82 / 110
2人で
「じゃあ行くね?母さん」
「また、いつでも必要な時は呼ぶのよ?」
「うん。ありがとう」
「暁、優琉君待ってるわね?仲良くね?」
「うん」
父さんは、今朝仕事行く時
俺を抱き締めて、しばらく離してくれなかった
母さんとは違う、父さんの暖かさ
いつでも待っててくれる
暖かい場所がある
「悠兄…」
「ん?眠かったら寝てていいよ?」
「俺の、ほんとの母さんは、もう見付からない気がする」
「暁…」
「母さんに聞いてみたけど、何も連絡来てないって」
「そっか…」
「……少し寝ていい?」
「ん。ちゃんと起こしてあげるから、ゆっくり休みな?」
なんで俺、悠兄に話したのかな…
別に見付からなくてもいいのに
関係ないのに
また、あんな怖い人が来たら困るから?
分かんない
もう…水無瀬だけでいいのに…
ピンポ~ン
実家から帰って、次の日には優琉が来た
皆には内緒
今日と明日は、優琉と2人で居よう?って事になった
「それじゃ、俺行くね?晩ごはんも食べて、ゆっくりしていって?」
「はい!」
「悠兄、行ってらっしゃい」
「ん。何かあったら、すぐ連絡するんだよ?」
「うん」
悠兄も、今日と明日はバイトがないので
凌久さんと、ゆっくりだ
「暁!」
「わっ…」
悠兄が出て行って、ソファーに座った途端
優琉が、抱き付いてきた
「会いたかった~」
「うん。俺も」
「はぁ~…暁だ」
「うん…優琉、せっかくの夏休みなのに、何処にも行けなくて、ごめんね?」
「全然。また、暁が襲われたら困るしな」
「あと…元々、人混みが苦手」
「あ、そうだったね?」
優琉と、お互い会えなかった間の事を話す
ビデオ通話でも話したのに
会ってないの、たった何日なのに
話す事、沢山ある
「暁…最初の頃より、話す様になったね?」
「うん…学校で、今みたいに話す人居なかったから、慣れてなかった」
「嫌な事された?」
「うん…でも…そういうのが、俺の世界なんだって思ってたから」
「……もっと早くに、暁に会えたら良かったな」
もっと早くに…
考えたらキリがない
もっと早くには
山の様にある
でも…
「遅かったかもしれないけど、会えたから…」
「会えたから?」
「今の家族にも、今の学校の人達にも、優琉にも、会えるなんて、思ってなかったから。こんな…俺が知ってる世界とは、まるで違う世界の人達と、楽しく暮らせるなんて、思ってなかったから」
「暁…」
いつまで経っても思う
こっちの世界を、知れば知る程
よく…あんな世界の俺を
父さんと母さんは、連れて来ようと思ったなって
「俺の事も、最初は怖い奴だと思った?」
「ううん。だって優琉、最初から笑顔で挨拶してくれて…俺みたいのに、そんな風に話してくれる人も居るんだなって思ってた」
「だってさ、暁、すっごく可愛いかったんだもん。いや、今も可愛いんだけど。暁が後ろで、ラッキーって思ったんだ」
俺が後ろでラッキー…
「凄いね?優琉…普通、俺みたいのが後ろだと、残念な気持ちになるよ?」
「そんな事ないよ。暁は大人しいし、なんか、あんまり近寄らないでオーラ出してたから、皆あまり声掛けなかったけど、俺以外も、可愛いなぁ…って思ってたよ。絶対!」
「ふっ…そうかな?」
俺と、可愛いが結び付かない
でも、優琉にそう思われるのは、嬉しい
「プリントとかさ、後ろに配るから、超ラッキー!って思った。その度に、暁の顔見て、話し掛けれる」
「うん。優琉、いつも笑顔で振り向いてくれた」
「あ~あ…暁の前の席が恋しいなぁ…」
「でも、ずっとって訳にはいかないし、今は、こうやって家でも会えるから」
「まあ、そうだけどさ~………胡桃坂、元々暁の事、他の奴らより気に入ってたし…なんか危ない…」
