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この|人《dom》に従いたい、従わなくちゃいけないと本能で感じるあのプレイは、何年、何度しても慣れないし、その後にどろどろに褒められて甘やかされるのが何よりも幸せで、嬉しくて、今この瞬間に死んでもいいとさえ思える。
「…プレイしてると、いつもよりずっと蓮のこと近くに感じるから、安心する」
もぞもぞと蓮の胸元に頭を寄せると蓮はぎゅっと抱擁してくれる。程よい力強さを感じて、同じ匂いを嗅いでここが居場所なんだと楽に呼吸ができる。
「俺も、怜とのセックスすきだよ」
「ちょっ…!セッ…ていわないで!」
怜の髪に鼻を寄せながら明け透けに言った蓮の言葉に顔が熱くなる。
「なんで?一緒だよ。愛を確かめる行為なんだから恥ずかしいことなんてないよ」
ちゅっ、ちゅと軽いリップ音をたてながら蓮の手がするりと服の中に潜り込んできて肌に触れる。
「ん、…するの…?」
「んー、怜が誘うから」
ふっ、と妖艶な笑みを浮かべる蓮の顔に思わず見惚れる。怜と蓮は二卵性双生児のため、似てはいるが細かいパーツの配置が異なる。怜は中性的な顔立ちで可愛いと言われるが、蓮は怜ほど女性らしさはなく美形ではっきりとした顔をしている。
ぼーっとして遅れた反論をしようと開いた口をキスで塞がれ、段々と力が抜けていく。
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