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怖い話

「よしっと。1番上の席ゲット~」 「ありがとう」 「ほんとに、映画でいいのか?」 「うん。俺も行ってみたい」 今日も1日、のんびり出来るので 悠稀と初めての映画の座席予約 「悠稀、ホラーとか、サスペンスは大丈夫なのか?」 「うん。心霊関係じゃなきゃ大丈夫」 「なんか、見たりとかした事あんの?」 「っ!……ないよ」 「ふっ…話したくないんだな?って事は、見た事あるんだ」 「ないっ……俺の…見間違い…」 まあ…大抵そうだろうけど 怖がりな奴に限って、色んな物が、そう見えるからな 「ベッドの下から、誰か覗いてたとか?」 「えっ?!」 悠稀が、慌てて足をベッドの上に上げて 後ろに下がる 可愛い 「壁から、手が出てきたとか?」 「えっ?!」 近付いてった壁から離れて 俺の隣に戻る そんなに? 「あれ…?…悠稀の肩の辺り…なんか……」 俺が、悠稀の肩の辺り見ると… 「な…何?」 めちゃくちゃ怯えた顔で固まった この位にしとくか 可愛い奴め 「いや…気のせいか…」 「うっ…うん…」 悠稀が、ほっとした瞬間… ビー!ビー!ビー!ビー! 「~~~っ!!」 悠稀が目を瞑って、俺に夢中でしがみ付いてきた 多分、盗難防止のクラクション ナイス…クラクション 「悠稀…」 悠稀を抱き締めてやろうとして ほんとに、肩の辺りに糸屑付いてんの発見 俺が糸屑取ってると ぎゅうぎゅう俺に、しがみ付いてくる 「ははっ…ちょっと…すげぇ力……はい、取れたよ」 「……え?…取れたの?」 「うん…ほら」 ただの糸屑見せて安心させようとしたのに 「いいっ!俺、そういうの、見えないから!」 「そういうのって何だよ?ただの糸屑だぞ?」 「………え?糸屑?」 ようやく、俺にしがみ付いたまま 顔だけ、俺の手もとに目を向けると… 「っ!…あっ…赤っ…血…?!」 「そりゃ、赤いシーツの糸屑だからな?」 「…え?…あ…シーツの…」 「新しいから、付いてたんだろ?」 「あ…そっ…か……はぁ…」 一気に力抜けてる 今すぐお化け屋敷連れてきたい 「凌久…ちょっと……凌久の前に居たい…」 「ふっ…いいよ。待って…俺も壁に寄りかかる」 「壁……凌久は、怖くないの?」 「全然?」 「そう…いいな…」 そう言いながら 壁にもたれた俺の前に、スッポリ隠れる様に入って来る 「怖いと、そうじゃない物も、そう見えるからな?壁とか天井の染みとか、よく言うだろ?」 「うん…分かってる。気のせいだって…思う様にしてるんだけど…」 「ま、頑張って、何とかなるもんでもないよな?」 「夏になると、そういうテレビやるでしょ?暁が、時々見てるんだ……一緒に寝てって、言いそうになる…」 「ぶっ…言えばいいじゃん?」 「やだよ!俺…一応、お兄ちゃんなんだから!」 可愛い過ぎる兄ちゃんだな 暁も、幻滅どころか、喜ぶと思うけど? 「どんな物見えたか、言ってみ?大抵、幽霊じゃないから」 「……ほんと?」 「だって、見えるなら、その辺にウヨウヨ居るらしいぞ?見えないだろ?」 「そっか…見えない」 「ほら、話して安心しろ」 「うん…」 俺は、全くそういう話、信じないからな 故に、怖いと思う事もない 全部否定してやろう 「1番最近で覚えてるのは……高校2年の修学旅行の時…」 「え?高校の?」 「うん…俺、修学旅行前に風邪気味だったせいか、旅館着いてから、ちょっと気分悪くなっちゃって…ご飯も食べないで、休ませてもらってたんだ」 「マジか…最悪だな」 あの修学旅行中に、そんな不憫な思いをしてた奴が居たとは… 「それで、1人で寝てたんだけど…ふと目を覚ましたら……真っ暗なんだけど…俺の…すぐ目の前に…っ…俺の顔覗き込んでる女の子が居て……」 「え?」 「怖過ぎて…動けなくて…声も出なくて…目は瞑る事出来たから、目を瞑って、頭の中でお経唱えてるうちに、眠ったみたいで…起きたら、誰も居なくなってた…」 怖っ! 