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第27話 *

「ほら、触ってみろよ」  ライモはそう言ってユリの手を取りユリの胸に持っていった。  ユリの手に自身の手を重ねて、その勃ち上がった乳首を触らせる。 「あっ、あんっ、やぁっ」 「摘んで……そう、クリクリって」 「あんっ、ら、ライモっ」  耳元で囁きながら、誘導してやると、ユリは困惑しながらも自身で胸を弄り始めた。  ユリが自身で胸を慰めている間に、ユリの股間のモノを優しく泡で包み込み、ソコも洗ってやる。 「あ、ライ、モっ! あんっ」  『洗う』と言う建前でそこをぬるぬると扱いてやると、ユリは可愛らしいソコはどんどん堅くなっていく。 「はっ、はあんっ!」  薄荷の刺激もあり、ユリは身体をビクビクと震わせてあっさりソコから白蜜をこぼした。 (ああ、マジで可愛いなぁ……)  ユリを背後から抱きしめながらその光景を眺め、首輪がつけられたうなじを舐めた。  そこは何か術がかけられているようで、ピリピリと舌に電流が走るような感覚がする。  この首輪を外し、うなじを噛み、ユリを番に出来たらどんなに幸せだろうか。  発情期のΩはαにうなじを噛まれると、そのα以外の者との性交には強い拒否反応が出る。つまり番のαだけとしか性交しなくなるのだ。  発情期のユリはかなり性衝動が強い様に感じる。オークのライモにすらこんなにも甘えてしまうのだ。  これまでの発情期には同族のエルフに慰めさせてきたのだろう。  今回の発情期が終ればユリは仲間の元に帰り、次の発情期にはライモではなく同族のエルフがその身に触れる事になる。  ライモはそれを考えると頭がおかしくなりそうなほど、悔しさを感じた。  ライモがそんな風に感じたのは生まれて初めてだった。

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