「?」
なんか、ぶつぶつ言ってる
俺も、優琉と離れたのは寂しいけど
色んな人と話せる様になるのは、嬉しい
「暁…俺以外の奴と2人きりで、どっか行っちゃダメだからね?」
「どっかって?」
「例えば、誰も居ない教室とか、体育倉庫とか、トイレとか…」
それは…
俺に嫌な事したり、させたりする為の場所…
「今のクラスに、そんな事する人居ないよ?皆、優しいもん」
「え?そんな事は…どんな事か分かってる?」
「うん…何回も、色んな人達に連れてかれたから」
「あ……ごめん。違う意味で言ったんだけど…そっか…そうだよな?嫌な事、思い出させた…ごめん」
「?…優琉は悪くないよ?謝らないで?」
なんかまた…
俺は、よく分かってない気がする
「俺、人とあまり接しないできたから、人が言ってる事分かってないとか、全然別の意味で捉えてるって事、沢山ある。優琉、そういう時言ってね?」
「ん…それで困る時は言う。でも…それが今の暁で…今のそういう暁も好きなんだ」
「……よく…分からない」
「ん…分からなくていいよ」
優琉が、優しい顔で俺の頬を撫でてくる
「ん…優琉」
「暁の全部…分からないとこも…上手くいかないとこも…全部が好きなんだ」
「優琉…ありがとう」
俺みたいな人間を
分からないとこも
上手くいかないとこも
好きになってくれる人って居るんだ
俺は…ほんとに狭い別世界で生きてたんだ
「暁?大丈夫?」
「ん…優琉の…キス……気持ちいいから…」
「ん。気持ち良くなってくれて、ありがとう」
「優琉…好き」
「ん…俺も好き…もっとキスしていい?」
「ん…優琉…」
ふわふわ ふわふわ
優琉の匂いに包まれて
時々忘れそうになる息をして
気が付くと、優琉が、俺の上に居て
優しく微笑んでた
「優琉…」
「暁…胸…触っていい?」
「ん…優琉…」
「ん…暁…好きだよ」
「あっ…」
優琉に呼ばれる暁は特別
好きって言葉に…
気持ちがこもってるのが…伝わってきて…
それだけで、また、ふわふわする
「暁…舌で触れるね?」
「んっ…あっ!」
「大丈夫?」
「んっ…大丈夫…」
ジンジン…ビリビリ…
でも…
ここ、どんどん気持ちいいが増えてってる
気持ちいいが、どんどん出て来て
「ぃやっ!」
「暁…嫌だった?」
「違っ…気持ち…良くて…」
「ん…暁、凄く胸で感じる様になってくれた。嬉しい」
「うっ…嬉しいの?」
「うん。凄く嬉しい」
そうなんだ…
胸で気持ち良くなるの
優琉、嬉しいんだ
「~~~~っ!…はっ…んっ!」
「暁…こっちも…触っていい?」
優琉が、手を下に下ろしてく
「あ…いっ…けど…」
「けど?」
「きっと…また…すぐイッちゃう」
「いいよ…触るね?」
宣言した通り
両方触られたら
あっという間にイッた
「暁…大丈夫?」
「ん…」
優琉が、拭いてくれて
手を洗って
戻って来ると
ぎゅっと抱き締めてくれる
「暁…気持ち良かった?」
「うん……」
「?…あんまり…気持ち良くなかった?」
「ううん…どんどん気持ち良くなってく…」
「怖い?」
「ううん…優琉は、いつ気持ち良くなるの?」
「え?」
「いつも、俺だけ。優琉は?ずっと俺だけ?」
そういう人も居るのかな
人それぞれ違ってて
優琉は、気持ち良くされたくないのかな
「俺は…暁が…もう少し…こういうの…慣れてから」
「そうなんだ」
「その…暁さ……男同士の…やり方って知ってる?」
「やり方?」
「うん…男同士の…セックスの仕方…」
「あ…」
「しっ…知らないよな?そんなの…男同士なんて…普通な?」
どうしよう…
なんて答えればいいんだろう
知ってる
全部かどうかは知らないけど
あの人とも…悠兄ともした事ある
なんて答えればいいの?
