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ジェラルドの失態[15]

「ああ……可愛すぎるよ……」  ジェラルドは溜息をつくようにそう呟いた。 「やだ……そんな見ないで……」  顔を手の甲で隠しつつ恥ずかしがるレオネにジェラルドはさらに煽られる。  ゆっくり愛でようと思っていたのに、もう股間が痛いくらい張り詰め、早くレオネと繋がりたいと思った。 「レオネ……!」  ジェラルドはガバッとレオネをベッドに押し倒した。 「ジェ、ジェラルドだめっ!」  レオネの抗議に構わずレオネの首筋や肩に舌を這わせる。 「ま、待って! あのジェラルド! 本当に待って!」  レオネが本気で止めていると気付いて、ジェラルドは一旦動きを止め、レオネの頬にくちづけを落としつつ聞いた。 「ん? 嫌か?」 「あ、あのですね……アンナさんが、宝石が傷付くから……その、えと……」  レオネはさらに顔を赤く染めつつ小さい声で言った。 「私が……、う、上に乗るべきだって……」  ジェラルドはレオネの言葉を反芻しつつ、ゴクッと喉を鳴らした。  どうやらあの外商はレオネにとんでもないことを吹き込んでくれたらしい。そしてレオネはそれ信じているのか、信じているフリをしているのか、そのまま実行しようとしている。  どちらにせよジェラルドとしては大歓迎だ。 「そ、そうか。じゃあそれで……やってみるか?」  ジェラルドがそう言うとレオネは俯きながら頷いた。  ジェラルドはベッドに仰向けになり、レオネを招く。レオネはジェラルドに脱がされかけたローブを再び軽く肩に戻しながら、躊躇いつつも近づいてきた。  レオネの左足首にアンクレットが光る。  ブレスレットと同じデザインだ。  ジェラルドはレオネの手を取ると、自身の腿あたりに跨がらせた。  ジェラルドの股間は既に天を向き、バスローブを押し上げている。ソコにレオネの視線が向けられているのを感じた。  レオネのブレスレットを付けた右手がジェラルドのローブの紐を引っ張る。  レオネの手により紐を解かれ、ローブの合わせが開かれた。 「ハハッ……恥ずかしいな」  普段レオネを脱がすばかりで脱がされたことが無いジェラルドは思わず照れ笑いした。  すっかり堅く膨張したジェラルドの中心がレオネの前に晒されている。レオネはそれを熱っぽく見つめて言った。 「こんな……入るのかな……」  レオネが白い指でジェラルドのソレに微かに触れ、その刺激でヒクッと反応してしまう。 「いつも旨そうに咥えこんでるぞ」  ちょっと意地悪にそう言うとレオネは色っぽい目で睨んできた。

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