……えっ?もしかして悠稀、俺との…事…考えてくれてたり…する?」 「うん。一緒に居るのは、ちゃんと愛し合える人がいい。そうじゃないのに、女の人だからとかは…考えられない」 「……っありがと。いくら悠稀の両親でも、さすがに自分の息子がって考えたら、どうか分かんないけど……悠稀が…そう思ってくれてるってだけで…すげぇ嬉しい」 「凌久が嬉しいって思ってくれるなら、俺も嬉しい」 そう言って見つめ合った時 ピンポ~ン 「あ…俺達の晩飯が来た」 「ふっ…そうだね?」 笑い合って、凌久が慌てて玄関へと向かう 「あっ!凌久、待って待って!」 ピンポ~ン 「は~い!え?何?」 「服!着なきゃダメだよ!」 「あ、忘れてた」 「旨かった~」 「うん。お腹いっぱい」 「どれ?悠稀の腹少しはブヨブヨになったかな?」 「あっ!やめてよ!ほんとに今は見ちゃダメだって!」 「なんだ、全然じゃん。」 「全然じゃない!見ないで!」 凌久に捲り上げられた服を下げる 「ん~…」 「?」 「嫌がる悠稀…なかなかいいな」 「…えっ?!」 「もうちょっと腹見ようかなぁ…」 凌久が、また服を上げようとする 「だめ!だめだって!」 ぐいぐい服を下げてると 「悠稀…」 「え?」 「ちゅっ…可愛い」 「うっ…」 そんな顔でそんな事言われたら 何も言えなくなる 「悠稀…」 「凌久…」 近づいてきた凌久に…目を閉じると バッ! え? 「…なっ?!」 凌久が服を捲って、じっと見ている 「凌久っ!…ちょっと!」 「ちゅっ…悠稀の恥ずかしがる腹に…ちゅっ…いっぱいキスしとこうっと…ちゅっ」 「やだやだっ!凌久っ!ほんと、だめだって!」 「ちゅっ…恥ずかしがるとこなんてないだろが…ちゅっ…ほんとに何の運動もしてなくて…ちゅっ…あんなに食って…ちゅっ…どうなってんだ?」 「出てる!お腹出てるから!」 服を下げようとしても、凌久が邪魔で… 「どこがだよ?…ちゅっ…あっ…もっと上に、美味しそうなとこ発見~…触ってみよっ♪︎」 「あっ!…凌久っ…」 「こっちならいいだろ?もっと触っていい?」 「えっ?えっと…」 「だめ?」 「うっ……いい」 そんな顔で、見上げられたら… 断れない! 「ありがと。じゃ、こっちから…」 「んっ…んっ!」 座ってるから… 凌久に掴まろうと思った時 「悠稀、ちょっと服、捲り上げてて?」 「え?」 「落ちてきて邪魔だからさ」 「……えっと…こう?」 「うん。ありがと」 な… なんかこれ… 恥ずかしい! 自分で… して欲しくて捲り上げてるみたい… 「じゃ…いっただっきま~す♪︎」 「えっ?…ぁあっ!…あっ…ちょっ…」 凌久に…掴まりたい 「うん。美味し。こっちも、頂戴?」 「ぁっ…あっ!…まっ…はっ…」 「周りもいっぱい食べとこ」 ちゅっ…ちゅっちゅっ… 周りを…丁寧にキスしたり…舐めたり… さっきの…刺激が… もう少し…だけど… もう少しで… 「ふっ…周りだけだとウズウズする?」 「…あっ…ちっ…ちがっ…」 「かわいっ…んっ…ちゃんとまた気持ち良くしてあげるね?まずは…周りの…敏感な部分だけ…」 「はっ!あっ!…ああっ!」 「あっ…自分で動いたから…少し中心当たっちゃったね?」 「あっ…あっ……ごめっ…」 「謝らなくていいよ。今度はこっち…自分で気持ち良くなりたかったら、また動いていいよ?」 「あっあっ…はっ…うっ…」 勝手に…体… 胸突き出して…恥ずかしいのに… 「ぁあっ!」 「うん。気持ちいいとこ当たったね?じゃあ…俺このままにするから…自分で気持ちいいとこ…ちゃんと当てて?」 「はぁっ……えっ?…あっ…」 自分でなんて… 恥ずかしいのに… 体…変… 「…はぁあっ!…はっ…ぁあっ!」 「ふっ…上手。ご褒美」 「ああっ!…あっ!やっ!…あぅ……ぅあっ!」 急に... ペロペロ ペロペロ 「こっちもね?」 「ぁああっ!!…んっんっ…ん~~っ…ああっ!」 「ふっ…ヌルヌルになったから、今度は指で気持ち良くしたげる」 「はぁっ…はぁっ…あっ!