それから2人には絶対口外しないよう釘を刺してから俺は初めて自分を蘇生した謎の男達の話から、この5年間の生活や売り専で働いてる事や淳史の事も全て話した。 色んな情報網から大輝の事も探してる事も…… 極度の不安症で１人だと鬱みたいになる事 2人は真剣な顔で最後まで聞いてくれた。 光希は悲しそうな顔したまま…… 「そうだったんだ……でも陽加も水臭いよ！ 生きててくれたのは嬉しいけどまず俺っちらに頼ってほしかった……」 本当に変わらないな光希は…… 直人も 「うんごめんね光希」 「まぁ落ち着けよ。 聞いてる限りまず陽加に蘇生治療したって連中が気になるな。 お前の言ってたJって組織とかの可能性もあるが大輝が壊滅させて明るみにもなって関係者は全て死亡か逮捕された筈だよな？」 そう、人質にされ親父の命令とは言え大輝が本部を壊滅させた。陰で動かしてた当時の総理や官房長官から複数の関係者も殺害した。 あの親父も含めて…… 「俺っちは大輝も生きてて関係してると思う。陽加を蘇生させてまで生き返らせたけど、何かの事情で姿を見せないなら辻褄も合わない？」 確かに光希の言うとおり俺もそう考えてる 俺を生き返らせるなんて大輝くらいしか思えないから。 俺が死んだら悲しむ人…… アイツらのあの言葉も気になる 「たがアイツが生きてるならまた裏の世界で生きてる可能性が高いと思うぜ？ 陽加を生き返らせるのは、まぁ事実は知らねぇけど何かの取引条件でアイツも何かしらあるとしたら裏組織かもしくは奴らの言ってた……」 俺もその可能性は高いと思うけど、そうなると 国の人間……現政府？ やはりJが関係してる？ もしそうならまた復活したのかな？ 「確かにもしJみたいな組織がまた出来て何かの事情で所属してるのかもしれない……」 だとしたらまた大輝は汚い裏の仕事をしてるって事だよね？ 俺に会えない事情も大輝の現状に関係してるかもしれない 「今の時点じゃ憶測だから断言は出来ねぇし、正直まだ生きてるかも……」 「直人！ でも確かに5年経って手掛かり１つないんじゃ身を隠してるか、本当に生きてないか……」 光希は控えめに言ってくれてるのは分かる 光希だって信じたいって感じり 「分かってる…… 俺はただ真実が知りたいだけ…… だから今もこうして生きてるんだよ」 生きてないならないで知ればそれでいい 生きてるなら会いたいそれだけだから 「陽加……仮に嫌な真実だったとしてももう自殺はだめだよ？ 大輝は喜ばないし、俺っちらが側にいるから」 「うん、ありがとう」 どうなるかは分からないけど光希ごめんね、 その約束は出来ない……