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すっごく喜ぶなら…
バイト終わって、家に帰ると…
靴が……
これは…多分…間宮君の靴…
あれ…?
俺、今日…普通に帰るでいいんだよね?
特に帰り遅くなるとか言ってないよね?
音…立てた方がいいの?
気付かれない方がいいの?
う~~…決めれない
静かにして
何か聞こえてきたらどうしよう………
うん
普通に入ろう
別に、俺が来て驚く事してたって
悪い事じゃない
俺に気付くも気付かないも
気付いて、どうするかも
暁達が決めればいい
リビングに入り、自分の部屋へと入る
暁の部屋は閉まっている
ご飯、また2人で作ってくれたんだ
温めて食べる
「いただきます」
ご飯、一緒に作るの楽しいよね
今日も友達何人も来たのかな
暁…楽しい夏休みだね?
暁の中の
絶対に消えない人
母親よりも強く暁の中に多分今も居る
早く消えて欲しいのに
思い出させる様な事が起こる
だけど、その度に
優しい人達が暁に寄り添ってくれる
早く…
消えない人が、別の誰かになって欲しい
「ご馳走さまでした」
別に、耳を澄ませてる訳じゃないけど
食べ終わった食器洗い終わって
シャワー浴びに行く時間になっても、物音1つしない
ちょっと心配…だけど
多分寝てるだけなんだろう
シャワーを浴びながら考えてしまう
暁と間宮君…服…着てるのかな
心配でちょっと覗こうかとも思ったけど
裸の2人が寝てるとこ見たら…
「…~~~~~~っ!」
ダメだ…
まともに2人の顔見られなくなりそう
いや、別に…全然いいんだけど
暁と間宮君が傷ついてないなら…
全然いいんだけど……
やっぱね…
一応、兄だなんて言えない事しちゃってるけど
それでもやっぱり
可愛い弟だから
その…初めて好きな人と…したんだとか思うと…
嬉しい様な…恥ずかしい様な…寂しい様な…
複雑な気持ちです
けど…
もしも間宮君が傷つく様な事を知ったなら
暁も傷ついてる
どこまで…何を聞いたとしても
今日は知らなかったとしても
傷つく中には、俺のした事も含まれてる
泣いて…2人して寝たんじゃなきゃいいな…
ドライヤーで髪を乾かして…
ガチャ
リビングに入ると
暁の部屋から間宮君が出て来たとこだった
固まっている
それは…ただ驚いてる?
俺を軽蔑して?
「あ、ドライヤーの音で起こしちゃったかな?ごめんね?」
少しの間の後…
「あっ…あのっ…!すいませんでした!俺…寝ちゃって…こんな時間になってしまってて…」
間宮君が、勢い良く頭下げて謝ってきた
ふっ…と、緊張が解ける
まだ…何も気付いてないかな
「ふっ…2人して寝ちゃってたの?間宮君、もう遅いし、泊まってったら?」
ぎょっとした顔になり
「…ぃぃぃいえ!…泊まれません!」
これは…
まだ、そういう事してなさそう…
「暁は起きないだろうから、俺のベッド貸すよ?俺、全然ソファーで寝れるから」
「そそそんな!帰ります!」
じゃあ送ってくと言うと、大丈夫だからと言ってたけど…
「間宮君。暁だから、何かある訳じゃないよ?間宮君に何かあったら、暁は、間宮君と同じ思いするよ?」
「あ……」
暁の名前を出すと
途端に変わった
「あの…それじゃ…お願いします。暁…1人で大丈夫ですか?」
可愛い
暁は熟睡
ちゃんと服着てた
間宮君と歩きながら話す
ご飯のお礼言うと
嬉しそうに応えた
ほんとに…優しくていい子で……
知ったら…大丈夫かな……
「暁の…ほんとのお母さんの話…びっくりした?」
「あ…びっくりはしましたけど…関係ないです。その母さんと一緒に居た時間も含めて、今の暁になってますから」
「……そう…ありがとう」
その時間も含めて…
凄く嬉しい言葉…なのに…
その時間の中で
あいつや、俺と…暁がしてきた事を…
間宮君は知らない
知ったら…
そんな風に思えるだろうか…
間宮君の家に到着
「ほんとに、わざわざ、こんな所まで、すいませんでした」
「いえいえ。また、明日も来てね?」
「はい。もう、寝てしまわない様にします…」
少しばつが悪そうに言ってくる
「間宮君と暁がいいなら、いつだって泊まりに来たって、いいんだからね?言っておいてくれたら、俺は、居ない様にしとくから」
「いっ…!居て下さい!泊まりとか…無理です!」
「ふっ…そう?じゃあ、ゆっくり休んで」
「はい。ありがとうございました」
泊まりとか無理…
まだ…そんな風に思ってるのか
胸…舐められたり
間宮君にイカしてもらったり
もう…近付いてるんだと思うけど…
あ、でも
間宮君は、暁がそういう事してたって知らないから、初めてだと思ってる訳で
じゃあ…そんなすぐにはしない?
