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だいじょばない

「あっ…!」 仰向けになった途端… 潰されてたものが… 元気に主張してくる 「凌久…そんなに気持ち良くなってたんだ?」 「~~~っ!」 すげぇ…恥ずかしい! 右膝立てて、少し隠すと… 「隠すの可愛い…けど…見せてね?」 「あっ…」 悠稀が、俺の右足を持ち上げる 「やっ…あんまっ…見るなっ…」 「可愛いよ?凌久っ…こっちの足…頂戴?」 そう言って…手の指みたいに… 足の指も1本ずつ…舐めて…咥えて… 指の間も… 「ぁああっ!…あっ!…やっ!」 足…って…こんな…感じるもん? 悠稀が…悪い 悠稀の…いつもよりエロい顔 悠稀の…いつもよりエロい仕草 5本終わると… 足の裏…つ~~っ…と、舐めて… 「んああっ!」 「凌久…足…感じるんだね?」 「あっ…知らないっ……あっ…」 下から…丁寧に舐め上げ… 「あっ!…あっやっ…!」 悠稀が、俺の右足大きく上げて 太ももの裏側舐めてくる 太ももの付け根…ギリギリまで… 「んあっ!あっ…~~~っ!」 なんちゅう格好してんの?俺… どんな格好で悠稀に舐めさせてんだよ 反対側も同じ様にされて… もう… すぐにでも2回目イキそうな状態で 「凌久のここ…触れていい?」 悠稀が… 天使の微笑みで聞いてきた 「いっ…今…触ったら…イク…」 「じゃあ…やめる?それとも、イク?」 「~~~っ!」 可愛い顔すんな! 小首傾げんな! でもっ…もうっ… 「…~~っ…イキたいっ…イカせてっ…」 「分かった。触るね?」 悠稀が、先端にそっと触れる 「はうっ…!」 「大丈夫?凌久…」 「うっ…あっ……もっ…体…変っ…だからっ…」 「ん…手…動かすね?」 そう言って悠稀が、指を上に動かす 「~~~っ!」 指1本だぞ? どうしたんだ?俺! 腰…腰… 勝手に動いて… 悠稀の指が、再び先端に戻って 濡らしてる物を、先端に塗り広げられた時… 「んああ~~~~~~っ!」 なんの準備もなくイッてしまった 「はぁっ…はぁっ……ごめんっ…悠稀…俺…言わないで………悠……稀……」 「凌久…かかっちゃった…」 上半身を起こすと…そこには… 白い液体がかかった…悠稀の顔が……… 「ご…ごめんっ!!ごめん!悠稀…ごめん!」 動揺し過ぎて、手で拭く 涙じゃないんだから… ティッシュ…ティッシュ… 「凌久、大丈夫だよ?」 「大丈夫じゃない…ティッシュ…ああ…ごめん…」 こんな可愛い顔に… とんでもない物が… 「凌久…そんな顔しないで」 「するよ…ほんと、ごめん…急にイッたから…言う暇なくて…避けれなかったよな?」 「凌久のなんだから…嫌じゃないよ?」 「俺はやなの。俺のこんな物、悠稀の顔にかけるなんて…」 「俺で気持ち良くなって、凌久が出した物でしょ?欲しいよ?」 そう言って、俺の手に付いてる液体を… 舐め取った! 「なっ…?!何してんの?!」 「凌久が…全部拭いて捨てようとするから」 「あっ…当たり前だろ!」 「勿体ない…凌久…頂戴?」 そう言って、俺の股間に、顔近付けだした 「ちょっと…悠稀…」 まだ、指1本でしか触ってなかったのに もう、口? ってか、まだそっち…拭いてない… ペロッ… 「んあっ…!」 ペロペロ ペロペロペロ 「やっ…ダメっ…だっ…て!……~~~っ!…悠稀っ!」 悠稀の…頭…退けたいけど… 両手で体支えてないと…倒れそう… ペロッ…ペロペロペロッ… 「はむっ…」 「あっ…!」 咥え… 「あっ!……あっ…ああっ!」 