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自分で気持ち良くなる?

悠稀の部屋ん中… 悠稀と俺の名前で、いっぱいにしてやった 絶対、暁とはしない様なセックス めちゃくちゃしてやった だって、やっぱりそりゃね 勝つとか負けるとかの話じゃなくても せめて、この部屋だけでも 俺との想いだけで、いっぱいにして欲しいじゃん? いつもは、何処かに優しさ残してる悠稀が 本能のままに ただの雄の様に 俺の奥まで入って来ようとしてるのが 嬉しくて堪らなかった こんなに入って来てくれる そう思ったら 嬉しくて…幸せで… そんな気持ちで、いっぱいになって 悠稀の入ってる部分を確かめようとしたら 勘違いされて、心配された いつもの悠稀に戻っちゃった 優しい悠稀も好きだけど 今日は、いつもと違う悠稀がいいのに そんな風に思ってたら 俺の中で萎えてたものが 再び俺の中を圧迫し始める そこからは… あまり覚えてない とにかく…気持ち良くて気持ち良くて ずっと嬉しくて…幸せで 何度かイッた気がするけど イッてもイッても… ずっと気持ち良くて、嬉しくて、幸せで こんなの…あるんだなって思ったまま 気が付いたら寝てた 死んだ様に眠ったのに なんだか幸せな夢を見た気がする 目が覚めると、悠稀の胸と腕に包まれてて 目が覚めても幸せだった さすがに…体だるい やり過ぎた感はある けど… どうしても、特別な… いつもと違うのが良かったんだ 体動かすのが、だるくて 大人しく悠稀に抱き締められたままでいる 最後の方…あんまり覚えてない 悠稀も、ちゃんと気持ち良くなってたかな もっと雄な感じの悠稀 目に焼き付けたかったな 少しだけ顔を動かして 目の前にある、悠稀の胸にキスをする キスマーク付ける気力…ないや 何度か、ちゅっ…ちゅっ…としてると 「……凌久?起きたの?」 悠稀が、優しく撫でながら、俺の顔を覗き込んだ 「おはよう…?」 あれ… 「え?…凌久…声…」 「あ…あ……ヤバっ…俺…そんな声出してた?」 完全に喉やられてる 「うん…結構…~~っ…出してた…よ」 「え…そんな……思い出して、恥ずかしくなる様な事…叫んでたの?」 何言っちゃった?俺… 「違う…そうじゃなくて……ちょっと…昨日の凌久思い出しちゃって……」 「ふっ…思い出して…興奮してくれてんの?」 「っ!…ごめん…ちょっと……昨日は可愛い過ぎたから……」 「悠稀…俺…特に最後の方は、あんま覚えてない。悠稀もちゃんとイケた?ちゃんと気持ち良くなれた?」 「~~っ…イケた…すっごく…気持ち良くなれた」 「そっか…なら、良かった」 体力と気力が残ってたなら 多分、今も気持ち良くなってきてるであろう部分を触って 悠稀の好きなキスして 胸弄って 可愛い悠稀見たかったけど そんなん出来ないや 「凌久…喉だけじゃなくて、体大丈夫?」 「ははっ…さすがに、だるくて…少しも動きたくない」 「ごめんね…俺昨日…かなり強引だったかも…」 「そうして欲しかったんだ。いつもの優しい悠稀じゃなくしてくれて…嬉しかった」 「凌久…」 抱き締めてくれた悠稀のものが 当たってる 勿体ないな もっと体力つけとこ 食べやすい様にって、作ってくれたサンドイッチを なんとか起き上がった俺に 悠稀が、食べさせてくれる チラチラと 嫌な記憶が蘇りそうになるけど 優しさで溢れてる悠稀を見ると 吹き飛んでく 「凌久…一緒にお風呂入ろう?」 正直、風呂なんて入りたくない けど、そんな訳にはいかない体だ 思ってたより、ずっと綺麗なのは やっぱ悠稀が綺麗にしてくれたんだろな 「悠稀…体…綺麗にしてくれたんだろ?