…はぁああっ!!」 「可愛いっ…自分で服捲り上げて、俺に胸突き出して見せて、気持ち良くなってるの…嬉し」 「やっ!…はずかしっ…見ないでっ…」 「なんで?可愛いよ?もっと…気持ち良くなってるとこ…見せて?」 そう言って、触ってる部分を… 「はぁあっ!…あっ…いやっ…あっ…あっ…」 「うん。気持ち良さそう。ここ弾かれるの好き?じゃあ…俺の舌と指でもっと…気持ち良くなって…」 「あっ?!…やっ…やめっ!…~~っ!…んあっ!だめっ!…一緒…だめっ!」 「ん~?…はぁっ…悠稀、胸でイケるもんな?イってもいいよ?」 「ああ~っ!…ゃっ……ゃめっ…」 手…離せばいい…のに... 力入ってて 離せないっ 馬鹿みたいに 凌久の口に胸押し付けたり… 「あうっ!…~~~~っ…はぁああ~~!」 頭が… 白く...なってく… 「ぁああっ!…~~~~っ…ぅぅっああ~~っ!!…あっ!うっ…ぅあっ!…はっぁああ~~~~っ!!」 真っ白で… なんにも…分かんない 「…っと…気持ち良かった?悠稀」 真っ白で分かんないのに 凌久が…居てくれるなら 何でもいい 「…りくっ…」 凌久に抱き付く 「うん…頑張った。可愛いかった。まだ…震えてる。感じてる?」 「凌久がっ…居ればっ…大丈夫っ…」 「え?何の話か分かんないけど、嬉し」 「んっ…凌久っ…好きっ…」 「それは…このままヤりたくなっちゃうから…」 「いい…よっ?」 「うっ…ダメ。ちゃんと準備してからじゃないと」 「……うん」 凌久は… 凌久だけ… 毎回大変 「ごめんね?凌久にだけ大変な思いさせて」 「まあ…悠稀と気持ち良くなる為だからな」 「もっと、楽な方法あるといいのにね?」 「毎回、それに見合う以上に、いい思いさせてもらってるよ」 「…うん…凌久には…いっぱい気持ち良くなってもらわなきゃ…」 「…悠稀も気持ち良くなってくれるから、気持ちいいんだろ?」 「…凌久…もっとくっ付きたい」 「え?もっと?じゃあ…」 凌久がベッドに腰かけて 「おいで。抱っこ」 「え?それは…さすがに重いよ」 「大丈夫。ベッドの上だから。ほれほれ」 「じゃあ…」 凌久に向かい合う様にして 凌久の脚の上に座る 「重くない?痛くない?」 「全然」 「凌久…近い」 「だな?」 「ふっ…こんな大きくなって抱っこされるなんて」 「おっきな赤ちゃんだなぁ…オムツ大丈夫かな?」 凌久がズボンの後ろの中に手を入れてくる 「だっ…オムツなんかしてない!」 「オムツしてないんじゃ、大変だな。漏れてないかな?ちょっと見てみよっ」 「あっ!ちょっと!」 凌久が、下着ごと脱がそうとするので 焦って、手で抑えて 凌久を跨いで、ベッドに膝立ちになる 「それじゃ、脱がせらんないよ」 「脱がなくていい!」 「え~?ちゃんと確かめなきゃ」 「何を?!」 「だから…悠稀のここ…漏れてないか」 俺が上を抑えてると、下を触ってくる 「もっ…漏れてない!」 「ほんとかな~?さっき、かなり気持ち良くなってたからなぁ…」 「きっ…気持ち良くなってもっ…」 「気持ち良くなっても?漏れてない?」 「ない!」 「じゃあ、見せて?」 「なんで?!」 「ふっ…そんな嫌がんなくたっていいじゃん」 凌久が、困った様な顔をするけど… 「嫌じゃなくて…恥ずかしい…」 「見られるのが?」 「うん…」 「じゃ…目閉じたらいい?」 「え?じゃあ、何の為に脱ぐの?」 「触って確かめる」 「だから、確かめなくていいってば!」 目的の場所に手を伸ばそうとしてきて その手を抑える 「ふっ…チョコ食べたせいで、悠稀、俺だけ気持ち良くしたら寝ちゃっただろ?だから、今度は悠稀をいっぱい気持ち良くしてあげたい」 「いっ…いいって。凌久と普通に気持ち良くなればいい」 「ん。それは、あとでたっぷりと。その前に…悠稀の気持ち良くしちゃだめ?」 「だっ…だめな訳じゃないけど…」 「やった♪︎じゃあ…失礼します」 凌久が、ズボンと下着を下ろそうとする 「えっ?