咥えて中で舐め取ってる! どんどん…悠稀の口ん中… グチョグチョになってく… 「はっ…ぁっ…んっ……んっんっ……ぁっ…」 イッたのに… もう…勃ってる… クスリなんて飲んでないのに クスリ並み… 悠稀は…クスリ並み… 「ぁっ…んっ…気持ちいっ……~~~っ…気持ちいっ…ぁあっ!」 頭…働かない 気持ちいいしか言ってない 腰…ずっと動いて… もう…倒れそうなのに… 「悠稀っ…ぁっ…悠稀っ…」 悠稀に…触れたい 片手で、悠稀の柔らかい髪に触れる 頭撫でると 悠稀の頭が、上下に動くの… 俺が押してるみたいで… 「…っ!…~~っあっ!…ああっ!」 悠稀の頭が下がるタイミングで 悠稀の口ん中に、突っ込む ごめん…悠稀… 止まんない! 「~~~っ!…ああっ!…悠稀っ!悠稀っ!イクっ!…からっ…」 悠稀の頭から手を離す 退いて! 「~~~っ!…イク!…悠稀!…イッ…ちゃうっ!…からっ…」 お願い! 早く退いて! もっ…無理っ… 「無理っ…無理っ…あっ…イッちゃ…もっ…もっ…イッ…ちゃ…っ!…~~~~~~っ!!」 悠稀が退いてないのに 咥えたままなのに 俺は、天井見ながらイッて… そのまま後ろに倒れた 「凌久っ…凌久っ…」 「………あ…悠稀…」 「んっ…凌久…大丈夫?」 「悠稀っ…悠稀っ…」 イッても…イッても… 悠稀だ… それが嬉しくて、嬉しくて…… 「悠稀っ…ぎゅって…してっ…」 「んっ…凌久…好きだよ…」 「あっ…悠稀…悠稀だ……」 「凌久…俺だよ?凌久…悠稀だよ?」 「あっ…悠稀…悠稀…」 俺が安心する様に、頭や頬撫でて 軽くキスをすると 悠稀が、服を脱いで 綺麗な体を見せ始め… 「凌久、気持ち良くなれる様に、マッサージしようね?」 「あっ…」 言ってる意味が分かって… 恥ずかしさと…期待が入り混じる 「悠稀…と…抱き合ったままがっ…いいっ…」 「うん。分かったよ」 おかしくなった俺の願いを 優しく聞き入れてくれた悠稀 起き上がるのかと思ったら ゴロンと、ひっくり返った 「座ってたら、凌久…疲れちゃうから。このまま俺の上に、抱き付いててもいいし、座ってもいいよ?」 「~~っ…悠稀っ…」 優しくて…優しくて… どんなに感じても 何回イッても 怖くない 不安じゃない 悠稀の上から、しがみ付いてると 「凌久、ローション付けるから、ちょっとビックリするよ?」 「んっ………あっ…」 優しく周りを、マッサージし始める 悠稀にくっ付いて…マッサージされるの…気持ちいい… 普通のマッサージみたいに、普通に気持ち良くて、リラックスしてしまう 「凌久…少しだけ、指入れるね?痛かったら言ってね?」 「んっ…」 ね?って… なんで、そんな可愛いく言えるんだろ… ああ…もう、考えてる事おかしいな… 本当に、入り口の入ってすぐ辺りを 入念にマッサージされてると 「~~っ…はっ…」 「凌久、大丈夫?」 「気持ち…く…なって…きた…」 「そっか。じゃあ、もう少し気持ち良くなってて?」 え… 指…もっと奥入れるとか… 指…増やすとか… 次の刺激…頂戴… 「んっ…悠…稀……おねがっ…」 そう言うと、悠稀が手を止めた! 「お願い?痛い?」 「違っ…!…あっ…もっと…もっと…」 もっと刺激欲しいのに、手を止められて 自分から、悠稀の指…咥えようとすると… 「凌久…焦らないで?ちゃんと入れるから」 「もっ…欲しっ……早くっ…悠稀のっ…欲しっ…」 「まだ1本の指先だから…もう少し待ってね?」 「あっ…もっ…待てないっ…」 自分で、もう一気に3本咥えようとすると 「凌久?」 悠稀に、手を掴まれた 「あっ…離して…もっ…自分でっ…」 「凌久…そこに…何入れて欲しいの?」 「悠稀のっ…お願いっ…お願いっ…悠稀のっ…」 「じゃあ…凌久の手で…触って?凌久が…入れられて気持ち良くなる様にして?」 