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指で

トイレ…行きたい… トイレ…… 「あ、何処行くの?」 トイレ…行きたい… 「トイレね。よし、行こう」 「いいよ。はい、して」 ? ここ…風呂場… 「そんなの出したら、汚れるだろ?すぐに綺麗にしなきゃ。はい、して」 見てんの? そこで? ヤダよ 「早くしなよ。また綺麗にして着替えたら始めるんだから」 ヤダ… ヤダヤダ じゃあ…我慢する 「何…我慢してないで、さっさと出しなって」 だって… 出したら、また始まるんだろ? 「しょうがないな…ほら、出しなって」 ヤダ! 触んな! 「バカだな…楠、もう抵抗出来る力なんかないんだよ?ま、必死に頑張ってんの可愛いから、いいけど」 力… ほんとに入らない ヤダ… 出る… 出たら… また始まる… ヤダ…ヤダ… 出したくない ヤダ! ヤダ!! 「凌久!!」 ……え 凄い近くで、悠稀の声? 目を開けて、上? 声の方向を見ると 「凌久…起きた?」 「あ...…そっか…ごめん。夢見てた」 ガッツリ悠稀の服 握り締めてた 「うん…夢だから、大丈夫だよ?」 「ん…悠稀、起こしちゃった?」 「凌久…~~っ…こんなに泣いてっ…」 「大丈夫だから、悠稀まで泣くな」 今のは記憶にない けど… あんなの、不安だからって、考えれるとも思えない 俺… トイレにも行かせてもらえないで あいつの前で…… 最悪…… 「凌久っ…っ…っ…凌久っ……」 「悠稀…泣くなって。目覚めて、悠稀の顔見たら、もう大丈夫なんだから」 「凄くっ……辛そっ…だったからっ……」 俺の涙拭ってくれるけど 悠稀の方が泣いてんじゃん 「ん…だいじょぶ、だいじょぶ」 俺も、悠稀の涙を拭う 「毎日…凌久と寝れたらいいのにっ…」 「そのうちな?」 「んっ…早くっ…全部忘れればいいのにっ…」 「そうだな…」 でもさ 今、どうにもならない事、あんまり考えない事にしたんだよ 「悠稀…少し早いけど、目覚めたんなら、朝ごはん食べよ?」 「うんっ…凌久…キス…」 「ふっ…おはようのキス?」 「んっ……んっ…ん、んっ…」 「おしまい」 えっ…? て、顔してる 「ふっ…なんて顔してんだよ?」 「どっ…?!…どんな顔?」 真っ赤になって、手を顔の前に出す 「まさか、もう終わりなの?って顔」 「~~っ!」 「また、止められなくなっちゃうからと思って、止めたんだけど…そんな可愛い顔されたら、やっぱ、もうちょっとさせて…」 「んぅ…んっ…んっ…」 顔の前の手を握ってキスすると… 可愛い また、すぐ終わっちゃうって思うのか 俺が、唇離す度、不安そうに見つめてくる こんなん、止めれる訳ない 「んぁっ…んっ……はっ…んっ……」 気持ち良さそ… 自分から舌絡めちゃって そんなキスして欲しかったの? じゃあ… もっと気持ち良くしなきゃね 「ん~っ…んはっ…りくっ…~~~っ!」 「気持ちいい?」 「んっ…きもちっ…んっ…んんっ…きもちいっ…」 ん…知ってる 見てれば分かる 「悠稀…口…開けたままにして?」 「?…開け…た…まま?」 「そう。出来る?」 「んっ…はっ…はぁっ…」 開いてる口の中に舌を入れて ゆっくりと、上の奥歯からなぞる 「はっ…はっ…んっ…」 「…悠稀…口…開けてて?」 