何その体験! 「夢だったのかな…起きたと思ったけど、起きてなかったのかな…」 「かもな…あとは、あれだ。水無瀬 悠稀が1人で寝てるってんで、夜這いに行ったかだ」 「夜這いって凌久…ふっ…でも、それならちょっと、怖くない」 いや、怖ぇよ? 「その前は……あっ…中学の時……どうしても上手くなりたい、ドリブルの技みたいのがあってね?しばらく、帰りに遅くまで練習させてもらってた事があるんだけど…」 「へぇ?」 「最後の人が戸締まりだから、俺がする訳で、帰る時に、窓の鍵閉めてから更衣室出るんだけど…」 「うん…」 これは、なんか予想つくぞ? 「ある時、着替え終わって、荷物まとめてると…トンッ…て小さな音が聞こえたんだ」 「うん…?」 「特に気にしなかったんだけど、それからも、たまに聞こえて…でも、ほんと小さな音だし、そんな新しい校舎でもないし、たまたま静かな時間に居るから、聞こえて気になるんだろな…って思ってた」 「うん…」 あれ? どうせ、悠稀を覗いてる輩の話だと思ったんだけど… 違うのか? 「ある日…いつもは着替え終わって、帰る時に、窓の鍵閉めるんだけど、なんとなく着替える前に、閉めちゃおうと思って…窓に近付いたら…」 「近付いたら…?」 「少しだけね…窓が開いてて……必然的に、窓の隙間見たら……目玉が…こっち見てた…」 「えっ?!」 「俺…ビックリして、心臓飛び出るかと思った。俺がフリーズしてると…その目玉は、こっち見たまんまなのに…窓が閉まって……鳴ったんだ…トンッ…って…」 「怖っ!何…目玉?!」 って、言いたい… でも、怖がらせない為に話聞いてんだから… 「俺は、その日…どうやって家まで帰ったのか、覚えてない。その日を境に、1人で残って練習するのはやめた」 「だろうな……ん?じゃあ、その…トンッ…って何度も聞こえてた音は…窓が閉まる音だったのか…」 「多分…」 「なるほど…それは、あれだ。水無瀬 悠稀が、1人で残って練習してると知った女子が、着替えを覗きに来てたんだ。悠稀は、ビックリし過ぎて、怖過ぎて、目玉しか見えなかったんだな?」 あり得る 幽霊が、わざわざ毎回、窓閉めるかよ 普通、男子が女子の着替え覗くって話だけどな 悠稀の場合あり得る 「ふっ…凌久、すぐ、そういう話になるね?」 「容易に想像出来るからな?」 「俺の着替えなんか見ようとか…ふっ…そんな女子居るのか分かんないけど…もし、そうなら…一生懸命、丁度いい高さの台になる物とか探して…なんか、可愛いね?」 いや、怖ぇよ 「お前…一体、何歳頃から、そんな体験してきたんだ?」 「そういう…怖い事あるって知ったのは…小学校上がる前…」 「小学校上がる前?!」 どんだけ幼い頃から、モテまくってんだよ? 「うん……父さんと母さんと一緒に…水族館行った時…」 「え?両親と行ってたのに?」 「……おっきな水槽見るの大好きで、よく…ずっと見てた。そしたら、行こう?って…手、引っ張られたんだ」 「えっ…?!誘拐?」 普通に犯罪の匂いがするんですけど? ってか… さっきから、幽霊以上に怖い人間の話聞かされてるんですけど?! 「俺、よく分かってなくて、母さんなんだと思った」 「まあ…普通、知らない人が、急に行こうとか言って、連れてかないもんな?」 「うん。でも、いつもは、父さんも母さんも、俺がそこから動くまで、近くの椅子に座って待っててくれるのに、おかしいな?って思った」 「おお…賢い」 「それで…よく見たら、母さんが履かない様な、ヒールの高い靴履いてて…グイグイ引っ張って…母さんじゃない!って気付いた」 「良かったな?」 絶対、子供の悠稀も可愛い 可愛いでしかない子供… 連れ去りたくなったのか 「でもね?不思議なんだけど…母さんじゃないって気付いたのに…なんか、その人に付いてかなきゃ…って思ったんだ」 「え?