悠稀だって、疲れ果ててたのに…ありがと」 「眠ってて無防備な凌久の体拭くの…俺だけの特権みたいで、嬉しいよ」 「ふっ…ありがと。悠稀…トイレ行きたい」 「うん。行こ」 悠稀に肩を貸してもらって、なんとか歩く これ… 今日、家まで辿り着ける? トイレから出ると 「凌久、お風呂入ろ」 そのまま、風呂へと連れてかれた 椅子に座るのも億劫な俺を 頭から足の先まで洗ってくれる 「凌久、湯船に浸かろう?少し体楽になるよ」 「ん…」 なんとか湯船に浸かると 浮力のせいなのか 入浴剤のせいなのか 確かに、体が軽くなった気がする 後ろに座ってる悠稀が 俺の体の前に腕を回して 腕やら足やらマッサージしてくる 「悠稀…」 「うん?」 「そっち向きたい」 「うん」 悠稀が、ふわっと俺の体を浮かべて、悠稀の方を向かせてくれた そのまま悠稀の体に身を寄せる 「せっかく悠稀と風呂入ってるのに…」 「のに?」 「悠稀にイタズラ出来ない…」 「ふっ…こうやって、ただ凌久と抱き合ってるだけで、充分だよ」 「悠稀の感じてる顔見たい…声聞きたい…はぁ~…一晩で、こんなに体力消耗するなんて…情けない」 「凌久…」 勿体無い!勿体無い! 水無瀬 悠稀と裸で風呂入ってんのに 抱き合うのが精一杯とか 勿体無い! 俺にシッポというものが存在したなら シッポだけでも、悠稀を気持ち良く出来たのに いや…シッポ…あった事ないし、知らんけど 「俺が…気持ち良くなればいいの?」 「え?うん…悠稀を気持ち良くしたかったけど…体力残ってない」 「俺が…気持ち良くなれば…凌久、喜ぶの?」 「ん?そうだけど…だから…」 悠稀の体から顔を離して 悠稀の顔見ると 真っ赤な顔… 「~~っ…お…俺……自分で…気持ち良く…なる?」 自分で…気持ち良く… 「………え?」 「そっ…そういう意味じゃないの?」 うわ… 恥ずかし過ぎて? ちょっと泣きそうになってる! 「そっ…そういう意味!だけど……え?いいの?悠稀…そんなの…してくれるの?」 「凌久が…喜ぶなら…凌久、昨日…凄く頑張ってくれたせいで…動けなくなってるから…」 う…嬉し過ぎるんですけど! 最高のご褒美なんですけど! 「よっ…喜ぶ!すっげぇ喜ぶ!いいの?!」 「そっ…そんなに…喜んでくれるなら……恥ずかしいけど…凌久も…全部見せてくれたから…」 俺が、少し離れると 悠稀が…ゆっくりと自分のものを握り ゆるゆると自分のものを扱き出す こんなの…自分から見せてくれるなんて… 「悠稀…いつも、俺の事考えながらしてくれてるの?」 「うん…凌久の事…考えてる」 「俺との…どんな事…想像するの?」 「凌久と……はぁ…キス…してる……」 キスしてるの、想像して 気持ち良くなってんだ 「悠稀…キス好きだもんな?どんなキス?軽いキス?それとも…めちゃくちゃエロいキス?」 「んっ…凌久…の……キス…はぁっ……気持ち…いいから…」 「悠稀は…歯列の内側なぞられたり…」 「んっ…はっ……はぁ…」 「上顎なぞられんのが…1番感じるよな」 「ぁっ…んっ……はっ…はぁ…」 すっげぇ ほんとに、キスの事だけで なんかもう…だいぶ気持ち良さそう どんだけキスで感じてんの? 「でも…出来れば、俺の中も想像して欲しいな…昨日さ…俺の奥まで来てくれたじゃん?挿れてる方も、気持ちいいの?」 「あっ!…~~っ…気持ち…いい…」 う~わ… すっげぇ気持ち良さそうな顔 「じゃあ…奥まで突いてる悠稀見せて?