「あっ…悠稀の…」 後ろに回した手を… 悠稀の…もう…だいぶ気持ち良さそうなものが、触れる場所に持ってかれる なんか…それだけで…気持ち良くなる 「いい子…凌久の準備も続けるね?」 もう…後ろが気持ちいいのと もっと気持ち良くなりたいのと 悠稀のを触って気持ちいいのとで ぼ~っとして… 多分、こんなんじゃ悠稀は、全然気持ち良くなってないと思うのに 気持ち良さそうで それがまた嬉しくて、気持ち良くなって 「凌久、3本入ったよ?俺の挿れてからじゃ、刺激…強いから、1回気持ちいいとこ触っておこうね?」 「あ…気持ち…いい…とこ…触って…」 ぼ~っとしたまま答えると 「~~~っ?!」 「くっ…!」 突然の強い刺激に、声出すのも忘れて 悠稀のを強く握ったまま 悠稀の上で上半身起こして仰け反った 「ぁっ……ぁっ……」 「はぁっ…大丈夫?凌久?」 「ぁ…気持ちい…」 「ん…ここ…気持ちいいね?少し、慣れとこうね?」 「んっ…んあっ!…ああっ!…んやあっ!…あっ…ぁああっ!きもちいっ…きもちい~~~っ!」 「凌久…また…イキそうだから…そろそろ…挿れるね?」 「あ…悠稀のっ…悠稀のっ…挿れてい?挿れてい?」 すぐ目の前に… ずっと欲しかったものが… やっと… 「え?凌久…その体勢でいきなり…」 「んあっ!…あっ…!」 悠稀の声なんて無視して さっさと悠稀のものを咥える 先端…入っただけなのに… 気持ち良過ぎる! 「凌久…ねぇ、もっとローションも付けなきゃ…」 「あ…?…ローション…?」 「凌久が痛いのは、やだから。お願い…その体勢がいいなら、そうするから。1回抜いて?」 「悠稀のっ…抜くのっ?…っ…やだっ…」 「凌久…泣かないで?あげないなんて言ってないよ?ちゃんと、凌久も俺も気持ちいいのがいい」 回らない頭で考える 「またっ…くれる?」 「もちろんだよ?凌久が好きなだけ、あげるよ?」 「~っ…分かった…」 1度抜くと 悠稀が、ローションをたっぷり自分のに付けて… 悠稀のが…ヌルヌルになってて… それが…これから自分に入ってくると思うだけで… 「ふっ…凌久?あんまり見ないで?恥ずかしいよ」 「悠稀の…見ながら…したい…」 「んっ…凌久の中も…もう少し付けとこうね?」 そうして、更に俺の中もヌルヌルにされ… 「どうして欲しい?」 「このまま…悠稀の…見ながら…挿れていい?」 「いいよ?凌久が辛くないなら」 「んっ…」 ヌルヌルになった、悠稀のものに… 再び腰を落とすと… 卑猥な音がする… 「はっ…あっ…ぁっ…」 「凌久?大丈夫?」 だいじょばない 何これ… 気持ち良過ぎる 「~~~っ!……はぁっ…はぁっ…ヤバっ…」 「凌久…痛くない?」 「全然…気持ち良過ぎて…ヤバい…」 「んっ…いっぱい気持ち良くなって?」 悠稀の形が… 全部分かる ゴムでも分かるけど… 感触が…全然…違う…! 「はっ…悠稀っ……悠稀っ…」 「んっ…大丈夫?凌久…俺…動こうか?」 「~~~っ…あっ…~~~っ…あっ!」 動きたいのに 気持ち良過ぎて、全部挿れる事すら出来ない 見たいから この体勢で頑張ってんのに、見てる余裕ない 気持ち良くなりたいのに 気持ち良過ぎて動けなくて もどかしくて、もどかしくて… 「~~~~っ…」 「凌久…」 「うっ…動けなっ……~~~っ…」 「凌久…」 悠稀が、刺激しない様に、ゆっくり起き上がる 「いっぱい頑張ったね?あと…俺に任せてもらっていい?」 「んっ…悠稀っ…」 そのまま、ゆっくり後ろに倒されて 頭撫でながら、キスして、涙拭われて 「凌久が楽になる様に…ちょっと、腰浮かせるね?」 そう言って、腰の下に枕を入れられて… 「あ…悠稀…の…」 「うん…見える?このまま…俺のまま…挿れてくよ?」 