でも、間宮君は初めてじゃない?
間宮君は、どっち?
ダメだ…
そんなの俺が考えてどうする…
なるようにしか、ならないんだから
そんなの、きっと…
暁も間宮君も
いつなんて、まだ分からないんだ
家に帰ると、暁は熟睡中
服のままだけど
シャワー浴びてないけど
「おやすみ…暁…」
それから、間宮君が残ってる事はなくて
毎日、友達も来てるみたいで
暁から、特に何の進展情報もなく
いや…報告してなんて言ってないんだけど…
俺達も夏休みに入った
♪︎~~♪︎♪︎~~♪︎~♪︎~~♪︎♪︎
つい、鼻歌交じりに掃除してたら
「悠兄、嬉しそう」
「暁…友達も間宮君も居るけど、でも、たまには俺と一緒がいいとかなら、言ってね?」
「うん。でも悠兄とも、夜毎日話してるし、凄く楽しいよ?」
「そっか」
暁…俺も、そう思える暁を見て嬉しいよ
「じゃ、そろそろ行くね」
「うん。悠兄、行ってらっしゃい」
「「「「行ってらっしゃ~い」」」」
暁…楽しそう
家族以外の人の前で
少しずつ笑える様になってる
ピンポ~ン
「うい~……おお…悠稀…」
「凌久…寝てた?早かった?」
「いや…どうぞ」
「うん…お邪魔します」
久しぶりに、ちょっとゆっくり会えるから
張り切って来ちゃったけど
凌久…毎日忙しかったから
もっと寝てたかったかも
「悠稀…冷たいもんでいい?」
「自分で飲みたくなったら飲むから、凌久休んでて?」
「おお…悪いな」
「凌久…お疲れ?」
「さすがにな…夏休み前のハードスケジュール…キツかった…」
ゴロンとベッドに横になる
「お疲れ様。今日は?補習あるの?」
「ん…昼から少し…」
「そっか。俺も、お昼からバイトだけど…今日は俺、帰ろっか?」
「えっ?!なんで?!」
ガバッと凌久が起き上がる
「え?凌久…補習まで、ぐっすり寝た方がいいんじゃないかと思って…」
「……疲れてんのも…あるけど……」
「?…あるけど?」
「…~~っ…悠稀と…1回ヤッちゃったら…ヤりたくて…しょうがなくて…ツラいのもあるんですけど……」
「……えっ?!」
や…やりたくて…
辛い…
そんな感じ…全然なかったけど?
「悠稀…ダメ?…時間ない?」
「いや…俺はいいけど…凌久…その後補習あるのに、大丈夫なの?」
凌久が、後ろから抱き締めて
うなじの辺りにキスしてくる
「疲れるかもしんないけど…もう…こっちの方の我慢が限界……毎日毎日悠稀が隣に居るのに…限界だから…」
「凌久がいいなら、いいよ?シャワー借りて…んうっ?!…んんっ…!」
キスされながら、ベッドに押し倒された
「はっ…待てない…すぐ…ちょうだい?」
「…~~っ…うんっ…いいよ…」
凌久の…色っぽくて
余裕のない顔に…
すぐに負けてしまった
だって…
俺だって、ずっと……
「~~っ…んっ…ぁっ…凌久っ……~~っ…」
「はぁっ…久しぶりの悠稀の乳首…ちゅっ…もっと…ちょうだい?」
久しぶりだから…
刺激が…!