「…あ…でも…」 「悠稀の…いっぱい垂らしていいから…」 「~~っ…んはっ…はっ…」 困った様な 恥ずかしそうな顔で 口を開ける もう一度、奥歯から歯列をなぞる 「はっ…ぁっ…ぁっ…ぁはっ…」 下もなぞって、舌もなぞって 「はっ…はぁっ…はあっ…」 悠稀が、俺の服をぎゅっと握って 口の端から垂らし始める 上の奥歯に戻って 今度はそのまま横に上顎をなぞる 「あっ!…はああっ!…あっ!」 ここ…好きだもんな? どんどん垂れていく ゆっくり、ゆっくり 何度も上顎をなぞると 「あっ…あっあっ…はあっ…」 口からだけじゃなく 瞳からも流し始める そろそろ…限界かな? 舌をなぞって、絡めて、舌を口の中に含み 悠稀の舌を充分に味わうと 「~~~~~~っ!」 ぎゅっと目を瞑って ぎゅ~~っと、俺の服を握り ふっ…と離した 「よしよし。よく、頑張った」 ゆっくりと悠稀を抱き寄せると 「~~~っ…っ…~~っ…」 また、ぎゅっと服を握ってくる 「ん…ゆっくり、ゆっくり…落ち着いてくるよ」 「んっ…んっ……りくっ…んっ…」 「よしよし。まだ、感じてるな?」 「んっ…~っ…んっんっ…」 「ふっ…思い出しちゃ治まらないぞ?」 「んっ…んっ………りくっ……りく…」 悠稀のプルプルが止まってきた 「治まってきた?」 「…ん……はぁ……凌久…」 「ん…悠稀…すげぇエロかったよ?」 「えっ?!…だっ…だって……口…開けてって言うからっ…」 「ん…」 悠稀の口の端の唾液を指で拭う 「あ…凌久…汚ないから、やめて」 「だから、汚なくないって…じゅるっ…」 拭い取った唾液を舐める 「やだ!舐めないでよ!」 「なんで?キスと一緒じゃん?」 「なんか…違うよ」 「じゃあ…」 舌で舐め取る 「~っ!…凌久!…ほんと…汚ないから!」 「あ…こっちまで垂れてた」 顎から首にかけても舐め取る 「やっ……やめっ…」 「ご馳走さま」 「やだっ…凌久…色んな物舐めないでっ…」 「俺は悠稀の物、何だって全部欲しいんだけど…悠稀が、ほんとに嫌なら、もうやらないよ」 そう言うと… 「~~っ…凌久がっ…したいならっ…いいっ…」 「ほんとに?無理はダメだぞ?」 「俺はっ…嬉しいけどっ…でもっ…綺麗な物じゃないからっ…」 「なんだ…悠稀が嬉しくて、俺も嬉しいなら、問題なしじゃん」 「う~~っ…汚ないのに…」 悠稀のもので 汚ないものなんてないんだよ 悠稀がシャワー浴びてる間に 朝食作って 一緒に食べて 「悠稀、デザート食べる?」 「食べる…」 冷蔵庫を開けて… うん、いい感じ 「はい、プリン」 「ありが……え?これ…手作り?凌久、作ったの?」 「そ。昨日の夜ね。悠稀が、死んだ様に寝てる時に…」 「ごめん…話しもしないで寝ちゃった」 「あれだけ頑張ってくれたらね。そりゃ、ああなるわ」 「でも俺、全然眠くないからさ、これ超簡単なの」 「へぇ~~?」 目をキラキラさせながら プリン見て、スプーンでフニフニ押してみてる 何この可愛いの… 「食べていい?」 「どうぞ。ふっ…簡単に作れる分、味も簡単だぞ?」 「うん……美味しっ…普通にプリンだよ?」 「まあ、一応プリンではあるな」 「凄い!凌久、教えて?暁ね、何よりプリンが好きなんだ」  何より? 何よりは、悠稀だと思うが? 「ほっとくと、1日何個も食べようとしちゃうくらい、好きなんだ」 「へぇ?そんな好きなら、作れたら便利だな」 「うん!作ってあげる!」 嬉しそ 兄ちゃんだなぁ 末っ子兄ちゃん と、言うことで、お料理教室 せっかくなので、悠稀にエプロンなんて着けさせてみる 可愛い 「うん、うん……へぇ~?」 