「ひぁっ、、、」 肩甲骨から脊椎を辿って丁度脇腹の後ろ辺りに口が触れた瞬間身体が勝手にビクッとしなった 「それやめっ」 「何で〜？怖い？」 耳の後ろから囁くように声が掛かってそれにも一々反応してしまう 「背中あったかぁ、ちょっと汗ばんでる」 実況報告よりも想像していた100倍ゾクゾクする感覚に思わず名前を連呼する 「桜、、桜ぁ、、」 「どしたぁ？」 「擽ったぃ、、」 直ぐにこめかみにキスをして心配そうに顔を覗いてくる桜、俺はあまりにもピクピク反応してしまう事が恥ずかしくなり嘘の申告をした 「擽ったいねぇ、、怖くないならいいやぁ」 「ぅっ、、、ん、、」 再開した動きに見えない場所でいつ来るか分からない衝撃に備えても触れるか触れないかの位置でスルスルと動かれて背中が弓なりになる 「こわぃ、こわいからぁ」 「ほんとに？腰揺れてるけど、ベッドに擦り付けてるの？やぁらし」 反る度持ち上がった腰が定位置に戻りいつしかそれは別の快感を産むようになっていた 「ま〜、それならご待望の前を弄ってあげようかぁ」 重力に逆らって持ち上がった身体が再び仰向けにされると緩い刺激からやっと下半身に得始めていた明確な快感を没収されて涙が滲む 「きす、、きすして桜ぁ」 「この前1人でシてた時もここ弄ってたけど開発されちゃったの？」 「ちがっ、、思い出してたの、桜が触ってくれた時のこと」 要望に応えるがまま可愛いキスが降ってきて素直になった俺は何をオカズに抜いていたのかあけすけに答えてしまう 「はぁ〜〜、ほんとに何で触れないんだろ」 「桜？、、、んぁっ、、」 ジクジクとむず痒い場所に求めていた刺激が訪れて甲高い声を上げてしまう 「左寂しそうだから触ってあげて」 口は1つしかないので言われるがまま指先を胸に持って行ってスリスリと撫でる 「んんっ、、はぁっ、、」 「気持ちいい？そんなに腰反ったら明日痛くなるよ」 「きもちいいっけど、、、」 「けど？」 ズクンズクンと下腹部に熱が集まる度呼吸が荒くなりもどかしく宙に腰を振ってしまう 「たりないっ、、んっ、、」 「フフッ、足りないかぁ、見て乳首ぷっくりして真っ赤だよ」 「んあっ、、だめ、それ、、ぅっ」 見せつけるように唇で突起挟んで潰すように力を込めるも柔らかいものが緩く締め付ける感覚は尚更神経を尖らせるようだった 「めっちゃ濡れちゃってるね」 「ごめ、、桜のなのに汚して」 「いーよ、気持ちよくてぐちゃぐちゃにしちゃったんでしょ？かぁわい、ねぇ自分で脱げる？」 仰け反った腰からズボンを引き抜くのは案外簡単な事でそれよりもパンツのゴムが勃った息子を邪魔して着脱が困難になっていた 「ありがと、ビショビショだねぇ」 耳元で囁かれておずおずと脱いだ下着にお褒めの言葉を貰い実況されるという羞恥プレイに顔の熱がぶり返す 「ちょ、桜っ、、そんなとこ」 「ん〜？あ、我慢汁出てきた」 「うぁっ、ん、、」 桜の唇が頭から裏筋に流れて撫でていくヌルヌルした唇の感触が擽ったいと気持ちいいの間を行き来して苦しい 「まほろさぁ、あの時後ろ弄ってたでしょ」 「いじって、ぁっ、、い」 「嘘つくとこうだよ」 「ひぁっ、、やめ、触ってたっからぁっ、、」 裏筋を唇で挟まれてグリグリする強い刺激に腰が痙攣して力が抜ける 「後ろあんまり気持ちよくない？」 「う、んっ、、」 「教えてあげようか、、良くなる所」 チュッチュッと上がってきた口元が目の前でニンマリと口角を上げてドロドロした眼差しを向けられる 「良くなる所、、？」 「そ、まほろのいい所」 力が抜けてベッドの上に落ちていた利き手が桜に誘導され勝手に下半身に伸びていく 「ごめん、冷たいかも」 「ひっ、、ぁ」 「今度から温感買うから許して」 いつの間にか飛んでいたローションの蓋が開いて会陰から流れ落ちてくる 「ベッド汚れちゃう、、」 「気にしなくていいよ、余分なくらい使ってしないと気持ちよくないでしょ〜」 手にもダラダラと零れるくらいローションを掛けて表面を撫でるように動かされる 「ちょ、この格好恥ずかし、、、」 「俺はちょー興奮する」 ボソッと耳元で呟かれて心臓がキュンとする 正常位のような構図なのに1人で後ろを弄るという状況に涙目で目の前の人物を見上げた 「ん？人差し指ゆっくり出し入れしながら挿れて？」 「うぅ、、ぁ、」 「そーそー、いい子、第2関節くらいまで入ったらお腹側ゆっくり撫でてみて」 「んぁっ、、、」 耳元で優しく誘導する声に操られるみたいに指を動かすと1度触れて怖くなって辞めた場所に指先が触れて膝が内側に倒れる 「コリコリしてる所見つけた？それが前立腺って言ってまほろのいい所」 「ん〜ぅ、、なんか変、、」 「どんな感じ？」 「ゾワゾワして、、なんか出ちゃいそう、、」 救いを求めるように顔を上げれば耳から口へ何度も唇が降ってくる、そのまま赤く染まった突起に口を付けて次の指示を出した 「指止めな〜い、優しくトントンしたり、たまに引っ掻いたりして」 「ぁっ、ん、、はぁ」 「こら、俺が触ってあげるからまほろは後ろに集中して」 もどかしくてうねる腰に耐えきれず反対の手を勃ち上がった物に伸ばそうとしたらあっさり跳ね除けられて代わりに唇が触れる 「やぁ、、ぅっ、、ん」 「ピクピクしてる、気持ちい？ほら、自分で乳首も触りな」 「だめっ、、ぅあっ、、」 強かった中の刺激がいつの間にかビリビリと腰に走って桜の唇に押し付けるように腰を突き上げた 「桜っ桜、、もう、、」 「イけそう？いいよおいで」 「ぎゅって、、して、さくらぁ」 長い口付けに吸い込まれた嬌声が代わりとなって激しく腰が跳ね上がる 「んんぅっ、、、ひぁ、何これ、とまんなぃ」 「中イきできた？上手だね」 内壁が痙攣して長い快感が止まらない、勃ったものからは勢いを失った精液がとろとろと溢れ出ている 「えろすぎる、、」 「さくらぁ、、ちゅーして」 「はぁー可愛い、眠いの？まほろ」 ゾワゾワした感覚が蔓延して気怠い身体にボーッと瞼が下がるとリップ音とフワッと触れた唇の感触だけが感じ取れた 「片付け、、」 「そんなのいいよ疲れちゃったでしょ、今日はそのまま寝な？」 「桜、、好き」 「フフッ、分かってるよ、おやすみ眞秀」 初めての達し方に身体が一気に弛緩したのか猛烈な眠気に襲われ幸せな夢見心地のまま本物の夢の中へ誘われて行った