このままの状態で?!」 「だめ?」 「ちっ…近い!」 「ぶっ…どんな状態でも近づくじゃん」 「そっ…そうだった…」 「では、改めて…」 「なっ…なるべく見ないで…」 「はいはい。じゃあ…目瞑っとくね?」 ほんとに目を瞑ったまま 凌久が全部下げた 凌久の肩に手を置くと 「えっと~?」 「んっ…」 さわさわと、太ももを触りながら 目的の場所へと手を動かす 「あった、あった」 「んっ…!」 「ああ…先の方だけ少し濡れてたね?」 「いっ…言わないでっ…」 「じゃあ…ちゃんとイケる様に気持ち良くなろっか。もうちょい濡らして?」 濡らしてって… 言われても… 「ここから…もっと出してくれる?」 目を閉じた凌久が 濡れてる辺りを触ってくる 「ぁっ…もっと…って…言われてもっ…」 「えっと…ここ…出てくるとこがここで…」 「はっ……んっ……」 「とりあえず…周りから少しずつ」 「んっ……はっ……」 「ヌルヌルしてきたね?」 「んっ…なんっでっ……」 「先だけって?まず…先だけ気持ち良くなろ?」 まず…って… 「ん、んっ!…はっ……うっ…くっ……」 もう…だいぶ… 気持ちいいんだけど 「あ…出てきた。ありがと。じゃあ…裏にもね…」 「あっ!はっ……~~っ!…はっ…んっ…」 実況しないでっ… なんか… いつもより… 全然力入ってないのに… 入ってないから? 焦らされてるみたいで… 「どんどん…出てくるね…」 「あっ!…言わないでっ!」 「どうして?恥ずかしくて…感じる?」 「はあっ!……~~っあっ!」 凌久の…触り方と… 恥ずかしいのに… どんどん気持ち良くなってしまって 益々恥ずかしくなってくと思うと… 「じゃあ…全体に…いっぱい…」 「ぁっ…はっ…ぁっぁっ…はぁっ…」 「これで…扱いても気持ちいいね?」 「ぁっ…ぁ…ぁ…ぁ…ぁああっ!」 「気持ちいい?」 「ぁっ…気持ちいっ…」 「そうだよね?先も...裏も…気持ち良くなって…全体がヌルヌルで…気持ちいいよね?」 「いっ…ぁっ…ぃっ…言わないでっ…」 目瞑ってる凌久… やっぱり綺麗で… 「うっ?!あっ!…」 「逆手も…気持ちいい?」 「きっ…はぁ~っ…気持ちいっ…」 「うん。気持ち良さそうになってきた。見なくても分かるよ」 「凌久っ…お願いっ…言わないでっ…?」 自分の… 明らかに気持ち良くなってる卑猥なものを 凌久が… ゆっくり、優しく扱き続ける 「凌久っ…はっ…もっと……」 「もっと?どうして欲しい?」 「あっ…もっと…お願いっ……」 「どうして欲しいのか言って?」 「もっと…強くっ…」 「強くね?こうかな?」 「あっ!ぁ…あっ!」 「これでイケる?」 「うっ…はっ……」 気持ちいい さっきよりずっと気持ちいいけど これじゃ… イケない! 「悠稀?どうして欲しい?」 「いっ…イキたいっ…からっ…」 「うん。イクのに…どうしたらいい?」 「はっ…早っくっ…お願っ…もっと……もっと早くっ…」 「早くね?こう?」 「はあああっ!…あっ!あっ…はっ…ぅ、ぅ、ぅ……ぅぁあっ!」 「悠稀…危ないから、目開けるね?」 「うっ…あっ?!」 凌久が、仰け反っている俺の腰を支える 「俺から離れちゃだめだよ?落っこちるから」 「ぅあっ!…はっ………ぁぁああ~~っ!」 「もうそろそろ…イキそうだね?手だけでイケるかな?」 「あっ…イクっ…イクっ……ぁ、ぁ、ぅ…あっ!」 「でも…もうちょっと気持ち良くなってからにしよ?」 「はっ…ぁっ?…ぁ…ぁっ…凌久っ…」 イキそうになってたのに 凌久が… また先だけ触り始めた 「また、こっちも気持ち良くなろうな?」 「あっ……やっ…やだっ…イキっ……イキたいっ…」 「うん。ちゃんとイこうな?だから、こっち気持ち良くなって?」 「はぁ…はっ…はぁ…ぁっ…ん~…」 気持ちいい イキたい… けど… これじゃイケない 先を触ってる凌久の手に当たる様に… 腰が動く 「我慢出来ない?」 「できなっ…凌久っ……イキたっ…からっ…」 「分かった。