これ、普通に動画上げたら すげぇ視聴回数になんじゃね? 「なかなか…腕疲れるね?」 「混ぜんのがなぁ…でも、行程は簡単だから」 悠稀の混ぜ混ぜ ってか… ボール抱えてる姿が可愛い 「これで冷蔵庫入れとけば、出来上がり」 「簡単!」 「だろ?」 「これなら出来そう」 頑張れ?兄ちゃん プリンを作り終わったので 悠稀が、エプロンを外そうとしている 「あ…ちょっと待った」 「え?」 「せっかく可愛いから、もうちょっとエプロン姿堪能したい」 「え~?それなら俺だって、凌久のエプロン姿見たいよ」 「俺のはいいんだよ」 「良くない!絶対格好いいもん!」 と…言う訳で 何故か2人してエプロン姿… 「はぁ~…やっぱり格好いい…」 どの口が言ってんだか 可愛いのに、格好いいの奴が 嬉しそうに見てくる 「んじゃ、せっかくだから2人で撮っとくか」 「あ…うん!」 思えば、悠稀とのツーショットって あんまりない ま、あんまり出歩かないし 「はぁ~…凌久…格好いい…」 写真見ては、色んなとこ拡大して… 本物、ここに居ますけど? ってか、その拡大してる男の隣に 更に数倍格好いい男写ってるけど? 視力大丈夫? 「凌久、ありがと。すっごく嬉しい」 「俺も。毎日、悠稀のエプロン姿見よっと」 「俺も毎日見る……ただ、家に居ても、もっと写真撮っておけば良かったね?」 「そうだな?これからは、そうするか」 「うん!」 あ…でも… 「あ~…悠稀…俺さ、明日から忙しくなるんだわ」 「忙しく?」 「そ。普通に考えたら、単位足りなくなるんだけどさ。流石に警察まで絡んでるし、すぐに母さん学校に言ってたみたいで…そしたら、前期の残り…っても、ほとんどないけど…残りの単位全部取って、レポートやら、課題やら、補習やら、ちゃんと出来たら、単位取らせてくれるみたいでさ。当分忙しくなる」 1ヶ月は、ちょっとヤバかった 母さん、早急な対処、ありがとう 「凌久が悪いんじゃないのに…そんなに頑張んなきゃだめなんだね?」 「まあ…理不尽な話ではあるが、俺側の都合だしな。それで単位貰えるだけ、ありがたいよ」 「出来る事あったら、言ってね?」 「ん…ありがと」 あんな…たかだか3日位の出来事で 復活するまで、こんなかかるんだな… 今思い返すと、入院して数日… 俺、かなりヤバい奴だったよな? 「凌久?」 「ん?」 「大丈夫?」 「ん…なんか…入院してた時さ、最初の方…かなりヤバい奴だったよなぁ…と思って。よく皆、呆れないで、優しくしてくれたよなぁ…」 「そんなの…凌久が頑張ってるんだって…皆分かるもん…呆れたりする訳ないよ」 「ん…そっか」 声は出ない まともに歩く事も出来ないで かなり…ヤバかった…あれは…… また、こんな風になるとか 信じられなかった 「凌久…これからの事、考えよう?」 「……そうだな」 「凌久…あの時の事…全部…消せる薬とかないかな…」 「ふっ…クスリは…ゴメンだ」 「あ…そうだよね?じゃあ…魔法…とか?」 「ふっ…魔法か。それなら、いいかもな?」 「今度、図書館行ったら調べてみる」 図書館? 調べてみる……って 魔法を?! 「いや!いやいや…冗談だよ?冗談」 「ほんとに…あるかもしれないから」 「ない!ってか…あっても怖いから!」 「……そっか」 ヤバい! 心配し過ぎて ヤバい子になっちゃってる! 