「~~~っ…!…んっ……~~~~っ…!」
「ん?…はぁっ…ま~~た悠稀…声…聞かせてって、言ってるだろ?」
だって…
久しぶりだと、なんか…
恥ずかしい
「恥ずかしがってんの可愛いけど…」
「っ!」
なんで…分かるの
「悠稀の可愛い声…聞かせて?そしたら俺…気持ち良くなれるから…」
「そっ…なの?」
「んっ…悠稀が感じてんの見て…聞いて…俺も感じて…準備出来るから……だから、いつも悠稀の事…沢山感じさせてんだよ?悠稀の顔で…声で…俺の事、感じさせて?」
そんな顔で、そんな声で
そんな事言われたら
それだけでもう…
「はあっ…!…んっ…んあっ…!」
「んっ…ちゅっ…可愛い」
どんどん…気持ち良くなっちゃう
凌久の声…聞くと…
「んゃっ…!……ぁあっ...!」
「もっと…はぁっ…もっと…聞かせて?」
頭…おかしくなっちゃう
何も…考えれなくなっちゃう
何も考えれない中で
強い刺激がきて
「はっ…ぁ…ああああっ...!…いゃっ…おかしっ…」
「おかしい?…悠稀…俺で…感じておかしくなってる?」
「おかしっ…凌久っ…んっ…うあっ…!」
「んっ…びくびくして可愛い…悠稀の乳首も…すごく可愛いくなってるよ?…もっと…俺の事、感じさせて?」
「あっ...!」
俺の上で、シャツを脱ぎ捨てた凌久の体が綺麗で…
その腕が…また伸びて…
指が…
「あっ……んっ…ん~~っ…あっ…凌久…?」
なんで?
さっきまでみたいに…してくれない…
「ん…悠稀…どうして欲しい?」
「えっ?」
「教えて?俺に…どうして欲しい?」
そう言って…
1番気持ち良くなるとこ避けて
片方の手なんか、俺の頬とか触れてくる
なんで…?
「さっき…みたい…に…」
「さっきって?」
「え?」
こんな事…いつも聞いてこないのに…
「悠稀…全部…脱いじゃおっか」
「うん…」
いいけど…
いいんだけど…
あ…
俺もだけど
凌久も…もう…気持ち良さそう
「凌久…もう…」
「だ~め。俺、まだちゃんと準備出来てないもん。もう少し悠稀が感じてくれないと…」
でも、もう俺…
「悠稀…どうして欲しい?」
「凌久…に…挿れ…たい…」
「ふっ…うん。俺も、悠稀に挿れて欲しいよ?でも、まだだから…今、悠稀が気持ち良くなれる事しよ?どうして欲しい?」
だから…
さっきみたいに…
「ちゃんと…どこを、どうして欲しいのか教えて?」
「え…」
そんなの…
恥ずかしくて言えない…
「~~っ…」
「かわい…じゃあ…俺の手…触れて欲しいとこに…触れさせて?」
「え?」
「そしたら、そこ…気持ち良くしてあげる」
さっきから
近付いては離れてく手を…
もっと感じるとこに…
「ん…何処?」
「んあっ…!」
「ここ?触れて欲しい?」
「あっ…!…やっ…」
「やなの?ここじゃないの?」
凌久の指が離れてく…
「あっ…やっ…そこっ…!」
「でも…やって言ったよ?」
「~~っ…気持ち…い…から…」
「そっか…その、や…か」
恥ずかしい…
けど…
やっと触れられて…
気持ちいい!