危ない子だなぁ…」 「今でも分かんない…とにかく、付いてかなきゃって思ってたら、悠稀!!って…すっごく大きな、母さんの声が聞こえて、立ち止まった」 「おばさん、ファインプレー」 悠稀が覚えてないだけで 誘拐されそうになった事 何度もありそう… 「それで、振り返ったら、父さんと母さんが、すぐ傍に居て…俺の手を引っ張ってた人は…居なくなってた」 「逃げ足の早い奴め」 「そしたら母さんがね?急に俺が歩き出したから、父さんと追いかけたのに、何かに引っ張られる様に、どんどん歩いてっちゃって…何度も俺の名前呼んだのに、全然気付いてくれなかったんだって言ったんだ」 「………え?」 何かに引っ張られる様に? おばさん…何かは? 何か…見えて…なかったの? ざわざわ… 「俺がね、こんな感じの女の人が、引っ張ってったんだよ?って話したら、その時に父さんがね?それは悠稀が、幽霊さんに気に入られちゃったんだね?って言って…そういう存在知ったんだ」 「……へ…へぇ~…」 幽霊さんに気に入られちゃったんだね? …って… 言える?! 我が子が、得体の知れないものに、連れ去られそうになって… 「そしたら母さんがね?幽霊さんは、上手くお話出来ないから、急に何かしてくる事あるんだって。でも、父さんと母さんと居たかったら、何処か連れてかれそうになっても、絶対にやだ!って言えなくても、心の中で強く思うのよ?って、教えてくれたんだ」 「……………」 ガチだ… この子…本物だよ この俺が、信じちゃうよ だって、絶対超絶可愛い我が子 急に何処か向かって歩き始めて、追いかけて その子を引っ張ってる人、両親が見逃すとかある? 皆無だろ 見えない何かだろ 怖っ… 誘拐…幽霊に誘拐されそうになってたよ そして、子供の頃に、幽霊さんの教育されてたよ 「凌久?」 「あ…子供の頃は…結構…見えるって話…聞くし…それは、本当…だったかもな?」 「そっか。子供の頃は、結構見える人居るんだね?じゃあ、もう大丈夫だ」 大丈夫…か? ちょっと待てよ 話変わってくるぞ? 悠稀が本物だった場合… 高校の修学旅行で? 考えてみたら… さすがに、女子1人で、悠稀が寝てるとこ忍び込むとか…結構な勇気だぞ? いつ、誰が来るか分かんねぇし… え…待って、待って… 「ちなみに悠稀…中学の部活の更衣室ってさ、普通に体育館の更衣室なのか?その窓の外、何があるんだ?」 「窓の外?体育館の更衣室とは別だったんだ……校舎のちょっと奥まったとこにあって……」 「うん…」 ゴクリ 「そう言えば…塀」 「塀?」 「うん…塀があって…校舎との隙間が、僅かにあるけど…人1人が通れる位のスペースで…落ち葉とか、ゴミとか、資材ゴミとか…そこまで行き着くスペースにあって、実質通れる様な感じじゃなかった」 人が、1人通れるスペース… 塀よじ登って… 女子が、塀から身を乗り出して… 窓開けて見るか? いや… 水無瀬 悠稀の為ならするか? 「怖っ…!」 「え?」 「お前…幽霊だとしても、人間だとしても怖ぇわ!なんちゅう体験ばっかしてんだよ?!」 「怖…怖くないって、言ってよ!凌久…安心させてくれるんじゃなかったの?」 悠稀が、くるっと、こっちを向く うわ…不安そうな顔… 泣きそうじゃん ほんとに怖いんだな 「ごめん…ちゅっ…」 「んっ…」 「エロい事…考えればいいらしいよ?」 「えっ?」 「セックスとか…性欲って、すっごく生のエネルギーなんだって。死のエネルギーとは真逆。だから、近寄らないらしいよ?」 「~っ…そっ…なんだっ…」 不安そうな顔から びっくりした顔になって 真っ赤になった 可愛い 「大人になると、エロい事考えたり、セックスする様になるから、見えなくなるのかもな?」 「~~っ…そっ…なのかなっ…」 「悠稀、俺といっぱいセックスしてるから、もう見えないね?」 「っ!…うんっ…」  うんだって 可愛い 認めるんだ 俺といっぱいセックスしてるから、幽霊見えなくなったって、信じるんだ 可愛い過ぎる 「悠稀、映画館って、暗いよな?」 