もうイこうな?」 「イクっ…イキたいっ……イキたいっ…お願っ…」 「うん…いいよ。俺から離れちゃだめだよ?」 「うんっんっあっ!あ、ああっ!…はっ…はっああっ!」 「悠稀…手離しちゃだめだよ?」 遠ざかってた強い刺激が突然戻って来て 気持ち良過ぎて 全部力抜けそう… 馬鹿みたいに…腰振って… 反り返って… 手…離れちゃいそうで… 凌久の首の後ろで手を組む 「えらい。こっち向きも気持ち良くなろうな?」 凌久が手の向きを変える 「はっ…ぁ、ぁ………ああっ!……~~~~っ!」 「どっちでイキたい?こっち?それとも…こっち?」 「はああっ!」 「こっちのが気持ちいいかな?じゃ、こっちでイこ?」 「あっ…ぁ、ぁ、ぁああっ!はっああっ!イッ…イクッ……イクッ…」 「悠稀…」 「ィ~~っ…!ぁっ…」 凌久の顔をチラッと見ると 「イキな?」 優しくて綺麗な凌久の顔を見て… 「…~~~~~~っ!!!」 我慢してきた全てのものを解き放した 「っと…危なっ…おいで?」 「はっ!…あっあっ!」 手を離して後ろに倒れかけた俺の体を支え そのまま凌久の体に寄せてくれたので 今イッたばかりの部分が 凌久の服に触れて… 「ぁっ…ぁ、ぁ…」 「びくびくしてる…まだ…感じてる?」 「ん…ん、んっ…」 「ん。落ち着いて…ゆっくり息…」 「んっ…んはっ…はっ……はぁっ…」 「ん。大丈夫?可愛いかったよ?」 「はぁっ…はぁぁ……はぁ~……~~っ凌久っ」 「ははっ…お帰り悠稀。気持ち良かった?」 「気持ち…良かった」 凌久の肩に顔を埋める 「なんで隠れてんの?」 「恥ずかしいっ…」 「ほとんど見てなかったよ?」 「でもっ…分かってたもんっ…」 「まあ…分かんなきゃ気持ち良くさせてあげれないからな」 「口にも入れてないのにっ…~っ!」 「俺の手だけでイケたな?可愛い奴」 恥ずかしい! 「馬鹿にっ…してっ…」 「してないよ。する訳ないだろ?ほんとに嬉しいんだよ」 「~っ!それはっ…それでっ…あんまり言わないでっ…」 「ふっ…悠稀、結構言葉責めとか効きそう」 「やっ…やめてっ……凌久の声とかっ…話し方だけでっ…」 「気持ち良くなる?」 「~っ!」 その声で そういうワード…言わないで… 「じゃ、今度試してみようっと」 「たっ…試すって?」 「俺が触らないで、俺の声と言葉だけでイケるか」 「えっ?!やだっ…」 「やなの?」 「やだっ…凌久の声は好きだけど…だって…俺どんどん変態になってく……~っいつか凌久に嫌われるっ…」 「ぶっ…馬鹿だな。嫌いになる訳ないだろ?俺の声と言葉だけでイケる程、愛されてんだって…嬉しくなっちゃうだろ?」 嬉しく…… 「………凌久が嬉しいなら…いつか…いいよ?」 「ははっ…ちゃんと嫌な事嫌って言わないと、色んな事させられるぞ?」 「いっ?!色んな事って?!」 凌久から離れて凌久の顔を見る 「ふっ…ちゅっ」 「え?」 「怯えんなよ。悠稀が本当に嫌がる事なんかしないって」 「凌久がしたい事なら…嫌じゃないけど…心構えがあるから…出来れば先に聞いときたい」 「心構え…ふっ…分かった。決まったら教えるな?」 ポンと背中を押して もっかい抱き寄せる 「うん」 「なんで悠稀…同い年の男なのに、そんなに可愛い訳?」 「そんなの…俺だって不思議だよ。なんで凌久はそんなに綺麗なのさ?」 「これじゃ、バカップルじゃん?」 「うん…凌久の前だけ…俺馬鹿みたいになってる」 「俺もだよ…悠稀だけ」 「凌久…ごめん。そのまま抱き付いたから…凌久の服…」 「知ってる。全然いいよ。もう動けそう?」 「うん」 凌久から離れて立ち上がる 情けない格好なので、凌久に背を向けると 「悠稀…ティッシュ」 「ありがと」 「そのままシャワー浴びといで?」 「うん…ありがと。凌久も…手、洗って?」 優しい… 優しくて優しくて 綺麗な凌久が大好きだ

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