｢ぁっ…ぁっ…～～っ…はっ…ぁっ…あっ！｣ ｢今のとこ…っ…気持ち良かった？｣ ｢あっ！…きもちいっ…いっ…ぃあっ！｣ ｢ここね…でも…もっと凌久の中…行っていい？｣ ｢あっ…はるきっ…ぃっ…んっ…～～っ…きっ…来てっ…～～っ…もっ…もっと……奥…きて…｣ 凌久の中…気持ちいい 全部が凌久で包まれてるみたい 凌久の中全部俺だけにしたい 凌久…全部…全部…奥まで…全部… ｢うっ…ぅっぅっ……～～っ！…んぁあっ！｣ 俺を受け入れる為に 必死な凌久… もっと入れてくれる？ もっと凌久の中…入りたい… ｢うあっ！…あっ！…～～～っ！…～～～っ！｣ ああ…もう入らない これ以上進まない もっと凌久の中…入って行きたいのに… もっと…もっと…もっと… ｢あっ…～～～っ……はっ…るきっ…｣ ！！ 凌久が、涙流しながら俺の名前呼んで、お腹…触ろうとしてる！ ｢凌久！痛い？！ごめん！俺…ちょっと…強引に……ごめん…抜くね？｣ 抜こうと少し動くと ｢ぁっ…やっ！！｣ ？！ ｢あっ……うっ…動かないで……｣ どうしよう 少し動いただけで痛いんだ 血…は…出てないよね？ ｢ごめん…ごめんね……もう少し収まったら、抜くね…～～っ…ごめん、凌久…痛い？ちょっと…待ってね…｣ 収まれ…収まれ… ｢～～～っ…はるきっ…｣ ｢うん。ごめん…ごめんね…｣ 不安なんだ 俺の腕、掴んできた ｢ちがっ…抜かないで……｣ ｢動くと痛いんだよね？大丈夫…ちゃんと、もっと収まってから抜くよ？｣ ｢～～～っ！…違う！｣ ｢……え？｣ 俺の腕を、ぐっと掴んで 凌久が、必死な顔で訴える どうして欲しいんだろう どうしよう…分かんない… ｢痛く…ない……｣ ｢……え？｣ ｢痛くなんて…ない……収めないで…｣ ｢……え？｣ 頭が… 混乱 痛くない？ 収めないで？ ｢うっ…嬉しいから…｣ ｢嬉しい？｣ 凌久が、俺の腕から手を離して 自分の下腹部に触れる ｢悠稀…入ってる……ここまで…全部…悠稀……ここまで…～～～っ…1つになれてる……っ嬉しいから…こうやって…触りたかった…だけ…｣ 不安と心配と緊張と恐怖と… 萎えかけてたものが 一気に熱を帯びていく ｢ああっ！！…あっ？！…はる…き？｣ ｢うん…ここまで…凌久と1つだね｣ ｢あっ！…～～～っ…嬉しっ……はるきっ…｣ ｢凌久…俺も…凄く嬉しい……分かる？ほら…ここまで…｣ ｢あっ！…ぁああっ！…うれしっ……ぁあっ！…はるきっ…うれしっ…はるきっ…～～～～～っ！！｣ 凄く幸せそうに、体を反らせた凌久からは 何も出なくて ｢あっ…？……はるきっ…んっ……きもちいっ…んっ……うれしっ…はるきっ…～～～っ…きもちいっ…はるきっ…あっ…変っ……～～～っ…きもちいいっ…あっ！…はるきっ！…～～～～～っ！！｣ そうして、恍惚の表情を浮かべて体を反らせては…何が起きたか分からないといった表情になり また…幸せそうにして… ｢凌久っ……俺も…もっ…イクね……｣ ｢はるきっ…変っ…きもちいっ……あっ…うれしっ…うれしっ……はるきっ…好きっ…あっ…分かんない…｣ ｢俺も…好きだよ…凌久…｣ ｢あっ！…あっ！…うれしっ……はるきっ…うれしっ…からっ…～～～っ！…きもちいっ…はるきっ…あっ！…はるきっ…～～～～～っ！！｣ ｢っ！…俺もっ…嬉しい…凌久…嬉しいよ……｣ そうして、最後に凌久の奥まで全部感じて 俺の全てを凌久の中で出した ｢……～～～っ！…はっ…はぁ……はぁ～～～…｣ 気持ち…良過ぎた… ずっと嬉しそうな…幸せそうな凌久が 綺麗で綺麗で… 危なかった 凌久は何度も達してるし 俺まで止まらなくなったら、どうしようかと思った ゆっくりと凌久の中から出ると ｢あっ！…ぁっ…ぁあっ？…～～～っ…｣ ｢ごめんね…抜いちゃうから…ちょっとだけ、我慢してね？｣ ｢はっ！…あっ！…～～～っ…｣ 敏感になり過ぎてるんだ ようやく抜いたけど びくびくが止まらない ｢凌久…大丈夫？｣ そっと抱き締めるけど ｢あっ！…んっ…～～～っ…｣ ｢うん…ちょっと…落ち着くまで、こうしてようね…｣ ｢っ…っ…はるきっ…｣ 俺に抱き付きもせず 胸の中で、小さくなって、必死に堪えてる ｢ん…ちょっと…敏感になっちゃってるね｣ ｢んっ…んっ……体…変……はるきっ…｣ ｢大丈夫…少しずつ…収まってくよ…｣ ｢んっ……はるきっ…｣ 凄い体…力入ってる 疲れちゃうね ｢大丈夫…ゆっくり息しようね｣ ｢んっ……はっ…はぁ…はぁ…｣ ｢ん...