「あのな?ちょっと…衝撃的過ぎると思うんだけどさ…」
「え?衝撃的?」
「ん…男と女じゃ、体の作りが違うだろ?」
「うん…?」
「だからさ…その…入れる場所がさ……男同士の場合…お尻…なんだよね…」
「………うん」
あれ?
衝撃的って…これ?
もっと…びっくりするとこなのかな…
「あ…大丈夫?暁…怖くなってない?」
「……うん…大丈夫」
知ってた
入れられてた
「でもな?大丈夫。俺達、そんな体格差ある訳じゃないし、俺が入れられる側になるから」
「……え?」
「入れられる側って、大変なんだよ。色々…準備しなきゃなんないんだ。そう…色々と…けど、入れる側は、女の人とするのと一緒。場所が違うだけ。だから、暁は、心配しなくていいよ」
心配…してない
だって、知ってる
それより…
入れられる側でしかなかったから
入れる側になれるのか…心配
「優琉は…入れられた事あるの?」
「なっ…ないよ!自慢じゃないが、人生初の恋人だ!…ただ、兄ちゃんが…彼女連れて来たり、彼氏連れて来たりで、俺も、あんまり男とか女とか、こだわってはなかったな」
「そうなんだ…」
「だからさ、兄ちゃんに色々聞けるから、任せとけ!絶対、暁に怖い思いも、痛い思いもさせないから」
「……うん」
優しい優琉が
俺の為を思って
きっと、ずっと考えてくれてたんだ
「って、言っても不安だよな?俺だって、初めてで、上手く出来る自信ないし…でも、2人で失敗しながら、頑張ってみよ?」
「…うん!」
ちょうどいいのかもしれない
俺も入れる側は、ほんとに初めてだし
優琉と、初めてを頑張る
2人で…失敗しながら…
うん…
なんか、その方がいいのかもしれない
「え?…暁が…挿れる側?」
口にプリンを運ぼうとして
手を止めた悠兄が、こっちを見る
「うん。優琉が、色々考えてくれてて…絶対俺に、怖い思いも、痛い思いもさせないって…」
「そっか。間宮君っぽいね?」
「うん。2人で、失敗しながら頑張ってみようって言われて…なんか…凄く嬉しくなった」
「それは…そうだね……うん。暁が嫌じゃないなら、それもいいのかもしれないね?」
「うん。優琉と2人で考えて…2人で頑張ってみる」
「それでも、力貸して欲しい時は、言うんだよ?」
「うん、ありがとう」
「…って事があってね…暁が初めてっぽくなるのは安心な様な…でも、やっぱり心配な様な…凌久、どう思う?」
昨日、にこにこと帰ってった悠稀が
今日、何とも言えない顔で来たと思ったら
突然、昨日の暁について、語り出した
「まあ…2人の問題だからなぁ…男同士でも、俺は絶対こっちじゃなきゃ無理って奴も居れば、付き合う相手によって、変えれる奴も居るし、絶対無理だと思ってたのに、以外と大丈夫だったとか…こればっかりは、やってみなきゃ、分かんねぇな」
「そっか……そうだよね…」
しゅん…
という、音が聞こえてきそうだ
そして、無いはずの頭の上の耳としっぽが、垂れ下がって見える
「大変だと思う方を選んでくれる位、暁の事思ってくれてんだろ?大丈夫だ」
「うん…」
「暁が上手く挿れれなかったとしても、それはそれで、また2人で考えてけばいい」
「うん…」
「暁が…挿れられる側になった時は……」
「うん……」
色々…
大変だろうけど…
「まあ…そうなんなくても、バレる時はバレるだろうしな…かと言って…先に、わざわざカミングアウトする必要は…ないと思うな」
「うん…」
「元カレとか、元カノとかの事もさ、とんでもない奴とか、すげぇ変わった付き合い方してたとしても、わざわざ言わないだろ?」
「うん…」
「相手と付き合ってく上で、言った方がいいだろなって時が来たら、言えばいいんだ」
「うん…」
大丈夫?
聞いてる?
うんうん人形になってない?
