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5.陽加の職場と変わり果てた溜まり場
今日は90分出張で一件だけ入って中央町繁華街ラブホで40代の自称公務員の客の相手だ。
何度か指名されてるけどアソコはめっちゃ小さくて、挿れたりはしないけど俺のオナニーショーを見て自分もシコるか玩具でお尻弄られるくらいだ
今日はアナニオナニーをいやらしく見せつけて、彼はめっちゃ興奮してシコってる
「あっ……アアンッ!イッちゃいそうです、内田さん……いい?」
「ああ僕もイクよ?今日は同時にイこうね?」
俺も強めにシコり出してラストスパートを迎えた
「アアッイクイクイクーーー!ぬあっ……」
「陽輝くん!陽輝くん!アアッーー」
ドピュッ!ドピュッ!ドピュッ!
本当に同時に果てて、向かい合ってたから互いの精子が互いの身体に掛かった
「今日も可愛い陽輝の姿を見れて興奮したよ、明日からも頑張れるなぁ」
終わりのトークをシャワー浴びながらしていた
「フフッ恥ずかしいよ……でも嬉しいな……また待ってるからね?」
「当たり前だよ、陽輝と会えるのだけが楽しみなんだから絶対また来るからね?」
「今日もありがとうございました……バイバイ」
「気をつけてね陽輝ちゃん……これタクシー代だよ?じゃあね」チュッ
こうして今日の接客は終わった
こう言う機嫌取りはいらない……
でも受け取るけどね
店的にはNGだし金に特別困ってる訳ではないけど、貰って損はないし受け取りはする
事務所戻ったら19時過ぎで今日は上がり
「「お疲れーっす」」
「お疲れ様ー」
それから直ぐ店長のミッチーさんに呼ばれて
「陽輝くん……最近出勤どんどん減らしてるけど、辞める方向で考えてるの?」
急になんだろ?
「身体負担を考えて減らしただけですよ?今はまだ考えてませんし、俺中卒ですから中々やりたい事も見つかりませんから」
店長はホッとした様子だったけど、俺が辞めちゃ困るのかな?
「いやごめん確認しただけだよ、恋人が出来たとか特別な客と外部で会ったりしてないか心配でね」
そんな事ならどっちも心配いらないのに
「大丈夫ですよ?
恋人なんか居ませんし、客との距離感は保ってますからご心配なく」
「まぁアンタなら確かに心配ないな。
でも人気ボーイだし失うのも惜しいしな」
はっきり言えばこの業界も序列とか人気度で人間関係は変わるから面倒で特に気にするボーイとかからは嫌われてるのは分かってる
もう5年もやってれば慣れたもんだけどね
まぁ一番仲が良いと言うなら後輩の1人の駿くんとか同い年の幸人かな?
店長は入りたてから知ってるからまだマシな方だけど、特別仲良しと言う訳でもなく普通の上司部下ってくらいだ
「じゃあお先に失礼しまーす」
「「お疲れしたー」」
出たのは20時前で夕飯もまだだし、食べて帰ろうかと繁華街を歩いてると久しぶりに
《溜まり場》を見てみようかなと通ってみたら、何とも酷い有り様だった……
俺が居た時とはだいぶ変わってしまった……
タバコに酒にODでフラフラ状態の奴や喧嘩にセクハラとバカ騒ぎだ。
噂では男女問わず未成年の売春や麻薬まで斡旋して稼がせてるのが当たり前になってかなり荒れてしかも汚いし醜い異常者集団にしか見えない……
今では未成年の増加で中央キッズとまで言われてる程問題になってる
今のメンバーは大半知らない奴らだけど今仕切ってるのは俺の世代達でやりたい放題やって逮捕者も続出してるのもニュースでたまに見る。
かつての強硬派政権で法改正された強化は継続してるけど平和党政権に戻ってから明らかに溜まり場なんかもこれだけ問題になってるのに放置ぎみだし、犯罪率はまた上がってるみたい
俺も人の事は言えないけど、メンバー時代はここまで酷くなかったし、仕切ってきた同時の世代大輝や咲哉、宗太郎達みたいに統制してた人間が今はいないのも理由だろうね……
憩いや助けを求めて来た子達もこれじゃあ可哀想だよ……
知り合いに出くわす前に去ろうと歩き始めると
「陽加?陽加なの!?」
後ろから誰かに声をかけられて振り向いたら
「えっ?…………みつ……き?」
驚いて固まってしまった
だってそこに居たのはなんと
昔の溜まり場仲間で1番の親友だった
光希だったから…………
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