もっと、ゆっくり出来る？｣ ｢はっ…はぁ…んっ…んっ……はぁ…はぁ…｣ ｢そう…ゆっくりでいいよ｣ 少しずつ…息を整えてく凌久 ゆっくりとした呼吸と共に 体のびくつきが治まっていって… 気付くと、俺の胸の中 小さくなったまま眠っていた 愛おしい この存在を何をしてでも守りたい こんなに誰かを想えるってあるんだ 何度か、そっと離れようとすると 眠ってるのに、すり寄って来て ようやく動かなくなった凌久から離れる 今日は、シャワー無理だろうから… 暖かいタオルと、乾いたタオルで、綺麗に拭いていく ｢んっ……｣ 全然動かない 相当疲れさせちゃった ほんとは、シーツも取り替えてあげたいけど ちょっと無理だね 凌久に布団を掛けて シャワーへと向かう 幸せな…セックスだった この家でのセックスは… 泣いてる暁と、泣きそうな俺の 悲しみしか生まれないセックスだったから 不思議 この家なのに 凌久と…俺の…… 悠稀… はるき… もしかして凌久は 暁と悠兄が詰まってしまったこの家で 凌久と悠稀を… 沢山響かせたかったんだろうか？ 凌久は、この家に来る事、凄く喜んでたけど 暁の事、応援してくれてるけど そういう気持ちだけじゃないから 優しいお兄ちゃんじゃなくて 欲望に堪えきれない恋人 出来てたかな…凌久… す～…す～… 綺麗な寝顔 明日、動けるかな…凌久… す～…す～… ずっと見てたい 朝まで寝ないで ずっと凌久、見てようかな きっと、怒られるね 寝てないのバレて なんで、そんなバカな事したんだ？って 自分の体の事考えろって 怒られるね そっと、凌久の髪を撫でる ｢……はる…き…｣ ｢ん…凌久…｣ ｢これ……どう？｣ 夢…見てる？ 寝言？ 可愛い ｢ふっ…うん…いいと思うよ｣ なんの夢…見てるのかな でも、夢の中でも 俺と一緒なんだ ｢…ふっ…やっと……いいの…見付け…｣ なんか、いいの見付けたんだね 嬉しそう きっと、夢の中の俺も、嬉しいって思ってる ｢俺も嬉しいよ…凌久…｣ ｢……俺も……楽しみ…｣ そう幸せそうに呟いて また、寝息を立て始めた 楽しみ… まだ、これからも2人で居るって事 これから先の2人を思って 幸せそうに笑ってくれる 優しく凌久を抱き締める ｢凌久…どうしようかな……好きが…どんどん出てきて止まらないよ…｣ 凌久が、沢山の事頑張って我慢してくれてるのに ほんの少しの些細な事でも 嫉妬してしまいそうだよ このまま、ここに閉じ込めておきたい ずっと俺だけ見てて欲しい けど… それじゃ、凌久が凌久で居られないから 横を歩く凌久に、向けられる視線を気にしながら 惜しげもなく笑う、凌久の笑顔を勿体ないと思いながら 何気なく声を掛けてくる…スキンシップをしてくる…ただの友達や知り合いに、ハラハラしながら それでも、俺だけだって ただ一人好きなのは俺なんだって そう言ってくれる凌久を信じて そう思ってくれてるのを 心の中で自慢しながら 頑張ってくしかないね ｢凌久…あの日……友達を失うかもしれなかったのに…勇気を出して、伝えてくれてありがとう｣ あの日も、いっぱいいっぱい考えて、葛藤して ギリギリまで俺の為を、考えてくれてたんだろう 俺が思うより、何倍も怖かったはずだ そして、そういう思い抱えたまま 俺のあり得ない話に、耳を傾けて、いい友達してくれてたんだ ｢凌久は…優しいから、ずっと頑張り続けてる…｣ 俺が、あんな相談してしまったから 俺が頼る方…凌久が頼られる方みたいな… きっと、なんとなく… そう、させてしまったんだ ｢いつか、凌久に追い付いて…頼られる様になるからね…｣ 凌久の軽く握られている手に 手を重ねると… ｢……これで…いつでも…一緒…｣ ｢ん...いつでも…一緒に居ようね｣ ｢…ペアリング…うれし…｣ ……え？ 今…ペアリングって… あ…手重ねたから… あれ？ やっといいの見付けたって… もしかして… 凌久… 俺とのペアリング探して いいの見付けて、楽しみって… これで、いつでも一緒って… ｢～～～っ…そんなっ…幸せ過ぎる夢…見てくれてるの？｣ 嬉しくて 幸せで 愛おしくて 涙が出てくる ｢～～～っ…凌久…その夢の中…行きたいな…｣ でも… そっか 現実に出来るんだった そんな幸せ過ぎる現実に今 居るんだった そんな幸せな現実を そんな幸せな実現出来る夢を ｢凌久に会えたからだよ…｣ 出逢ってくれて… 好きになってくれて… ありがとう…凌久…