「悠稀…」
「うん……ん?」
「おお…ちゃんと反応したか」
「俺も、そう思う。隠すってのとは違うと思う。必要ないのに、わざわざ2人が傷つく事ない…」
「ん。そうだな…それにしても、まあ、今更だろうけど、暁、そんな事まで報告してくんのな?」
「暁も不安なんだと思う。俺には全部見せてるし、全部知ってるから、何言ってもいいと思ってる」
確かにな
何も恐れるものも、恥ずかしがる理由もないか
「そんな顔すんな。今ない事で傷ついてどうする?」
「うん…」
「……はぁ……俺が、あんな目に遭うだなんて思わなかったろ?」
「っ!…うんっ…」
「信じられない事が起きて…入院中…結構絶望してた」
「~っ…凌久…」
悠稀が、優しく抱き締めてくれる
絶望してたって言える様になったんだな…俺
「声、ほんとに戻るのか…体、またちゃんと動く様になるのか…体が治って帰ってから…悠稀と今まで通りいられるのか……悠稀の好きな俺じゃなくなったから…もう…終わりじゃないか…」
「凌久は…凌久だから……凌久なら…好きなんだから」
「ん。でもさ…悠稀、俺の腹筋とか褒めてくれたじゃん?」
「うん…」
なんか…
すっごく昔の事みたいだ
「俺、自分の体の事、全然分かってなくてさ、リハビリするなら、早く歩かせろよって思ってたんだ」
「うん…」
「けどさ、リハビリの先生、寝たままマッサージしたり、動かしたり、全然歩かせてくんないんだよ。で、ようやく座らせてくれてさ。俺の体支えて、ゆっくり立つ練習始めて…立つ練習とかいいよと思ったら……」
ちょっと…
あの時の衝撃はデカ過ぎた…
「凌久?大丈夫?」
「全然…大丈夫じゃなかったんだ……ただ立つだけなのに…全っ然力入んねぇの…もっかい頑張れるか?って聞かれて…そんなん信じたくなくて…でも…支えてもらって2回立っただけで…すげぇ疲れてて……俺…泣いたんだ」
「え?……全然…知らなかった」
あまりの衝撃と
情けな過ぎてと
何より…
「悠稀に嫌われるっ…」
「え?」
「悠稀が好きな俺から…遠ざかって……幻滅されて…悠稀の好きな俺じゃなくて…」
「凌久…そんな…」
「あの時は…結構な絶望だった」
「凌久…」
たった数日で全部変わってた自分
殺されなくて済んだ安堵の次に
絶望が始まって
「それからも…色々…色々……今、こうして居れるの奇跡だと思う…でも、ちゃんと現実だ。悠稀…信じられない事が起きても、俺達こうして2人で居る。それがデカイか、小さいかはあっても、皆きっと、色んな事起きて、2人で乗り越えられるかどうかなんだと思う」
「凌久…乗り越えられた?俺達は、もう大丈夫?」
悠稀が不安そうに見上げてくる
「さあ?どうかな?」
「え…?」
「だって、次はいつ、何が起きるか分かんないじゃん?」
「もっ…もう何も起きない!」
「そりゃ皆、それが1番だけど…予想もしなかった事なんて、沢山あるから…それでも2人でなら頑張っていける…って、信じられる関係で居なきゃな?」
「うん…」
悠稀が、ぎゅ~~っと抱き締めてくる
ストックホルム症候群
俺は、そんな感じになってたのかもしれない
拘束されてる被害者が、時間や場所を共有する加害者に、好意や共感、信頼や結束の感情を抱く
絶対許せないはずの結城に対して
好意は…何となく分かる
好かれてもらおうと、必死だったから
けど…
何故だか、同情的だったりして…
もっと別の出会い方してればとか
素直に普通に、悠稀と友達になればとか
すっかり、俺は
結城の支配下だったんだ
逃げ出せないから
許せなくても許すしかなくて
好きじゃなくても…
「凌久…何…考えてるの?」
「あ…悪い」
「俺に…謝る様な事…考えてたんだ…」
「違う…」
「ほんの少しも…俺の凌久は…あげないから」
「悠稀…」
「ほんとは…体だけじゃ…なくて…頭の中も…」
「悠稀…悠稀の事だけ…考えさせて?」
琉生さんに聞けば、分かるんだろう
でも琉生さんなら
それについて知る事に時間使うくらいなら
悠稀と、よく話しなさいとかいいそう…
もうだいぶ…
あの時の事なんか、夢にも出てこなくなった
それでも不安は、頭の片隅にあって…
一瞬映像が浮かんできて消す
また、映像が浮かんできて消す
そうして1つずつ
記憶を薄れさせてく
ちゃんと思い出せない様にしてく
「楠…可愛いね?」
声も…早く忘れろ…
不意に思い出したものに、不快を感じて
消してやろうと
目を開けると
「凌久…」
「悠稀?」
なんで…そんな泣きそうな顔してんの?
