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第28話 悠里の初めて*

梶を風呂釜のふちに座らせて開いた足の間で悠里は正座している。 悠里は他人のモノをしっかりと見たのは初めてのようだった。 勃起していないのに大きな梶のそれに驚き、急に自分のそれのお粗末さが恥ずかしくなったのか隠すようにもじもじしている。 巨大なのが自分の中によく入ったなと思っているのか、悠里はじっと凝視していた。 「悠里、口でしてくれるんだろ?まずは悠里のやり方でやってみて」 そういって梶は笑いながら悠里の唇を指で撫でた。 悠里は根元の方を手で持って恥ずかしそうに舌を出し、ペロペロと先っぽの方を舐めだした。 大好きな悠里が自分のモノを舐めている姿というのは結構胸にくるものがあるな。と梶は嬉しさのあまり悠里の髪を撫でた。 悠里は男根を咥えながら上目遣いで 「どうですか?モゴモゴ……気持ちいいですかモゴッ……」 咥えながらしゃべるなよ、と吹き出しそうになったが、必死に頑張ってしゃぶっている姿を見ると何も言えず、ただただ可愛くて、その可愛さに自分のそれは口内でまた大きくなった。 信じられないほど立ち上がった梶のモノはα独特の形をしている。、最大限の膨張をなしたそれを目にした悠里はその巨大きさと形に思わず息をのむ。 「勃ったな」 口の中に咥えきれない大きさに驚いて固まっている悠里の腕をとって梶は悠里を立ち上がらせると引き寄せてキスをした。 「んんっ……梶さん待って、まだ途中だから、ちゃんとイクまでやらせて」 「わかった。わかったけど、このままだと体が冷えるから、な、」 悠里のぎこちない口での行為では多分時間がかかる。 下手したら一時間ぐらいずっとくわえさせてしまいそうな気がしたので、早々に中断させて悠里を膝の上に抱えた。 キスしながら悠里のおしりをもんで、その柔らかさを堪能した。 さっき入れたばかりだった後孔はまだ柔らかく、中指の先端部分をクプリと呑み込んだ。 「ひやぁ……、梶さん……ちょっとまっ……」 梶は悠里の言葉をキスで呑み込んだ。 風呂場の中にも置いてあったローションを手に取り、悠里の穴に塗り込んだ。 「な、なんで、こんなところにまでローションが置いてあるんですか……」 準備のよさに悠里は驚いて梶をみつめた。 「ききたい?」 梶はニヤリと笑った。 「悠里が一緒に住んでいる間バスルームでしか自己処理できなかったんだ。あの時の分まで責任とれよ」 そういうと、おしりを持ち上げてじわじわと梶のモノを悠里の穴に突き入れた。 「う……っう…っあ」 悠里の声は浴室でエコーがかかり、より一層淫猥に反響した。 対面座位の間中、悠里は振り落とされないように梶に必死にしがみついていた。 大きく腰を動かせないから、ただ前後に揺さぶられるだけの挿入だった。二人の腰が緩やかに動くその様は丁寧で、とても心地よかった。 梶は口の中へ誘うように唇を開き、悠里が唇を合わせるとその舌に絡まり吸い付いてきた。その間中キスをして空いた左手で悠理の乳首を摘まんだ。喘ぐ悠里の熱い息を呑み込み、梶はその美味しさにより一層興奮して前後にもっと悠里を揺さぶるのだった。 「あぁ、梶さん…すごい…すご…い…出る…でちゃいます……」 座位で悠里の体重分の重さが加わり奥までぎっちり挿入されているからか、またすぐ悠里は達してしまった。 梶は悠里の髪にキスをする。 「もうちょっと頑張ってくれ……」 悠里を立たせそのままバックで挿入した。悠里の後孔はさっきまで梶の物にかき混ぜられていたので、モノの太さにも馴染んでいるから激しくされても痛みはでないだろう。代わりに快感だけが増しているようだ。 梶とは足の長さが違うので悠里がつま先立ちになり、互いの位置を合わす。 梶は下から押し上げるように悠里の中へ奥へと捩じりこむ。 もっともっと自分に夢中になってほしい。もっと貪ってほしいという思いから、悠里は自ら腰を動かした。パンパンとお互いの物が密着するたびに、バスルームの中に音が反響する。梶の荒い呼吸の音、そして悠里の喘ぎ声。淫猥な体が重なり合う。 「なあーくそきもちいい」 「う……っう…っあ」 梶はまた体位を変えようと悠里の中からモノを引き抜いた。 今度は悠里を抱え上げ、悠里の背中を壁に付けると持ち上げた状態のまままた挿入した。 「梶さん、体が浮…いて……ううわぁ……ああっ……つっ……」 梶は抱え上げたまま悠里を突き続けた。フィニッシュに向けて、もう言葉はなくなっていた。 二人は腰を打ち付けながら、強く強くまた口づけ合う。 「そろそろ出させて……」 上も下もぐじゅぐじゅに溶け合っていた。梶の本能が種を撒き散らしたくて仕方がない。悠里の両方の太ももをしっかりと支え、スピードを増してより一層深く強く奥底に連続でぶつける。 ドクンと精子が尿道を駆け上がる快感が梶を包み込む。 最後には頭を振りながら悠里が鳴き叫ぶ状態まで行為を堪能して二人で果てたのだった。

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