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第26話 *

 ユリを抱きかかえ、庭に出て、井戸の横にある大きく平たい石の上にユリをおろした。  その石はユリが寝転べるほど大きく、普段ライモが洗濯や水浴びに使っている。  裸で膝を抱えて丸まるユリの背後から、桶で水をゆっくりかけ、石鹸で長い金の髪を洗ってやる。 「……いい匂いがする」  髪を洗われながらユリがポツリと言った。 「庭に生えてるハーブを入れたんだ」 「石鹸、ライモが作ったの?」  ユリが驚いては聞いてきたので「そうだよ」と答えた。 「ライモは凄いな……。何でもできる」  ユリが関心したようにの言うので、ライモはくすぐったい気持ちになった。  髪を水で流し、再度石鹸を泡立てる。 「次はこっちだ」  石鹸のぬめりを借りて、ライモの腕がぬるんとユリの脇から胸まで届いた。 「ひゃっ!」  そのまま背後からユリを抱き、腹や胸を洗ってやる。 「な、なんか、スッとする……」 「少し薄荷(ハッカ)も入ってるからな」  たっぷりの泡を塗りつ洗っていると、薄荷(ハッカ)の刺激でユリの胸の突起がツンと勃ち上がってきた。  さらにそこを泡のぬめりで刺激する。 「あっ、あん、ライモっ!」  泡を手で拭い、ユリの乳首を外気にさらしてみた。  薄暗い部屋でしか見ていなかったそこは、明るい陽の光の中で見ると、実に可愛いらしいピンク色をしていた。  再び胸を泡で包み、両手で撫で回す。  ライモは手のひらに当たるプツリとした感触を(もてあそ)び、楽しんだ。 「んぁっ! そこばっかり、いやぁ」 「嫌? 気持ちいいだろ?」  ユリはライモの腕の中にすっぽりと包まれながら悶える。

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