「普通に…悠稀との楽しい思い出増えたら、嫌な思い出なんて、追い出されるって」 「うん……」 なんか… 納得してなさそう 大丈夫か? 「悠稀」 「うん?」 「また、昨日と今日の思い出増えた。余計な記憶減ったよ」 「……うん」 「……ふっ…うんしょっと…」 ベッドに上がり、悠稀の後ろから、抱き締める 「こら…楽しい思い出作ってくんじゃないのか?」 「うん…作ってく」 「じゃあ…そんな顔すんな」 「うん…」 悠稀の頭の上に顔を乗せる 「なぁ…俺達付き合って1年過ぎてたの気付いてた?」 「え?……あっ!ほんとだ!」 「な?色んな事目白押しで、全然忘れてたわ」 「お祝い…お祝いしなきゃ!」 「ん…でも、昨日から…ってか…毎日悠稀から、沢山の物貰ってるから…」 「そんなの、俺の方が貰ってるけど…じゃあ…」 クルッと悠稀が、向きを変えてこっちを見る 「こんな頼りなくて、ほんとに俺の彼氏なんて、大変な事ばかりなのに、1年付き合ってくれて、ありがとう。これからも、宜しくお願いします」 そう言って、ペコリと頭を下げた いや、だからさ いちいち可愛いし プロポーズみたいなのよ ぎゅ~っと、悠稀の頭を抱き寄せる 「わっ…」 「この!可愛い奴め!」 「ふっ…じゃあ、いっぱい可愛いがって」 「思う存分可愛いがってやる!」 「凌久…好き…愛してる」 そう言って抱き付いてきて ほんと、勘弁して こんなの世界一だよ 「俺も。悠稀…悠稀だけ…悠稀だけ愛してる」 悠稀だけ 悠稀以外要らない だから… 悠稀だけが欲しくて 悠稀が…欲しいのに…… 「あ~~~~っ!くそっ!!」 「え?」 「ヤりてぇな!悠稀とヤりてぇ!」 「凌久…」 「気持ちいいんだよ。知ってんだよ。ヤりてぇ!」 くそっ!くそっ!くそっ! こんなに悠稀と居れるのに! 「………凌久…あのね?俺、ずっと考えてる事があるんだけど…」 「え?何?」 「俺がね?入れられる側になったらどうかな?」 「………え……え~~っ?!」 悠稀から離れる 入れられる側って… 挿れられる側って事? 「凌久…そっちの方が気持ちいいからって前に言ってたけど……入れる側の方が怖くないかな?って。そっちが出来たら、入れられる側も出来るようになったりするかな?って」 「いや……え?悠稀…本気で言ってるの?」 「うん…そりゃ…すぐには無理だと思うけど、誰でも出来る様になるんでしょ?凌久に教えてもらって、ちゃんと入れられるようにするよ?」 「悠稀…」 本気でそんな事… 怖いだろうに だって、どれだけ経ったって 悠稀…挿れる時、すげぇ心配する 怖いんだ なのに、自分が挿れられる側になるとか… ずっと考えてたって… 「ありがと…すげぇ勇気だよな?怖いよな?なのに…っ…そこまで考えてくれて、ありがとう」 「ううん。俺と凌久の事だから。どっちかが、どっちかになればいいんだよ」 「うん……悠稀っ…すんげぇ勇気……ありがとっ……悠稀…出来ないかもしんないけど……やってみていい?…やっぱ…悠稀…欲しいんだ…」 「凌久……いいよ。出来る事、怖くない事だけしよう?だめなら、いつだって俺、ちゃんと凌久に聞いて頑張るから」 「んっ…ありがとう」 そんなすげぇ勇気出してくれたら 負けてらんねぇじゃん ビビってらんねぇじゃん 「はぁ…」 勇気が出たからと言って 事が上手く行く訳ではない 「やっぱ、自分で後ろではイケねぇなぁ…」 練習練習 こんなんで凹むな 「え~~...