「ん…俺だよ?凌久…俺とセックスしてるんだよ?」
「わ…分かってる」
「凌久の中から…全部…一欠片も全部…消してしまいたい…」
「悠稀…」
「凌久…筋トレと一瞬にストレッチしてるんだよね?」
「え?…ああ」
そう言うと…
「え…?」
悠稀の挿れたまま…
俺の腰…上げ…
「凌久…足…広げて…伸ばして?」
「え…え?」
いや...
既に全部見られてるけど
腰上げられた状態で足広げるって…
結構恥ずいんですけど…
「足…広げて……俺にだけは…全部……ね?」
悠稀が膝立ちになると共に
俺の腰は浮き上がり
片手を俺の脇に置き、片手で誘う様に頬を撫でてくる
そんな顔で…そんなん…反則だろ
大人しく、両足を広げる
何これ…超恥ずいんですけど…
悠稀が、枕を取って
俺の腰の下に入れてくると
両足広げて、めちゃくちゃ悠稀に見てって言ってるみたいで…
さすがに目を逸らすと…
「凌久…見て?」
「~~っ…さすがに…恥ずい…」
「凌久がそんな顔見せてるの…誰?」
「…悠稀…」
「うん…俺だけ」
悠稀が、優しく顔を戻して、真っ直ぐ向ける
「ね…見て?俺と凌久だけ…見て?」
「ん…俺と悠稀だけ」
「凌久…」
「んっ……んっ…あっ………気持ちいっ…」
奥…当たる…
恥ずかしい体勢で
悠稀のが入ってるとこも、全部見えて
「ぁああっ!!」
「ここ…好きだね?」
「あっ!…そこっ!」
「ん…気持ちいいね?」
「あっ……っ…~~っ…やっ!」
「や?…じゃあ…こっち?」
「んあっ!…奥っ……あっ…当たって……~~っ…気持ちいっ…」
奥を突かれて、じわじわと快感が増してきた時
「ああ~~っ!!」
そのまま待ってた快感とは別の
強い快感が…
「やっぱり…こっちも気持ちいい?」
「あっ!…気持ちいっ!」
「うん…凌久…好きだもんね?ここと…」
ズンッ…
「はああ~~っ!!」
「こっち…どっちが好き?」
「あっ…気持ちいっ……気持ちいっ…」
分かんない…
どっちも…気持ちいい…
「凌久…足広げてくれて…全部見える…凄く締まる……凌久…気持ちいい…」
「~~っ!」
悠稀の…その顔ヤバっ!
「~っ…くっ!……凌久?……なんか…更に…」
「悠稀の…その顔ヤバっ…~~っ…気持ちいっ…」
「~~っ…そんな…顔しないで……優しく…出来なくなるっ…から…」
「お願っ…優しくなくていっ……悠稀の…気持ちいい顔…見たいっ……もっと…気持ちく……して…」
「っ!……酷くしたら…ごめん」
「あっ!…ああ~~っ!…ぁああっ!」
ヤバ過ぎる自分の格好と
ヤバ過ぎる悠稀の顔…
余裕のない…
気持ち良さそうな
爽やかイケメンが
俺の体で
快楽に溺れてる
俺だけの悠稀…
嬉しくて
幸せで
感度が…どんどん増して…
そして…イッた
ともだちにシェアしよう!