「ん…お願い…挿れて…」 優しくて…優しくて… 優しい悠稀のものが どんどん俺の中に入ってくる 「……はっ…はっ…」 何だろう…この感覚… 気持ち良過ぎるのに… 悠稀の顔…悠稀の声…悠稀の体… どんどん入ってく悠稀のもの… 「凌久?気持ち良くない?」 ちょっと不安そうな悠稀… 体中全部悠稀に愛されて 「もう…おかしいんだ……気持ち良過ぎて…力…抜けて…悠稀…悠稀の…分かるよ?」 「うん…俺も…凌久の中…よく分かる……はぁっ…気持ち…いっ…」 ドクンッ! 「んああっ!」 「凌久?」 ふわふわの中に居たら 悠稀の…余裕ない…辛そうな顔と声で… 一気に強い刺激が… 「あ…気持ちいっ…気持ちいい!」 「凌久…大丈夫?」 「悠稀っ…のっ……気持ち…いっ…顔…声……ヤバいっ…からっ…!」 「なんだ…気持ちいいだけなんだね?びっくりした。うん…ねぇ、凌久…俺も、全部入っただけで…~っ…イキそう…」 「そのっ…!顔っ…声っ…ヤバッ…ヤバいからっ…ああっ!」 悠稀は、全部入ってから、全然動いてないのに 俺の腰が、勝手に動くから… 2人して… 「~~~~っ…悠稀っ…あっ…悠稀っ…」 「~~~っ…凌久っ…動かれるとっ…イッちゃうよっ…」 「~~~~~~っ!」 「凌久っ…!締め付けないでっ…!イッ…~~~~~~っ!」 悠稀の…イッちゃうよがヤバ過ぎて…イッた そしたら、俺につられて悠稀もイッた イク時の悠稀の声がまたヤバくて またイクんじゃないかと思った あったかい 悠稀の中から出た物が 俺の中…入ってくる やっと… あいつじゃなくて… 悠稀の…貰えた… 「~~~~っ…」 「凌久?!…気持ち悪い?1回抜くね?」 「抜かっ…ないでっ…」 「でもっ……泣いて…変な感じ?お腹痛い?」 「違っ…嬉し…だけっ……中…悠稀の…出してもらえたっ……嬉し…だけっ……」 「凌久っ…~~~っ…俺もっ…嬉しっ…嬉しいよっ…凌久っ…」 「悠稀っ…もっと…欲しっ…俺の中っ…悠稀で…いっぱいにしてっ…!」 「凌久っ…」 何回イッただろう… 何回イッても 悠稀の優しい声で目覚められる喜び… 「凌久…大丈夫?」 「凌久っ…好きっ…」 「凌久っ…凌久っ…」 どんどん俺の中が悠稀になってく お願い悠稀…もっと奥まで… 全部悠稀にして…… 「……んっ…」 「あ…凌久、痛かった?大丈夫?」 「……悠稀?」 「ごめんね?凌久、寝てたけど…ちゃんと綺麗にしといた方がいいと思って…寒くない?」 「……寒く…?」 ああ…ここ…風呂… シャワー浴びてんのか 悠稀に…寄りかかって? 悠稀が俺を抱き締める様に、前に座ってる 俺が椅子座ってるから… 「…悠稀…足…痛くない?」 「大丈夫だよ?凌久…ちょっと指入れるね?」 「ん…」 指入れる? なんだっけ… 「あっ…!」 思わず悠稀に、しがみ付く 「ごめん…痛い?」 悠稀の…指が、後ろに… 「あ……悠…稀?」 全然頭働かなくて、状況が理解出来ない 「凌久の中に、いっぱい出しちゃったから、出さないと…」 「俺の…中に……いっぱい……」 「うん。指、動かして大丈夫?」 出しちゃったから…出さないと? 出しちゃったから… そうだ… 悠稀の…いっぱい出してもらって… ………出さないと? 「やっ!」 「あ…痛い?ごめんね?」 「違う!出すな!勝手に…出すな!」 「凌久…でも…そのままって…良くないんじゃ…」 「いい!せっかく…せっかく…~~~っ…悠稀のっ…~~~っ…出さないでっ…!」 「凌久……」 悠稀が手を離して、抱き締めてくれる 「分かったよ、凌久…凌久のして欲しい様にするから…泣かないで…」 「~~~~っ…ごめっ…怒鳴って…ごめんっ…」 「泣かないで?