「っ…うん…」 「居るかもね?幽霊さん…」 「っ…気にしない…気のせいだから…」 「じゃなくて…エロい事…してった方がいいんじゃない?」 「…え?」 へへっ… 夜の映画まで時間あるもんね~ このシーツで悠稀、堪能しよ… 俺は、さすがに腰がヤバいから休憩だ 俺のキスで、悠稀はすぐにトロン…とする 「悠稀、服…脱ごっか?」 「…凌久っ…んっ…服…?」 「うん…脱がしていい?」 「んっ…」 俺が、服捲り上げると ちゃんと腕上げて… 綺麗な体見せてくれる 「仰向けになろ?」 「んっ…凌久…凌久…」 「ふっ…まだ、俺のキス欲しい?」 「んっ…凌久っ…」 すっげぇ欲しそう まだ、ちゃんと気持ち良くしてないもんな? 悠稀が、我慢出来ないという様に 俺の首に、腕を絡めてくる 「どうして欲しい?」 「凌久の…キス…もっと欲しい…」 「いいよ?ちゅっ…ちゅっ…どう?」 「~~っ…もっと…」 「もっと欲しいの?ちゅっ…ちゅっちゅっ…」 わざと、軽いキスを繰り返す 「~~っ…凌久っ…んっ……凌久っ…」 「ん…いっぱいキスあげる」 「あ…凌久っ…んっ…もっと…」 「もっとね?いっぱいあげるよ?」 そう言って 触れるキス… 啄む様なキス… そんなキスばかり繰り返してると 「~~~~っ…」 「え…」 泣… 泣いた! 「凌久っ…うっ……うっ…」 「え?悠稀…」 え? 舌入れないから? 泣いたの? 「いじわるっ…しないでっ……うっ…いつものっ…気持ち良くなるキスっ…ちょうだい?」 ……これは とんでもなく可愛いおねだり、されてしまった 「ごめん。そんな…泣くと思わなかった…気持ちいいの…しような?」 「んっ……凌久っ…」 動画…撮っときたかった 可愛い過ぎた 悠稀から、エッロい…早く舌入れて発言欲しかったんだけど とんでもなく可愛いおねだり返ってきた 「んっ…ふっ……んんっ……ふあっ…んんっ…」 こりゃ、幽霊も人間も、見境なく集まって来るわ そりゃ、幽霊でも誘拐しようと思うわ モテるって、大変なんだな?悠稀… だから… せめて幽霊は、集まって来れない様に いっぱいエロい事、しような? 「んっ…!…んんっ…!…~~~~~~~っ!!」 さてと… ぐったり悠稀を堪能… やっぱ綺麗だわ このシーツに、白い肌、よく映えるわ 正解! 色白の肌の中に浮かび上がる 少し赤みがかったもの… 少し触れるだけで、悠稀の体が、大きくびくつく 少し触れてるだけで、突起が主張してくる エロい… どっちも充分に、指で感触を楽しみ ゆっくりと、舌で舐め上げると 「やあっ…!」 悠稀から、切羽詰まった声が漏れ 言葉とは裏腹に 胸を突き上げる もっと…舐めて…弄ってと、言わんばかりに… お望み通り、舌でも充分に味わうと もう、悠稀の意識は、半分なさそうだ これなら、下濡らさずイケるかな? 一度、悠稀の大好きなキスで、トロットロにし もう一度、ぷっくりとした突起に戻り 舌と指で快感を与え続けると 頭振り出して、シーツぎゅっと握って 胸突き出して、切ない声でイッた 「悠稀…下…汚れた?」 やっと意識取り戻した悠稀に聞くと… 「?……~~~っ…!」 真っ赤な顔して、ふるふると首を振る だよね? じゃあ、すぐにでもまた… イケるね? 深い赤色の上で 白い肌が動く 白い肌の上で 赤い突起が艶やかに光る こんな綺麗な男… 居るかな… 「あっ…凌久っ…凌久っ……~~っ…変っ…」 「んっ…出さないで3回イケたもんな?」 「やっ……もっ…ちゃんとっ…イキたいっ…」 「分かった。ちゃんと出してイキたいんだな?」 「あっ…お願いっ……変っ…~~っ…変っ…」 ずっと快感続いてんだろな 体びくびくしてて 気持ちいいが続くと ちょっと不安だもんな? ちゃんと出させてやるな? 「ちゃんと出してイッてはないけど…随分この汁は出てたんだな?」 「あっ!…ごめっ…」 「なんで謝んの?気持ち良かったんだろ?