静かな室内に腰を打ち付ける音が響き渡る。 ローションでぐずぐずになった悠里の後孔に、後ろから突っ込まれるその猛々しいペニスはまるで蒸気機関車のように一定のリズムでズブ、ズブ、ズブと悠里の中を突き進む。 「う……っう…っあ」 悠里は久しぶりに中を犯される感覚に、悶え耐えている。 後孔をほぐしている間ずっと、悠里はあんあんと腰を震わせながらも『梶さん僕も梶さんのを口でさせて』と懇願したが、ダメそれは次やってと断わった。こんな滅茶苦茶エロい顔でフェラされたらいくら梶でも瞬殺かもしれないと思ったからだ。 「あーきもちいい……」 前回ヒート中に悠里と交わった時は、無我夢中で快楽に溺れて感覚が麻痺していた。 今は少しの刺激でも確実に脳に伝わり、しっかりとひとつひとつの微弱な反応もダイレクトに感じることができる。 リズムに合わせたような悠里の喘ぎ声を聞いていると、悠里にもっといろんな言葉を話させたくなってくる。 「あっ……あっ…あっ…あっ…」 悠里は突かれる度に腰を跳ねさせて、可愛い声を上げる 「んっ…はげし…っ」 激しくされると快感がすごいのか喘ぎごえがエロさを増す。 「う……っう…っあ…なか、なか……すごい……」 「…っ…すごいの？」 ついつい確認したくなる梶は、すごいと言われる度に中のモノを大きくし悠里の中を掻き乱す。 「んあっ今おっきくなったら……んん……」 穴襞の吸い付くようなうごめきが梶の男根に直接伝わってくる。 やばい気持ちよすぎる。 「……すごい……すごくいい……です」 悠里は最中も敬語が出てきていることに気がついてないだろう。 「もっとほしい？もっと？」 「んっ…ほしい…っです」 やばい。かわいすぎると背中に覆いかぶさり後ろから手を回して悠里の乳首をまさぐる。 「あっ……」 大きな手を下へ移動させ可愛く勃起した悠里のそれを撫で上げる。 「すっげぇ、エっロ……なにコレ？……」 必死に後頭部を振ってイヤイヤそぶりを見せるが、それが気持ちいい時の反応だと梶は知っている。 「ココもうべとべとだぞ……」 何度か扱いてやると悠里はまた達しそうになる。 「……っ触んな…い…っ」 すぐにイキそうになる悠里の根元を押さえて射精をくいとめる。 そうすると後ろの穴がきゅっと締まって梶のペニスを絞り上げようとぴくぴく痙攣する。 いったんずるりと中の物を引き抜き悠里を仰向けにする。 そこから梶は慣れた感じで巧みに体位を変えた。 顔中にキスして舌で涙を吸い取る。 「わるい、顔みてイキたいから」 そう言って梶は悠里の股を大きくM字に広げた。太くて筋肉質な腕はカッチリと悠里の足をホールドし、そのぬめっと光った亀頭を中にゆっくり挿入する 「あっ……や、だ……ぁ」 「嫌じゃないだろ、ほら、なんていうんだ？」 中ほどまで挿入して悠里の言葉を促す。 「きもち、いいの、もっと奥まで……」 その言葉を合図にズボッと最奥までねじ込んだ。 悠里の色白の体がピンク色に染まって全身に汗をびっしょりかいている。 悠里の感じる場所をピンポイントで突きまくる、あまりの気持ちよさに体だけでなく心も全部奪われそうだ。 「あー、俺がもうだめ。我慢、できない」 ピストンはスピードを増し、たたきつけるようにパンパンパンと音を鳴らす。 「やばい……締まる……まじで、はぁ……気持ちいい……」 悠里の右足を肩に担ぎ、違う角度で突き上げる。 右手で白く丸い尻をもみ、やばい全部食べてしまいたいと思った。 「おねがい……梶さん……もういって……おね……がいもう……むり」 悠里の泣き声まじりの懇願に梶は猛烈に突きまくる 「いやぁ……い、いい……イク……」 「いっしょに、いこうな、な、もう少し我慢しろ」 「やだ……イクむり……うう……」 悠里は体をエビ反りにしてから絶頂を迎えた。 悠里の切羽詰まった艶声が耳に届いた瞬間 「おい悠里……どこ…だす？なか……出すよ……おくに出すよ……」 激しく揺れるベッドの上で、梶は悠里の最奥に勢いよく射精した。 お互いに出しあったものをウエットティッシュで拭い、下腹部をそれで拭いてやると「冷たいっ！」っといって悠里が抱きついてきた。 悠里から抱きつかれるのが嬉しくて、梶は我慢できず、口を柔らかい悠里の唇にあて、押し開くように舌を突き出す。 悠里の見開かれた目が狼狽えるように揺れたが、次の瞬間には桜唇がとろりと溶けた。 僅かに開いた唇の奥から朱色の可愛い舌が現れて梶の舌に可愛く吸い付いた。 ちゅうという音と共にまた時間をかけて口内をむさぼりあった。ああこれは終わりがないなと思った。悠里はピタリと梶にひっついてくる。 梶は悠里の腕をとって 「シャワー行くぞ」 と悠里を浴室に連れて行った。 「シーツ汚したの、嫌だから」 悠里はそう言って四つん這いになって汚れたシーツをはがしにかかった。シーツは二人の愛液で汚れていた。 「ははっ。どんだけ掃除好きなんだよ」 そう言って梶はシーツごと悠里を抱きかかえて浴室まで歩いて行った。 お互いの体を洗い合い、目があったら梶が優しくキスをした。湯船にお湯が溜まると悠里を先に入らせて 「ちょっとつめて」 と言って、無理やりいっしょに入った。狭いので体がくっつく。梶は背中から抱きかかえるように悠里を抱っこした。 額を肩に置いて悠里の背中越しに 「いなくなるかと思った…」 と悠里の首筋にキスした。 涙が溢れだした。 気付かれないように我慢したけど肩が震えてすすり泣いているのが梶にも伝わってしまった。 「梶さん……好きです」 そう言うと狭い湯船の中で無理やり向かい合わせになって梶に腕を回して悠里は抱きついた。 「俺も、好きだよ……泣くなよ。好きだよ、初めて会った日から悠里以外は考えられない」 首すじにチュッチュと印を付けた。