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第18話※
あの夏からいつも通りの日常が戻ってきて毎日学校に行っては夜遅くまで藍達と馬鹿騒ぎをしてそんな変わり映えのしない日常を過ごしていた
(うぅ"〜寒っ)
肌寒くなり始めそろそろ衣替えし出すようなそんな時期
(何がすぐに会いに行くだよ、、)
薄暗い室内で携帯画面だけが異様に光って眼球を刺激する
俺の送ったスタンプで終わっているメッセージアプリの画面は数日前から音沙汰なく桜とのRINEのやり取りは案外簡略的で素っ気ない
(送る内容も無いしなぁ)
恨みがましく画面を睨みつけても新しい通知が届くわけもなく落胆した俺はソファの背もたれに身体を預けて天を仰いだ
嘘みたいにしんと静まり返った家が何処か物寂しく感じてしまうのは何故だろう
目を瞑って少しするとガチャンッと扉が開く音が響く
「誰、、」
パチンッと電気を付ける音に周りが色付くとリビングの入り口にスーツを着た男性が立っていた
「父さん」
少しの期待に盛り上がった気持ちが一気に萎んでいく
「どうしたの、またお金?」
きっと今日も金をせびりに来たのだろうとそう決めつけて財布から数枚の紙切れを取り出す
「いくらほしっ」
「あぁ、金が欲しいよ、けどこんなんじゃ足りねぇんだよ」
無防備だった背後から全体を覆われ押さえつけられる
「だからお前に良い話を持ってきてやったんだ」
「は?」
相変わらず酒臭い息で話しかける父の手はギリギリと俺の手首を握りこんで俺の手から財布が転げ落ちる
「お前は何もしなくてもこいつらと寝てくれるだけでいいんだ」
「何言っ」
何度も見た父の血走った目に今更怖いなんて感情が湧くことは無いと思っていたが窪んで隈の酷い瞳孔の開いた真っ黒な目は俺に恐怖を感じさせた
「これが息子さんっすか」
「わぁーやっぱ中学生は可愛いっすねー」
父の肩越しに現れた大柄な男達に事の重大さを覚え血の気が引いていく
「辞めろっ」
渾身の力で全力キックを親父にお見舞いしてソファから転がり落ちるように下から這い出すと身体の痛みもそっちのけでテーブルの上のスマホに手を伸ばす
(ッ連絡、、)
大人の男性3人そのうち2人は大柄にこんなヒョロヒョロな中学生が勝てるはずもなく助けを求めた腕もすぐに捕えられる
「渕咲さんダイジョブっすかー」
「暴れてて可愛い〜子猫みたいだな」
ジタバタと藻掻くが上に乗ってきた知らないオヤジが重すぎて手足をパタパタを動かす事しか出来ない
「やめてお願い、父さん」
これから起こる事を想定出来ない程子供では無いので背後に立っている父の顔を見ようと無理矢理首を回転させて顔を持ち上げる
「めっちゃ嫌がってるけど本当にいいんすか渕咲さん」
「あぁ金はもう貰ったしな好きにしてくれ」
聞こえてきた言葉に耳を疑いたくなる、心臓が針金のようにズキズキと痛くて背中に感じる重みのせいか呼吸まで苦しくなってくる
「ハッハッ、、ハッ、」
「やばぁなんか苦しそうなんだけど」
「お前が重すぎんだよ」
「ヒュッ、、ヒュッ」
背後で下品に笑う男達の声耳を閉ざしたい下品な言葉達そのどれもが海底に沈んでいるように遠のいていく
「こいつ過呼吸起こしてんじゃね?」
「めんどーなガキ、おいっ息しろ息」
ゴンゴンと身体を蹴られている衝撃も痛みを感じるよりも意識は底に落ちていく
「死んだか?」
「死んでねーよ、気絶してるだけだ渕咲さんも好きにしろって行っちまったし寝てる間にヤっちまおーぜ」
ペチペチと頬を叩いても反応が無いのをいい事に好き放題する事に決めた2人は着ていた学生服に手をかける
「うわぁスベスベ流石若さ」
あらゆる所を撫で回したり舐めたりして下のベルトに手をかける
「てか実の父親に売られるとかヤベェな闇深」
「それな〜痣だらけだし、ちっちゃい乳首ピンクでかわい〜」
スラックスとパンツを同時に抜き取ると萎えてる息子を乱雑に上下する
「ッ、、、」
「おっ流石に反応したか?」
顔を歪めるまほろに気を良くした男達が会陰から後ろにかけて指を這わせる
「とっとと解して挿れようぜ」
その言葉と共に気が急いてる男は固く閉ざした蕾に指を2本無理矢理捩じ込んだ
「んあ"あ」
「あっ起きた」
突然走った感じた事もない激痛に意識が急浮上した
「い"っいたいっやめて」
皮膚が引き裂かれるような鋭い痛みが下半身から押し寄せ、いても立っても居られず何かに縋りつこうと手は忙しなく動いている
「暴れんなってもっと痛くなるぞ」
頭側に居た男がしっかりと上半身も抑えにきてガッチリと拘束される
首筋にヌルッと濡れたものが滑った感触に鳥肌が立って胃が込み上げる感覚に嘔吐いた
「う"っう"ぇ」
「やっばこの子吐いたんだけど、もう早く突っ込んじまえよ」
色んな感情で身体が一杯になってプルプルと何に震えているのか分からなかった脳が沸騰しそうな程熱を持って思考がボーッとしていたが足元から聞こえてくるカチャカチャという音にギョッとして首を上げる
「おねが、、ほんとに、それだけは嫌だ」
俺の足の間に座り込んだ男の股間はピンッと天を向いて反り立っている
これが自身の体内に押し入るのかと思うと今ここで死んでもいいと思えた
「やだ!!やめろ!!そんなの入れたら舌噛み切って死んでやる!」
「おーおーそら困った」
逃げる隙はないものか僅かな希望を求めて目を見張るが目に付くのは大して困った様子もない男達の表情だ
「ひっくり返して口にパンツでも突っ込んどけ」
コロンっと赤子を転がすようにうつ伏せにされ口にパンツを詰め込まれる時一緒に入ってきた指を最後の抵抗とばかりに食いちぎる勢いで噛み付く
「い"ってーーー!!何すんだこの糞ガキ」
ガツンッと走った衝撃に視界が揺れるそれが1発2発と続くと後ろにいた男が制止の声を掛けて今度は下半身に別の衝撃が走った
「あ"ぅ"ぅ"っや"ぁ」
ミシミシと肉が引き裂かれる痛みに上げた叫び声も口の中に入れられた布に吸収されていく
それから数時間乱暴に揺さぶられ続けた身体は気づくとプツリと電源を落としたように意識を保つ事を放棄して深い深い暗闇に沈んでいった
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