「~~~~っ…!」
「あ、悠稀、声…聞かせて?」
「あっ…ごめっ…」
「ん。ねぇ、こっちは?どうして欲しい?触れて欲しい?それとも…舐めて欲しい?」
「あっ…!」
凌久に…
舐められるって思うだけで…
「んん~~~~っ…」
「教えて?悠稀…どうして欲しい?指で…いいのかな?」
指で触れてくる
「ん~~っ…!…あっ…んんっ…!」
気持ちいいけど
凄く気持ちいいんだけど
舐めるって聞いちゃったら…
「気持ち良さそう。指が欲しかったんだね?」
あ…違う…
「ん?首振ってるの?違うの?」
「んっ…あっ…~~っ…」
気持ちいいけど…
もっと…
「やっぱ、気持ち良さそうだ。良かった」
「あっ…ちがっ…」
「え?」
「凌久っ…」
「ん?」
なんで…
いつもは、言わなくても…
「どうした?悠稀…」
「~~~~っ…!…違っ…」
「何が違うの?」
「欲しっ…凌久っ…」
「何が?」
「~~~~っ…!………て」
「え?…ごめん。聞こえなかった」
「~~っ…な…めて…ほしっ…~~っ!」
恥ずかしい
恥ずかしい
恥ずかしくて恥ずかしくて
でも…
それ以上に欲しい
「よく出来ました。頑張ったご褒美…いっぱいあげる」
「うっ…凌久っ…ん…ぁあ~~っ!」
ずっと…欲しかった
想像以上の刺激が…
「はっ……あっ……りくっ……んっ…んぁっ…~~~~っ…!…ぁやっ……~~~~っ…!」
刺激が…
強過ぎて
どうしたらいいのか分からない
頭振ったり
凌久の頭抱えてみたり
もう…
どう堪えたらいいのか分からない
「ん~~~~っ…!…あっ…ぁあ~~っ…!…りくっ…!りくっ…!…もっ……ぁっ…~~~~~~~~っ!!!」
もう限界って言おうとした時
強過ぎる刺激に襲われて
気持ちいいに…身を委ねた
「悠稀…ちゅっ…ちゅっ…」
「あ…凌久……」
「ん…ね、悠稀。イッたけど…悠稀のここ…綺麗なままだよ?」
「え?」
「悠稀…またドライでイケたね?」
「っ!…~~~~っ!」
恥ずかしい!
なんで…凌久…
今日、恥ずかしい事ばっかり…
「~~っ…うっ…うっ…」
「え?……えっ?!…なんで泣くの?!」
「~~っ…恥ずかし……とこ……ばっかり……見られて……やだ……うっ…」
「あ~~…ごめん。ちょっと…久しぶりで嬉しくて…悠稀の可愛いとこ…いっぱい見たくなって、暴走した……悪い。泣かせるつもりなんて、なかった…ごめん」
凌久が、ぎゅ~っと抱き締めてくれる
可愛いとこなんて…全然見せてない
恥ずかしいとこばっかり
「恥ずかしいとこ…しか……っ…見せてないっ…」
「俺にとっては、可愛いでしかないんだけど、悠稀にとっては、恥ずかしいだもんな?ごめん」
「凌久っ…がっ…可愛いって思ってくれたならっ…いいっ…」
凌久にしがみ付く
あんな俺見て、嫌いにならないで
「ほんと?可愛いでしかないよ?でも、悠稀が泣くから、今日はもう止めとくな?」
「うんっ……んっ…ん?……今日…は?」
「うん…また、今度しような?」
「~~っ…恥ずかしいのっ…またするの?」
「ダメ?悠稀の恥ずかしい、すっげぇ可愛いんだけど…たまに、俺に見せてくれない?」
「~~~~っ…恥ずかしいっ…凌久っ…喜ぶの?」
「うん…すっごく」
恥ずかしいは、恥ずかしいんだよ?
恥ずかしいんだから、そりゃ…あんまり見せたくないよ?
けど…
凌久が、すっごく喜ぶなら…
「~~っ…たまに…だったら…いい」
「ほんと?やった!…悠稀…今度は…一緒に気持ち良くなってイこ?」
「うん」
凌久にされるの気持ちいい
けど…
やっぱり、凌久と繋がって
凌久と一緒にイク方がずっと…
「凌久…後ろから…怖くない?」
「大丈夫だと思う」
「怖かったら、すぐ言ってね?」
「いいから…早くちょうだい…」
そんな事…そんな顔で言わないで…
凌久に気持ち良くされたまま
すぐにでもイキそうなんだから…
「はっ……~~っ…あっ...」
「大丈夫?凌久…痛くない?」
「痛くない……早く…もっと…」
「凌久っ…お願いっ…煽んないでっ…」
何も考えずに
奥まで勢い良く挿れてしまいそうになる
「悠…稀…」
「痛い?大丈夫?怖い?」
「ちょっと…タンマ…1回…抜いてもらっていい?」
「うん…」
ゆっくり抜く
何?