っと…そんな訳で、イクのが怖いどころか、イケないかもしれない…ってか、多分イケない」 「うん。でも、少しでも気持ちいいなって思ったら、そのうちイケるかもしれないよ?」 「……ん、そうだな?じゃあ、えっと…」 「凌久、ここ座って?」 「え?悠稀の上、乗っかるの?」 えっと? 何から始めるんだ? いつもなら、悠稀をトロトロにして、イカせてる間に、俺はすっかり準備完了なんだけど… 「うん。凌久、怖くない様に…嫌な事分かる様に、顔見ながらにしよ?」 「…悠稀…そうだな」 「凌久、下脱いじゃお?」 「えっ…と…俺だけ?」 「うん。凌久の後ろ、俺の指で気持ち良くしてみよ?」 俺の指で… 悠稀の指で… 「いや!それは…ちょっと…」 「なんで?」 「いや…気持ち悪いだろ?大丈夫。悠稀を気持ち良くしてる間に、ちゃんと準備…」 「俺が…したいんだ」 「…悠稀」 「凌久の…全部…俺が触れたい」 いや…それは嬉しいんだけど… 「それに、前にも指…入れた事あるでしょ?」 「あん時は、悠稀ほろ酔いだったからさ。まともじゃないって言うか…」 「でも、ちゃんと覚えてるもん。気持ち悪くなんてないよ?凌久の中まで触りたい」 「……じゃあ…ほんと…気持ち悪かったら、無理すんなよ?」 「うん」 俺だけ下脱いで? 悠稀に抱っこするの? くそ恥ずいな けど… 確かに...悠稀にすぐ、抱き付ける 「まず、周りだよね?」 「そう…」 「これ…沢山付けて……触るよ?怖かったら言ってね?」 「分かった…」 大丈夫 悠稀の肩に手を置き、悠稀の顔を見る 「凌久…」 優しい顔で、そう言って… 「あっ!」 「大丈夫?」 「…大丈夫…ちょっと…びっくりしただけ」 そうだ、そうだ ローションの感触忘れてたわ 「触っていい?」 「ん…」 悠稀が、ゆっくりと周りを優しく触ってくる 「これ位で大丈夫?もっと力入れない方がいい?」 「ん…大丈夫」 悠稀が…空いてる方の手で ケツ…サワサワ触ったり 少し引っ張ったりするから… なんか… 「悠稀…そろそろ…入れて?」 「うん。じゃあ…指入れるよ?」 「ん…」 入り口に押し当てた指を、ゆっくりと入れる 「はぁ……はぁ……」 「大丈夫?凌久」 「大丈夫」 「もう少し入れるね?」 「ん……はぁ………はぁ……」 当たり前だけど 指1本でも、自分のとは全然違う 「凌久…全部入ったよ?動かす?」 「ん…」 中に入った指を、悠稀が動かす 気持ちいい 「ん……はぁ……」 「怖くない?」 「怖くない……悠稀…指…増やして…」 「だめだよ。もう少ししてから」 え… ダメって言われた だって、風呂場で自分で入れてるし そんな時間かけなくていいんだって 「ん…悠稀…大丈夫だから…」 「もう少ししたらね?」 何? 焦らしプレイ? 悠稀の指… 早くもっと欲しいんですけど… 「悠稀…お願い……」 「ん~…じゃあ、ゆっくりもう1本ね?」 「ん…」 良かった 早く欲し過ぎて なんなら、もう3本にしてくれとか言っちゃいそう 「~~っ…」 「凌久?大丈夫?」 「大丈夫っ……」 気持ちいい なんで指なのに、こんな気持ちいい訳? これ…イケる 「はや…く…全部…」 「だめだってば。ちゃんと、ゆっくりだよ」 「~~っ…」 なんで、今日そんなに言う事聞いてくんないの? いや、心配してるって 優しさだって分かるけど 早く欲しいんだって 「入ったよ。動かすね?」 