昨日俺…あんまり見れなかったんだ」 「ぁっ…んっ…奥…まで…」 「ん…俺の奥突いて…俺をいイカせてる悠稀…見せて?」 「はっ…はぁっ…凌久…」 「ん…気持ちいい」 「あっ!…はっ…はっ……凌久っ…」 なんか… これ… 悠稀の手使わなくても 言葉だけでイケんじゃね? 「悠稀…もっと…もっと奥…」 「はっ…はぁっ…はぁっ……凌久…」 「ん…悠稀も…気持ちいい?」 「気持ちいっ…はっ…はぁっ……凌久っ…」 うわぁ… めっちゃヤラシイ顔して、俺の事見てきた 「俺の奥突いて…イッて?」 「あっ!…いっ…イク…」 「ん…俺の中から出ないで……俺の奥でイッて?」 「はっ…ぁあっ!…いっ…イッて…い?凌久の中…奥……イッて…い?」 「ん…いっぱいちょうだい?…悠稀…」 「あっ!…あっ…あっ…あっ……イッ…~~~~っ!!」 奥を突く様に 大きく腰を動かして 自分の手の中でイッた… すっげぇレアなもん見せてもらった 動画…撮っとけば良かった 「……はっ…はぁ…はぁ……はぁ~…~~~~っ!」 戻ってきた悠稀が 両膝抱えて 小さくなって、顔を隠してしまった 「悠稀、ありがと」 「~~~~っ」 「ん…恥ずかしいのに…してくれたんだよな?すっげぇ嬉しかった。ありがと」 「…~~に……って…い?」 「ん?なんて?」 顔隠したままだから よく聞こえない 「~~っ…嫌いに…なってない?」 泣きそうな顔上げながら そう、聞いてきた 「な…なってないよ。なんで、喜んでるって言ってんのに、嫌いになんだよ?」 「っ…凌久……綺麗だから……なんか…綺麗とは…真逆の事…しちゃったから…」 「はあ?悠稀さ…その綺麗って何?俺、そんな綺麗な人間じゃないんだけど?」 俺が、そう言うと、ぶんぶん首振って 「凌久は…夢の中でも綺麗だから…」 「いや、それは悠稀が美化した俺だ」 「そうじゃなくて…凌久の夢…綺麗だから」 「…えっ?なんで、俺の夢なんて分かるの?!悠稀…そういうの分かんの?!」 ヤバいヤバい 何…霊感あると、そんなん出来ちゃうの? 悠稀に見られちゃマズイ夢、てんこ盛りですけど?! 「ううん…凌久…可愛い寝言…言ってた」 「えっ?!なんて?!」 何の夢だ?! 「俺とのペアリング探して…いいの見付かって喜んでた」 「……あ、そう」 良かった… 超絶マトモな夢だった 「凄く…嬉しそうにしてて…」 「いや、まあ…それは、悠稀が見たって嬉しい夢だろ」 「だから…なんか、そんな凌久に…あんなの見せたら…なんか、今更だけど…うぅ…凌久に見せる様なものじゃなかった」 「いやいや…俺が喜ぶからってしてくれて、俺がすげぇ喜んでんだってば」 悠稀の中の 俺は綺麗…って決めつけは、一体何処からやってきたんだか… 「あのさ…そんな綺麗とか思われてたら俺…あんまり悠稀に、エッチな事出来ないじゃん?」 「違うよ、凌久…何をしたって…凌久の根底が綺麗なんだよ」 「……ぶっ!そんな、大真面目な顔して言われても…どんだけ理想の俺、想像してんだよ?」 「違うってば!理想じゃなくて、凌久は、そうなの!」 そうなのは、お前だよ 俺と、どんだけ色んなセックスしてきて 俺とのキス想像しただけで、あんなんなってんだよ? まさか、キス想像してやってたとは… 綺麗過ぎだろ 「なんか凌久…元気になった?」 「ん?そうかも。悠稀のやっらしい顔見たら、めちゃくちゃ元気出た」 「~~っ…よ…良かった...」 可愛い 優しい 可愛いさと優しさで出来てる この奇跡みたいな完成品が 俺の恋人である事実… 奇跡だな

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