嬉しいよ?」 「んっ…気持ちいっ……あっ…イキたいっ…」 男とは思えない綺麗な体の中で そこだけが、男を主張している まるで、赤く熟れたみたいになって 弾けんばかりに、びくびくさせて… 他が綺麗なだけに 妙に卑猥に見える 「あっ…凌久っ……あんまりっ…見ないでっ…」 「悠稀…もうイキそうだね?」 「あっ…イキたいっ…イキそっ…」 「俺、触らなくてもイケるんじゃない?」 「えっ?…やっ……凌久っ…」 俺がそう言って、手を離すと いやいやと、頭振って、腰を動かす 「すっげぇ悠稀の、びくびくしてる」 「あっ…やっ…」 「下からどんどん上がってきてんの?」 「んん~~っ…凌久っ…凌久っ…」 「あ~…そんな腰突き出して…俺に近くで見て欲しいの?」 「あっやっ!…やだっ…凌久っ…言わないでっ!」 う~~ん…エロい もう、ずっと全身びくびくしてるしな ドライで3回イッて 今にもイキそう これ…言葉責めで、イケんな? 「悠稀?俺、触んなくてもイケるだろ?」 「あっ…やっ……やっ…」 「悠稀が、ちゃんと出してイクとこ見ててあげるから、イッてごらん?」 「やっ!…あっ!……凌久っ…!」 「悠稀?いい子だから、イッてごらん?」 「あっ!あっやっ…!…イッちゃ…」 「イッてごらん?…悠稀…」 「~~~~~~~っ!!!」 もう限界そうな悠稀の 忘れられてた突起に、指と舌近付けて 悠稀を見上げると 指1本触れてないのに、イッた どくどくと、ずっと出したかった物を出して 力尽きた ああ… ワインの様な…薔薇の様な… 少し怖い様な色は… もう… 悠稀の為の色でしかなくなったよ 「ありがとう…悠稀…」 悠稀に軽くキスをすると 「………ん……っ!…~~~っ!」 意識を取り戻してすぐに どんな風にイッたのか、思い出したらしく 真っ赤になって、両手で顔隠して 俺に背を向けて、足まで縮こまってしまった 「悠稀…まだ拭いてないから、足まで汚れるよ?」 俺がそう言っても、丸まってる 「悠稀、ほら拭かせて?」 羞恥が過ぎたか… 丸まり悠稀の前から抱き締め 頭にキスをする 「悠稀、怒った?ごめん」 「………………って……ない?」 「え?何?」 「~~~っ…嫌いに…なって…ない?」 「は?何で?なる訳ないだろ?」 「だって…~~っ…変でしょ?……普通じゃないっ…って……分かる……凌久っ……ほんとは…引いてるんじゃっ…ない?こんなにっ……やらしいって知ったらっ……~~~っ…凌久に…嫌われるっ…」 え… やらしいって知ったら嫌われる? 大歓迎ですけど? もっと、やらしくなって欲しいですけど? やらしい悠稀見て、興奮してたって知られたら、俺、嫌われる訳? 「嫌う訳ないだろ?悠稀のやらしくなるとこ見たくて、やってんだから。何?やらしい悠稀見て、喜ぶ俺は、ドン引き?嫌いになった?」 「っ!ならないっ…!」 「ほんとに?実は、あり得ねぇな?この変態とか、思ってない?」 「思ってない!」 ようやく悠稀が、顔上げてくれた まだ少し赤い顔で涙浮かべてる 「泣きたくなる位、恥ずかしい事してくる俺、好きなの?」 「~~~っ…好きっ…凌久にはっ…恥ずかしい事もっ……全部っ…嬉しいからっ……恥ずかしいもっ…気持ちいいだからっ…~~~っ!」 か…かんわい~~~~! 何この子… 突然、羞恥プレーOK出してきた めちゃくちゃ恥ずかしそうな顔して 羞恥プレーで感じますって、カミングアウトしてきた! ヤバっ… 理性を保て俺! さすがに今ヤッたら、腰死ぬぞ! 映画館も行けねぇぞ? 夜、楽しみたいだろ? 抑えろ!俺! 「嬉し…悠稀、いっぱいやらしくなってたから、映画館行っても、幽霊なんて寄って来ねぇよ?」 「っ!…~っ…うんっ…」 神様… 世界一可愛い子と付き合わせてくれて ありがとうございます 恐らく、絶対… 世界一可愛いです

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