「ん…」 もう…そこ飛ばして 3本にして下さい 「悠稀…大丈夫だから……3本にして?」 「凌久…今日のが痛いとかになっちゃったら、俺とでも怖くなっちゃうでしょ?ちゃんと痛くない様にしよ?」 ああ… なるほどね それでね…… って… 物足りない! 早く3本! ってか…悠稀のくれ! 「悠稀…悠稀…」 「え?痛い?怖い?」 「はや…く……お願い……悠稀の…欲し…から……お願い…3本…入れて…」 「え…」 恥ずい… イケないとか イクの怖いとか言ってんのに こんなお願いとか 「…っ…凌久…3本にするよ?」 「ん…お願い……早く…早くちょうだい…」 悠稀が指を増やして入れてくる 「~~っ!…はぁっ……はあっ…」 「大丈夫?凌久」 「大丈夫…あっ…大丈夫……はあっ…気持ちいっ…」 「気持ちいいの?良かった。動かすよ?」 「あっ…動かして……はあっ!……ぁあっ!…」 気持ちいい 気持ちいい これイケる 絶対イケる イキたい イキたい イキたくない! 「っ!」 「凌久?大丈夫?」 「あっ…大丈夫…」 「凌久?俺の顔、見ててね?」 「あっ…悠稀…」 「うん…俺だよ?…悠稀。俺の指が…今、凌久の中入ってるんだよ?」 悠稀… 悠稀の指で…イキたい 怖くない 悠稀… 悠稀でイキたい イキたく… イキたい! 悠稀でイキたい! 「凌久…こっち見て?」 「あ…ごめっ…」 「凌久の…好きなとこ触っていい?」 「ん…悠稀に…触って欲しい」 「うん…全部…凌久の好きなとこも全部…俺が触るんだよ?」 「ん……んああああっ!」 久しぶりの強い刺激に 一瞬…電気走ったみたいになった 「凌久…大丈夫?」 「ご…ごめっ……久しぶりで…忘れてた…」 「もっと…触っていい?」 「もっと…欲しい……イキたい…悠稀で…イキたい」 「ん…イカせてあげる…俺で…イッて?凌久」 悠稀が、指を出し入れしたり 中でバラバラに動かしたりしながら 何度も何度も いいとこを触れてくる 「あっ……~~っ!……んんっ!あっ!……はっ…はっあっ………ぁああっ!」 ヤバい 気持ちいい 気持ち良くて気持ち良くて おかしくなりそう 「あっ…悠稀!…悠稀!」 「ん…凌久…俺だよ?怖くない?」 そう言って、キスをしてきた 「んんっ…んあっ!……あっ…怖くないっ……はあっ!……悠稀!」 「ん…凌久…イキそう?こっち…凄く気持ち良さそう」 「ああっ!……はっ…ヤバっ……やっ……ヤバいっ…からっ…」 「ん…イケそうなら…イッてみよう?凌久…俺で…感じて…イッて?」 「~~~~っ!」 何その顔! ここで、その顔反則! 気持ちいいの最高潮で 格好いいと、可愛いと 優しいと、切ないと…その他諸々… 無理でしょ! 無理過ぎでしょ! 「んあっ!あっ!…はっ…悠稀っ…いっ…」 「ん…イッていいよ?」 「~~~~っ!………ぁっ……ぁ、ぁっ……ぁあ~~~~っ!…気持ちいっ!…気持ちいっ!…悠稀!イクっ!…イクイク!…イッちゃう!」 「いいよ。凌久。俺の指で…手で…イッて?」 「~~~~っ!……ぃっ…ぃあっ!…ん~~~~っ!…イク!…イクイクイクイク!イッちゃ…~~~~~~~~っ!!!」 イクの怖いとか どっかに飛んでた 気持ち良過ぎて、気持ち良過ぎて なのに、悠稀の顔見て 可愛いらしく話されたら もう…他の事なんか 何も考えられなかった

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