凌久…ちゃんと凌久に聞かないで、ごめんね?」 「~~~~っ…」 ふるふると頭を振る そんなの、聞かなくたって してくれるのが優しさなの、知ってる けど… どうせ…出ちゃうんだろうけど… 少しでも…俺の中…入れときたいから… 「凌久…ずっと裸だし、シャワーだけだから寒いでしょ?浴室あっためるのに湯船にお湯溜めたんだけど、一緒に入ろう?」 「んっ…」 あったかいお湯に、悠稀と浸かる ポカポカして、悠稀が言ってた通り、冷えてたんだと思った 悠稀が、自分に寄りかからせてくれて 後ろから、肩にお湯をかけてくれる 「凌久…気持ちいい?」 「ん…ごめん悠稀…俺の事思ってしてくれたのに…怒鳴って…」 「ううん…ちゃんと凌久が起きてからにすれば良かった…俺こそ、ごめん」 「悠稀の気持ちは嬉しいし…優しさもちゃんと伝わってる……でも…ほんとに嬉しくて…今も…俺のここ…入ってるのかと思うと…嬉しくて……」 「凌久……」 俺が下腹の辺りに触れると 悠稀が、その俺の手に重ねてくる 「俺も嬉しい…けど、調べたら、お腹痛くなるとか…熱が出るとか…寝る前に出しましょうって書いてたから…」 「ふっ…悠稀…調べたんだ」 「だって…分かんないから…」 「ん…そうだよな?悠稀だって、初めてだから、不安だったよな?なのに、調べて、眠ってる俺連れて来てくれて…怒鳴られて…ごめん」 「凌久が、痛くも苦しくもないなら、俺は嬉しいしかないよ?」 「ん…悠稀…キス…して…」 眠い… だるい… 腰痛い… けど、それ以上に幸せ 振り替えると悠稀が居て 俺にキスしてくれる 「悠稀…」 「ん…凌久…」 「俺…風呂…怖くなくなってる」 「凌久…」 「沢山…薔薇が浮かんでて…」 「薔薇…」 「俺…真っ白な…真っ白で…」 「凌久…こっち向いて?」 悠稀が、体を浮かせて、俺を悠稀の方に向かせる 「凌久…お風呂…気持ちいいね?」 「んっ…」 あったかい手で、頬を触って 「一緒にお風呂…嬉しいね?」 そう言って、抱き締めてくれた 「んっ…悠稀と……悠稀……悠稀…」 「凌久…お風呂…怖くないね?気持ちいいね?」 「んっ…悠稀の…匂い…安心する…」 「凌久と同じ、シャンプーの匂いだよ?」 そうだった このシャンプーのせいで、悠稀泣かせたんだった 「凌久…あと、して欲しい事ある?」 「もっと…こうしてて…」 「いいよ…凌久…お風呂…気持ちいいね?」 「んっ…悠稀…」 「凌久…一緒にお風呂…嬉しいね?」 まるで… 催眠術でもかけるかの様に 悠稀は、俺を抱き締めながら 何度も何度も、そう言ってくれた そもそも、無理矢理起きたのと すっかり風呂であったまって、気持ち良くなって 風呂から上がる頃には、半分寝てた されるがままに、悠稀に拭かれて 着替え手伝って…ってか、ほぼ着させられて 頭乾かされて テーブルの前座らされたから、もう寝ようとしたら 「凌久、少しでも水分摂ろうね?」 飲んだら寝れる そう思って、ゴクゴク飲んでると 悠稀が、なんだか一生懸命動いてる なんで、すぐ寝ないんだ? 「凌久、寝てもいいよ」 悠稀の手にはシーツがあって ああ…シーツ替えてくれてたんだって分かった 買って来たシーツにしてくれたんだ 「ありがとう…悠稀…」 ゾンビの様に、ベッドに辿り着き ゴロンと横になる 情けな… なんで、濃い色のシーツばっかにしたかって… ワインの色なんて、あんまり好きじゃないけど それでも、悠稀の肌が、よく映えると思ったから… 白くて綺麗な肌…絶対映える… ワインレッドと濃紺がバックの悠稀… 今日と…明日で…見たかった…な……

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