怖くなった?
「大丈夫?凌…久…?」
あれ?
凌久に押し倒された
「はぁっ…待って…らんない……から…」
「え?」
「挿れて…いい?」
「……うん」
押し倒された俺の上に、凌久が跨がって
ものすっごく色っぽい顔で…
そう言ってきた
「はああ~~っ!」
「~~っ!…なっ…?!…凌久!大丈夫?!」
いきなり…奥まで…
「はっ…早く…欲しいのに……悠稀、全然…くれないから…」
「だって…そんないきなり…大丈夫?」
「大丈夫…あっ...…んっ…ん~~~~っ…あっ…!」
「~~っ…!」
そんな…激しくされると…
俺と…繋がって…
艶かしい顔で…声で…
綺麗に体反り返して…
それでも動くの止めないで
必死に俺の足に掴まって
切羽詰まった余裕のない表情浮かべて
凌久のも…もうイキそうで…
全てが…俺を…狂わせる
「あっ…!…ぁああ~~っ!」
俺が…下から突き上げると、より一層甘い声が響く
止まらない…
体が…勝手に動く
凌久が…怖いかどうかとか…
もう…気にしていられない
だって…俺が動く度…
凌久は溶けそうになってく
凌久の全部を見せて
俺と…溶けてく
溶けて…溶けて…
お互いトロトロに溶けて…
気持ちいい
凌久のも…触ってあげると
「はああっ…!…あっ…!悠稀っ…!…~~~~っ…んあっ…!…~~~~っ…イッ…きそっ…」
「んっ…俺も……凌久…一緒に…イこ?」
そう言って、突き上げるスピードを上げて
手を早めると
「んああっ!…イッ…ちゃ……ぁっ…~~~~っ…んっ…ぁ…イッ…ん~~っ…イッちゃう!…イッちゃう!…あっ!…悠稀!」
「ん…凌久…好き…」
「ぁああ~~っ!…イクッ!イッ…ちゃ…っ!…~~~~~~~~っ!!!」
「…くっ…!!…~~~~~~っ!!」
…っと!
力抜けた凌久が、後ろに倒れ込む
「凌久…大丈夫?」
「…………」
息…してる?
ちょっと…抜いて…
「はうっ…!」
「あ…ごめん…凌久、大丈夫?」
「ん…だい……じょぶ…」
「怖くなってない?痛くない?」
「ん…ない…けど……」
「けど?けど…何?」
「…~~~~っ…すっっげぇ…気持ち良過ぎた…」
「……え?…あ…うん…良かった…俺も」
「悠稀…」
凌久が、手を伸ばしてきた
凌久の傍に横になって、ぎゅっと抱き締める
「ごめん。我慢出来なくて、ちょっと強引だった」
「凌久が怖くないならいいよ。俺も、気持ち良かった」
「仕方ないんだけど、毎日そこに居んのに出来ないって…結構なストレスだったからさ…あ~~~~っ!…気持ち良かったぁ…」
「ふっ…良かった。俺も…ずっと凌久と、したかったよ?」
「悠稀………俺に…挿れて…違和感…とか…ない?」
凌久…
「ないよ。凌久は…凌久以外の何者でもないし、俺の知ってる凌久だよ?」
「そっ…そっか……やっと…ヤれる様になったと思ったら……それから時間空いたから……ちょっと…余計な事…考えた…悪い」
「凌久…もう、そんな心配しないで?分かったでしょ?俺も…凌久も…もう大丈夫」
「んっ…悠稀…ありがと…」
「凌久…」
もう…考えないで欲しい
全部ひっくるめて忘れて欲しい
こんなに凌久の事苦しめて
絶対許さない
けど…
凌久のそいつも
暁のあいつも
俺が、許せない気持ち育てて、何かするより
そんなの忘れる位
楽しい時間増やした方が
絶対皆にとって幸せだから
「凌久…もう少し…このままでいい?」
「ん…このままで…」
愛しい人達と…
少しでも幸せな時間増やして
そんな記憶…皆で…忘れてくんだ
凌久が…
俺の胸の中に居て…
凌久の吐息を感じられる幸せ…噛み締める
「凌久…」
「ん…悠稀…」
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